クライアス社の社長の心の闇が分かってきた。過ぎゆく時間と共に万物が変化することを嘆いているわけで、これは「傍観者の悲しみ」だ。自分自身を世の中の変化の一部として捉えることが出来ないから、変化を否定的にしか見ることができず、時間を止めれば幸せになるという思考になる。これは自己形成的でない人間(何もしない人間)にありがちな傾向でもある。自分の人生を形成していくのではなく、周囲や世界の変化を傍観することに終始する者は厭世観に行き着くか、自我に破綻を来たす。
希望とは行動する者(自己を形成する者)の心底から沸き起こるものだと思う。はなはこれまでの経験からそれを自覚していると思うし、脚本もそういった哲学的要素をかなり考え抜いて書かれていると思う。
年明け早々に戦況がハードモードになってきたけども、終盤の展開として素晴らしい。
ジョージがなぜそこまで時間を止めることにこだわるのか、ヒントになりそうな言及が。理想の王国が民衆の好き勝手のせいで滅んだ、ってこと?
ジョージと写るあの写真の女性は未来のはなか、来世のはなか、他人の空似か…。1話で前髪を切る前の状態に似てる気もする。
はなが人の悪い心について指摘され過去のトラウマフラッシュバック。乗り越えはしたけど、やっぱりどこかで引っかかってるんだろうな…「でも私はプリキュアだから」って少し無理してる感が。
ベネターがつきつけた反出生主義、pleasure(アスパワワ)とpain(トゲパワワ)の非対称性にプリキュアが一つの答えを出す流れになりそう😭次回予告ですでに号泣してしまった…😭
え、待って、はなの未来……いやいや、いやいや………
つまりイケメン社長はメンヘラロリコン紳士と
いよいよ最終決戦って感じだね
クライめっさキモいな
本日の夜実況。
この回を単独で観ると悪くない気もするが。
はなとよく似た、但し顔が隠された女性が2回映る。内訳は写真と回想で、それぞれは一瞬。
彼女は恐らくは社長の嫁で、キュアエール本人。社長の動機に深く関わっているのはこの女性であろうと匂わせる伏線。
社長は何故、それほどまでに時を止めたいのか?彼女を失ってしまう絶望的な未来が耐え難いものだから?
繰り返しになるけど、もし社長の動機が嫁を失ったという私怨であったら、このキャラクターはどれほど魅力的だったか。写真の女性の正体が語られなかったから、そのせいで社長は、抽象的な「民衆の悪意」なるものを激しく憎む、何を考えているかわからないキチガイに成り果ててしまった。
おそらく尺の都合なのだろうけど。オールスターズ回なんかに2話も使うぐらいなら、社長の動機をちゃんと話して欲しかったのである。たった2回、一瞬映っただけのこの女性が社長の動機であると、観る側に察しろというの?1年もので話数は十分にあったはずなのに、そんなぶん投げがあっていいの?
この回も、回収されない伏線を投げっぱなしにしてうやむやにした回。
本当の動機が説明されない悪役に魅力を感じない。だから、「良くない」。
本日の夜実況。
前回視聴の感想と全く変わらないけど、それで終わりではあんまりなので。
社長の動機を知りたかった。どうやら、ここにきてようやくそれが明かされたということらしい。民衆の悪意(トゲパワワ)を止める必要があったと言うが、自分には社長の言うことがまるで理解できなかった。まぁ、自分も大概頭わるいんだろうけどw
「時を止めたい」理由が抽象的すぎて、この男は人の姿をしてはいるが、本当に血の通った人間なのだろうかと。真の動機が私怨であったほうが、よほど悪役として魅力的だと感じた。例えば、「民衆の悪意によって肉親を殺された」とか。
社長もやはり人の子なのか、ジャアクキングのような宇宙的理不尽なのか。自分は、人である様に描写されていると感じていたから、社長の言うことにも一理あり、そうであればこそプリキュアに救われるような結末を希望していた。
はなとよく似た女性が回想と写真、2回登場する。
「彼女ははな本人だった」と、坪田さんがアニメ誌で語ったらしいのを後で知ったけど、こんな大事なことが本編で説明されない脚本には納得できない。
あの短いシーンからそれを察しろと言うのはシリーズ構成が破綻したしわ寄せとしか思えないし、また、作外の補完は作品の要素とは認められない。
「社長の動機は私怨であり、彼も人の子だった」
このことがもし分かる形で明かされれば、繰り返しになるが、自分にとってははるかに魅力的な物語だった。
マザーはじめ、劇中の重要な要素がここに至るまでほとんど説明されていないが、一番知りたかったのは社長の動機だった。
社長は何がそんなに悲しかったのか。
いつまでも経っても抽象的な話しかせず、共感の余地がない。
クライの隣に写っているのは…。
しょうゆは、テーブルの上にありませんでした?
正月イベントで流すかと思ったら、重いはなし
次回、たぶん泣く
クライアス社の社長、あらためて「人類が生まれることは悲しみ」という反出生主義的主張。