小学6年生のおっこ(関織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館〈春の屋〉に引き取られることになった。旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることになった。慣れない若おかみ修業に、毎日失敗の連続・・・。
「あたしって、ぜんぜんしっかりしてないじゃん。」
落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!
主人公がかわいそう過ぎて・・・・泣きました
まず、おっこちゃんが両親を交通事故で亡くして…という物語の始まりからして重いけど、見応えがある
そして、終盤に現れる旅館のお客さんがその事故の加害者で…、だけどおっこは若女将としてお客さんを受け入れるというラストが泣ける……ズルすぎる
あと、中盤に出てくる占い師のお姉さんがカッコよすぎる……。外車乗りのワイルドで奔放なハーフとか小6女児じゃなくても惚れます
ジブリ出身監督で映像も全体的にジブリっぽい
思ったよりヘビーな設定だったけど温かいお話だった。
思ったよりファンタジーな話だった。幽霊たちに励まされながら自立していく主人公にグッとくる系作品だった。児童労働と資本主義の闇みたいな話かと思っていた(絶対違う)。わりと淡々と進むのがまたクる。ピンフリも結構やり手でこの街はどんだけ小学生だのみやねんと思ったww
当時日和って書かなかった感想を追加
文句なしに優れた作品だが、こんなに重たい解答を小学生に背負わせて、
大人はそれを手放しに喜んでいていいのだろうかと考えてしまう自分がいる。
どん底に叩き落した少女がもがく様を、喜んで見物してしまうのは
自分の純粋さを取り戻すためだけの行為のようで業が深いですね。
もっとこれは私のための話なんだと思えたら、
つまり、「おっこはあの時の私を救ってくれた」みたいな感動が得られていれば
少しは罪悪感が薄まったのかもしれませんが、これは私がフワフワ生きてるからなんだろな。
例のお客を秋好旅館移ってもらうことになっていたようだが、
この判断は、女将としてなのか、祖母としてなのか、はたまた母としてなのだろうか。
もし遺族としての行動なのであれば、おばあちゃんは女将としてもおっこに救われたのかもね。
あとは、おっこに見えてる両親が、幽霊なのか、おっこの幻想と捉えるかで、
受け取るメッセージが違いそう。
視聴終了
評価A(面白い作品)
いろんな人からの評判で前々から気になっていた作品。
一番初めに出てくる感想としては、おっこめちゃくちゃ良い子やんけ!!!話の全編通しておっこの天真爛漫ながらも女将として客に寄り添って成長していく様子が描かれており、すごく心暖まる内容だった。かと思いきや、終盤でかなりシリアスな展開を持ってきたけど、それもおっこの決別をしっかり描く良い展開だった。
二時間の映画ということで、話が少し唐突だったり、キャラの掘り下げがイマイチと感じるところもあったから、いつかアニメでしっかりと見たいな。ウリボーとの結末も気になる。
子供向けだと侮ってはいけない。すごく良い作品だった
絵とタイトルで食わず嫌いしてたけど、見てよかった。
始めの方はオッコの素振りを見ても両親が亡くなった悲しみには触れないかのような展開で、幽霊との交流を通して成長する姿を見せるのかと思ってた。
だけど、オッコが蓋をしてた悲しみが溢れだすのを真正面から描いてて見てて涙が出ました。それでも周りの力を借りながらもそれと向き合って前を向く姿に感動しました。
難しい話ではないし見てて楽しいので、老若男女、特に子供に見てほしい。
TV版は途中で離脱してしまったけど、劇場版はとても良かった。
少しジブリ感を感じるなと思い調べたら、監督が元スタジオジブリの方だった。
必要な話にフォーカスして、いい感じにまとまっていた。
ちょっとおっこがいい子すぎる気もするけど、グローリー水領がかっこよすぎてどうでもよくなった。
とても美しい作品です。
映像面では、一つ一つの所作のきめ細かさ、庭や林の木々の書き分け、動物・虫のがまるで生きているよう。映像面だけですでに大満足です。鯉のぼりのシーンで感じられる風が一番お気に入りです。
キャラクターも美しい心の方々ばかりで、わけもなく人を不快にするようなならず者は出てきません。
キャラデザは最初キービジュアル見て、15年くらい前の萌えアニメかな?と敬遠してたのですが、そこで売っている作品でもないですし、動きがいいので気にするところではないと考えを改めました。
あと、おっこのお母さんに松本零士感ある
ストーリーもよくできていて、傷ついたおっこが若女将としてみんなを癒していくうちに、自分も救われるという軸が頭からお尻までキレイに通っています。
おっこが一人になると、実は両親の死を受け入れられていない描写が挿入されるので、切なさがこみ上げます。夢のなかの「なんだ死んでないじゃん(うろ覚え)」に胸が締め付けられました。このまま静かにおっこが壊れていく狂気が描かれるのかなーと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。
最後にはお客の前で若女将でいられなくなってしまった、おっこ最大のピンチで、死者は生者を救うことはできません。この辺で涙腺が決壊しました。
その後は”立派な行動”だった思います。
あと感想と関係ないですが、花咲くいろはと千と千尋の神隠しを再視聴したくなりました。