最高だった。久しぶりにブルーレイ買ってしまう。
正直何を言ってるんだかサッパリな箇所は多々あったけど、それでもヴィジュアルで見せてくれたおかげで解ったような気分にはなれた。いや解らずとも面白かった。
なんとなく、エヴァが出てこないエヴァンゲリオンという感じ。難解な専門用語や固有名詞が飛び交ってて理解が追い付かずとも「なんかすごい事が起こってる」というワクワク感で最後まで惹きつけられた。
理系が見たら興奮するアニメであることは間違いないです。僕は一話にパワースペクトルの図が出てきた時点で何だこのアニメと思いました。
作品の随所に専門用語や複雑な設定が出てきてボーッとしてると置いていかれてしまいます。でも頭を使って視聴するぞ!と意気込み何度も見てしまい結果的にどんどんハマっていく不思議なアニメでした。
タイトルにあるゴジラは焦らすだけ焦らしてきますが、ラドンやアンギラスが話を盛り上げてくれますので、飽きることはなかったです。
とにかく、天才研究者と技術者が世界の危機に立ち向かうという、まあフォーマットとしてはありがちかもしれませんが、それが深化しリアリティが増していて、これぞ本格SFアニメって感じでした。
アニメーション的なところではセルルックな3DCGがあまりにも自然で、3DCGは相当なレベルまで来てるんだなと思いました。
ジェットジャガーや怪獣たちがCGにありがちな単調で滑らかな動きではなく、2Dアニメーションに近い動きかつディテールが2Dでは表現できないくらい細かったので大変見応えがありました。
オススメです。
SF小説愛好家とかにぜひ見てほしい~!ノベライズとかされたら買っちゃいそう。
理論のそれっぽさが秀逸ですね。私がSFに求めているロマンが全部詰まってた。
あとアニメとして、映像もすごくきれいですね。色合いもすきです。
まず映像素晴らしかった。
世界の危機を民間の天才が救うっていう構図はそれだけで胸熱でした。
なにせ、釘宮先生と久野さんが良かったなー。
最後なに?続くの?!
ゴジラというよりSFものという感じ。円城塔なのでそれはそうという気はする。
何やら続きがありそうな終わり方をしたけどどうなんだろ?
オーソゴナルダイアゴナライザーってなんだよww固有ベクトルかよw ああ、オキシジェン・デストロイヤーからとってるのか。ここで終わるのか・・・。かっこ悪い感じのロボットや個性豊かなAI達、オオタキファクトリーのおっちゃんなどいろいろ面白かった。カミノメイチームとオオタキファクトリーチームがなかなか合流せずハッシュ値のやり取りかよってのがちとフラストレーション。だから「はじまりのふたり」ってことなのか?
思っていたより楽しめた。
けど、考察をしっかりしていればよりってとこかなぁ。
自分は雰囲気だけで楽しんでいた感じ。
正直、会話やストーリーについて行けない所は多々あった。それでも、迫って来る危機感などは映像や演技で伝わってくるものがあった。
ゴジラ上陸からの描写は迫力があったし、平成のゴジラ映画を見ていたので、やはりゴジラのテーマ曲や鳴き声が聞けるとテンションが高まって見ていて楽しかった。
最後に昭和のメカゴジラ風なのが出来上がってたり、行方不明だった葦原が登場したり、ぜひとも続編を見てみたい。
ゴジラとは
色々あるけれど押し寄せるような会話の掛け合いの楽しさやAIやロボットに感じる萌えが大きい魅力だったのかなぁとか思ったり
本筋の部分は複雑で難解に見えるけれど、それでもそこが分からなくても雰囲気を楽しめる見せ方がされていて楽しかった
ゴジラアニメだけどただの怪獣アニメじゃない濃密なSFアニメだった
非常に評価の難しい作品…。個人的には結構好きな部分あるのだが、毎話めちゃくちゃ面白かったかと言われるとそんなこともなく、ただつまらない回があったかと言われるとそんなこともない、絶妙なアニメだった…笑
ゴジラというタイトルを冠しているからド派手な怪獣戦闘バリバリかと思いきや、科学的アプローチが前面に出る作風は人を選ぶ。また、不穏な感じを出す時のBGMの演出やオレンジの素晴らしいCGクオリティらさすがだったが、一方で銘の考察パートは結構飽きを感じさせた。(ユンの方は実地調査も多く割と飽きずに見られた。) あとは怪獣とのばちばち戦闘来るか?ってところで結局被害ゼロ、怪獣撤退みたいな流れが数話続いたりして肩透かし感は否めない。
ただ、それでも全体としてアニメーションのクオリティはすごく高いし、まとまりという意味では今季でも上位にくると思う。最後の終わらせ方も不穏な感じで葦原が登場してたので、同じ舞台設定でまた違った観点でのアプローチも見てみたいな。
途中まで壮大でアツかったのに, 終盤になって失速してしまった感じで物足りない。
「コード」はユング自身だったところまでは良いけど, それがどう作用してオーソゴナル・ダイアゴナライザーを起爆したのかは謎だし, あんなに盛り上げておいて最後は一気に結晶化して終わりとか, めちゃくちゃに破壊された街の修復の様子もなく, 神野と侍とユンが最後に合流するも何か語るわけでもなくというクライマックスというのはさすがにあっけなさすぎる。
銘のパートは正直難解で中盤以降は何を言ってるのかほとんど分からず退屈だった。ユンのパートもわかりやすいとは言えないけど、怪獣にジェットジャガーで対抗するという構図が分かりやすかったことに加えて作画がよく一つ一つのシーンに迫力があって楽しめた。
多分繰り返し見たり丁寧に出てきた用語や理論をノートに書いていけばそれなりに理解もできたと思うが、できるのとやりたいのは全く別の話で、自分はこの作品にそこまでする程の愛着は持てなかった。理屈をつけた上でこれだけスケールの大きい話を1クールでってなると、キャラクターを掘り下げる尺を生み出すのは物理的に不可能だった思う。だからせめて2クールあればとも思ったが、最後にメカゴジラと葦原っぽいのが出てきて続編が示唆されてたし、そもそも人間ドラマはやる気が無かったんだなとわかり、自分には向かない作品だったんだなあと感じさせられた。
余談だがNetflixの1話だけ先行させるやり方は熱気の分散に繋がるからやめた方がいいと思う。
ありがとう、有川ユン
そして、さようなら
テンポよくておもしろかった!専門用語が多すぎて理屈なんて分かるはずもなく、しかし映像やテンポで魅せられてワクワクするようなそんな感じ。"破局"を回避するために、ふたりの天才・神野 銘と有川ユンがそれぞれの活躍を見せるストーリー。ゴジラはメインではなかったかな。ジェットジャガーがかわいい。
徐々に進行する未曾有の災害による緊迫感とゴジラをはじめとする怪獣たちの迫力、そして知的好奇心を刺激するSFミステリ、物語を構成するこの二つの両輪と、そしてアニメらしいキャラクタのポップな可愛らしさ(特にペロ2とJJPP!)が魅力的な作品でした。
特に印象的なのが、ひたすら知的好奇心を刺激することで物語を牽引していく点で、この手のハザードSFでは事態に関わる人々の背景やエピソードなどのドラマを群像劇として描くことで視聴者を感情的に引き込んでいくのがよくある構成だと思いますが、本作はここを全く描きません。例えば、感情的に一つの山場になりそうなリー博士の死ですら事実を伝えるのみでドラマとしては描かないという割り切りようで、あくまでもSFの醍醐味である知的発想の面白さで突っ走るぞという制作陣の突き抜け方が個人的にとても好きです。
一方でその他の部分、怪獣の迫力やキャラデサのポップさ、劇伴、などでは分かり易いエンターテイメントとしての姿勢が重視されていて、作品が頭でっかちになりすぎず視聴者がより気楽に、親しみを持って楽しめるようにアプローチしている点もアニメらしい作り方でまた良かったと思います。
そしてなんと言っても、怪獣、ポップなアニメ、SF、科学等々をミックスして凝縮した圧倒的サブカル感が個人的にたまらない作品でした。
空想科学の空想と科学のどちらにも比重がしっかり置かれていて久しぶりにしっかり見る価値もじっくり見る意味もある見応えのある作品で面白かった。