サービス開始日: 2025-12-24 (270日目)
総集編だからと侮るなかれ!!
これを見てようやく「響け!ユーフォニアム」が昇華する。
余韻を残す隙さえ与えず、残るのは静かな満足感だけ。
TVアニメ3話分を120分の映画へと拡張させた新たなユーフォニアムは必見。
やっぱり卒業式があると物語に深みが増すね。
久美子達の3年間を見届けた我々への最高の結末だった。
圧倒的な武力によって支配をしてきたモンゴルへ、知恵を用いて抗う復讐譚。
男尊女卑の時代に各々が様々な目的を持ち、様々な強さを持つ女性達が魅力的。
過去に受けた仕打ちを、怒りや悲しみを無かったことにしてはいけない。
時代の流れに揉まれ、自分を見失いそうになるも、己の信念は揺らがせまいと強くあろうとする女性達。
そんな彼女らの辿った軌跡を見届けたいと思わされる。
身体の重心を意識した芝居作画や、会話劇を飽きさせないための独創的なレイアウト。
小さいこだわりの積み重ねにより、物語へと没入させてくれる画作りには圧巻。
近未来な世界ならではの問題や、現代社会に通ずる問題を取り上げながらも、ストーリーの軸はハードボイルドな刑事もの。
お洒落な台詞回しとコミカルなシーンの融合で、世界観への没入を促してくる。
後半の人形使い編では、AIと人間の違い、AIから人間への進化に必要な「欠陥」、ネットに繋がることでの「死」への向き合い方などなど……
40年前の価値観では到底想像しえない事象を提起しており、原作者の異端さが垣間見える。
AIの普及、ネットの一般化が進んだ現代だからこそ、この作品を通じて、今一度当たり前となったものへと向き合うべきだと感じた。
TVアニメの終盤で薄くなっていたデスゲーム要素が少し戻ってきていた。
師弟関係というテーマがわかりやすいのも良い点。
抽象的な表現は多いものの、難解というほどではない。
映画館で観ることで間のとり方や、劇伴、音響など、この作品の魅力的な側面が強く押し出されていた。
映画館で見る価値あり。
オリジナルとレプリカという複雑な関係を、最低限のセリフと繊細なアニメーションで見事に表現していた。
ナオとアキが恋に落ちるまでの流れも、しっかりと2人だけに焦点を当てる構成のおかげで納得感がある。
表情や身体の動かし方にこだわることで、派手な動きがなくても画面上に退屈な時間が訪れない。
原作の展開も見たかったが、アニメオリジナルのラストも良い。
1クールで完結する作品はやはり良い。
あと劇伴が最高にフィットしている。