少し間が空いたが、本日の復習分。
リピート視聴だと、バラン編序盤のこの回で、既に涙がとまらない。
神々の使いである本来中立者である竜の騎士が、明らかな私情で行動している。
「竜の騎士の使命」とバランはダイに言ったが、この男は道を誤っていることには気付いているのだろうか。
結局のところ竜の騎士の意思、それ自体が正義であるということか。
「でも悪いひとです!」
「もし竜の騎士様に滅ぼされてしまったとしたら、それはあたしら人間が悪いんだ…」
「生きとし生けるものにはすべて太陽が必要なのだ!」
善悪観に関わる、数々の台詞が胸を衝く。
勇者と呼ばれる資格がないと言い続けてきたダイが、初めて自ら「勇者ダイ」と名乗った。
勇者の使命、責任等。脅威を前に、重くのしかかるあらゆるものをダイが受け入れた。
クロコダインの漢の見せ所よ!!!!!!!!
バランとダイが親子か。
バラン、魔法も物理攻撃も効かないとか無敵かよ。
ドラクエはゲームもやったことがなかったから、人間と魔族と竜の世界だとは初めて知った。
クロコダイン、熱い。
ドラゴニックオーラ……
バランはなぜ人間を滅ぼすために魔王軍に肩入れするんだろう。
人間と魔族と竜、それぞれの特徴とか現況や世界のあるべき姿がどう設定されているのかよく分からない。
ジャンプコミックス、9〜10巻収録分。先の展開のネタバレあり。
ジャンプコミックスといえば、10巻の表紙裏に三条先生のコメントがある。
以下、一部引用。
この”バラン編”はまさにそんな恐怖や緊迫感を前面に押し出した話です。”画面真っ赤”な気分で読んで下さい。
習得したばかりの真のアバンストラッシュがまるで効かない桁違いの強さからも、表紙裏コメントには嘘がないことがわかる。
「ジャンプ漫画にありがちなパワーインフレか?」と勘ぐった者も当時は居たが、全編通じて敵の強さは管理されていた。バランの強さは必然性のあるもの。そもそもあの三条先生が、その様なミスをするわけがない。
当時のドラクエの最強呪文、勇者の切り札ギガデインを持った敵。そしてそのギガデインも、更に桁違いの破壊力を持った技「ギガブレイク」の一要素に過ぎない。
技を受け、勇者の衣装が粉々になる象徴的な場面。連載当時に受けた、凄まじいインパクトを思い出した。
バランと対峙したクロコダインは、ダイを「太陽」と喩えた。
いささか脈絡のない比喩だが、これも原作通り。それだけに当時も、「何らかの意味があるはず」と少しぐらいは思ったものだけど。
バランはわかってたけどダイの父親だったと。母親の面影のくだりが気になる。結構キーになるのかな?
大事な時に絶対助けに来てくれるクロコダインかっこ良すぎるし、バドラーも地味にダイを応援する展開になっていてそれぞれの思惑が混じり合って面白い。
バランはライデインストラッシュにギガブレイクで返したり、ドラゴニックオーラでクロコダインを圧倒したりと格の違いを感じた。
ダイも人間にビビられてたけど、バランにももっと重大な事で人間に迫害受けた感じがする。(いやまあ知ってるんだけどw)