物語はついに最終章に突入───
母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、
その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。
ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。
由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、
解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が
女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。
『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。
しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。
その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。
完結編だけではなく、シリーズ全体についての感想になります。この作品の最大の魅力はキャラクターであると感じました。登場人物の数がかなり多いにも関わらず、全員にそれぞれ違う個性があり、その1人1人が丁寧に描かれています。メインキャラの掘り下げは勿論、サブキャラも1人あたり1〜2話を使って丁寧に掘り下げられていた他、全ての登場人物に印象深いセリフやシーンがあります。全63話という話数を最大限に活かしているといえるでしょう。とにかくキャラクターを大切にした話作りが行われていると感じました。ストーリーも非常に見応えがあります。シリアスな展開が多いですが、笑い所や一息つけるポイントも多く設けられていて見やすいです。分類としては恋愛モノに分類される作品ですが、キャラクター間の関係性は恋愛だけに限らず、家族・友達・兄弟など様々です。また、話の軸となる十二支の呪いに翻弄され、苦悩しつつも抗おうとする草摩家の面々と彼らと関わる主人公がしっかりと描かれています。単なる恋愛モノに収まらず、人間ドラマとして完成された作品であると感じました。
★★★★★★★★★★
rated on myani.li
長かったけどとてもいい話だった!
透には尊敬せざるを得ません!
原作未読。
透ちゃんに癒されるアニメでした!
ただ優しいだけの主人公じゃないのも高ポイント。
原作読んだ方が没入感はあったんだろうなぁと少し後悔してます
原作既読。
finalになって、だいぶカットやら改変やらがあったなあという印象(1クールだから仕方ないのかも)。
それでもしばらく原作を読んでいなかった身としては、大きな違和感は感じなかった。
原作を読み込んでる人ほど気になってしまう部分が出てきてしまうような作りだったように思う(だいぶ荒れてる人もいたので)。
映像や演出はとても綺麗で、丁寧に作られているのが伝わってきて良かった。
とても良い作品だった。
原作既読。原作に忠実だった。
呪いも解けてそれぞれの道をみんな進み、み~んなハッピーエンド、よかったね。透ってすごいなぁ。
あ~少女漫画だなぁ。。。って思ってしまった私はもう歳かな・・・
長かったがついに終わった。幸せなエンディングだった。旅立ちの季節、ええですなあ。終盤2話は消化試合(失礼)というかどいつもこいつもイチャイチャしやがってという感じで大変良かった。透君は天然の信念の人というか、ですます口調の秘密が明かされておおー、となった。アキトさんどうなってしまうんやろ。いや、続編は、いらいないでしょ・・・。
なんだかんだで1stから全部みたけど、タイトル回収できませんでした
長期に渡ったフルバもついに完結。The Finalの感想を一言で言うなら、”惜しかった”。初期~セカンドシーズンは波こそあれど各キャラクターのエピソードを丁寧に散りばめながら構成してた印象だったが、The Finalの特に終盤は掘り下げ不足感が否めない部分も散見されたかな。キャラクターが軸となる作風においてその点は少し気になった。自分は原作未読なのでそこまででもなかったが、既読勢は荒れてたしね…笑
パーツごとの見せ方は良かっただけに、構成の勿体無さが出てしまったかな。特に夾関連と追加で発表された透の両親エピソードはどうにかならなかったのか。
そんな中でも透の純真無垢なキャラクター性や由希の成長・変化が感じられて思い出に残る作品には仕上がっていたと思う。ひとまずお疲れ様でした。
長かった