西暦2029年。企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなる程情報化されていない近未来の日本。全身義体のサイボーグ・草薙素子は、バトーをはじめとする精鋭部隊を指揮するなかで、犯罪を未然に防ぐことを目的とした特殊部隊の設立を望んでいた。同様の部隊設立を構想していた内務省の荒巻大輔は草薙たちをスカウト。草薙たちは攻性の組織となる公安9課、“攻殻機動隊”としての活動を始める。国家間の謀略が渦巻く電脳犯罪に対峙していくなか、ある事件の捜査線上に正体不明のハッカー“人形使い”の存在が浮かび上がる。草薙を待ち受ける運命とは――そして、人形使いの目的とは。新時代のサイバーパンクアクション、始動――!!
原作準拠で(原作既読込勢には)ストーリーもはいはいこれねと分かりやすく楽しめました。マンホールの蓋に草が挟まってないところとか何で変えた?とか思うところもいくつかあれど、全体としては原作通りで楽しかった。もちろん令和コンプラ的にNGな所は少しはマイルドになるのは仕方ない。見る前は円城塔の脚本がどうなるのか心配でしたが、そこも問題なくてよかった。ラストのSF感も原作通りで良かった。
キャストは草薙素子(CV:坂本真綾)と バトー(CV:安元洋貴)の声も合っていて、新世代の攻殻として楽しめました。映像は序盤は良かったけど、中盤は少々だれたかなぁ。でも問題ない範囲。
私にとっては満足のいく映像化でしたが、やはり初見の方には色々つらいのではなかろうかという点が気になりました。
#theghostintheshell
なーに訳の分かんねえこと言ってんだか(バトー)。
正直ストーリーが濃すぎて難しかったがかっこよかった。車もフチコマもCGじゃないから歪みながら走ってて活き活きしている。画面の隅の解説は小さすぎて読めなかったけど,考察班の皆さんはやっぱりちゃんと読んでいるんだろうか。
もうちょっと時間をかけて話を味わいたかったが思ったより短かった。
これまでのアニメ化のクール路線とは違って原作準拠らしくキャラのコミカルな描写も多く,これはこれで楽しめた。なお当方原作は未読。
SFは設定がどんどん古くなる宿命にあるが,これは本質的には偉い人の悪だくみとか国際政治とかそういう変わらないものが含まれているからずっと楽しめるのかもしれぬ。
音楽は,特にエンディング曲が癒しで気に入りました。
そして話は士郎先生の新作につながっているってことなんかな。
原作漫画は未読ですが、以前アニメ化されたものとは違い、キャラクターのコミカルさや人間らしさ(ゴーストに従うか)が重視されて描かれていると感じました。
(本作はキャラデやストーリーを原作通りに作っているらしいですね)
以前のアニメだと少佐はクールで目的のためには、手段は厭わず私生活もカッコイイ。
そんなイメージでしたが、本作では女の子に色目を使ったり、公安の他課の男と住んだりなど、人間らしい描写が良かったです。
少佐は全身義体で、電脳化していますが、欲が残っているところがヒトっぽい気がします。
またラストシーンで、人形使い(電脳世界で産まれた疑似人格)と少佐が融合する際の問答は非常に難しかったです。
人形使いは自分の論理的でありすぎるところが、自己の向上(進化)を阻んでいると考えており、ヒトと融合することで不確かさを得て、未知の事に対処しようとするところは理解できました。
ただ融合した後の、少佐の意味深なセリフは頭に?が浮かびましたw
かなりおもろアニメ
他シリーズもやってくれないかな
近未来な世界ならではの問題や、現代社会に通ずる問題を取り上げながらも、ストーリーの軸はハードボイルドな刑事もの。
お洒落な台詞回しとコミカルなシーンの融合で、世界観への没入を促してくる。
後半の人形使い編では、AIと人間の違い、AIから人間への進化に必要な「欠陥」、ネットに繋がることでの「死」への向き合い方などなど……
40年前の価値観では到底想像しえない事象を提起しており、原作者の異端さが垣間見える。
AIの普及、ネットの一般化が進んだ現代だからこそ、この作品を通じて、今一度当たり前となったものへと向き合うべきだと感じた。
今までのシリーズ見ずに実質これが初めての攻殻機動隊でした
え、思ってたより凄くギャグ調でコミカルな感じじゃん
とはいえ内容はすげー自分にとっては難しく場合によってはわからないをわからないと受容する必要があるほどの作品でした
ただ、その中からも自分の考えや今の現代ネットワークの基盤やらそういったものの未来視的なことが出来ている部分があって感心した
もちろん夢見すぎな部分もあったりはするのですがそれはそれで作品として美味しいところなので
一番信じられないのはフチコマが今までのTVシリーズで出てなかったことです、単純に驚き
神戸が舞台になっている(俺の主観からは少なくとも)こともあって見やすかったです、現実でもそうなってほしい
まーでも意外だったのはまたこの作品も明確に自分の考えとは違う作品であったことだな、というよりは人形使いか、面白い
色々言いながらもこれだけで終わるのは勿体ないし1.5とか2についてもアニメ化を望んでいます
SARUはほんと良いアニメを作成するなと思った次第です
感想が薄く見えるけどかなり刺激をもらえた良いアニメだったんじゃないかな、ファンベースが怖いがw
なにより現代でも全然通用しているリメイクアニメになっているのが末恐ろしいわけです…
5点中4.6点
★★★★☆
他のシリーズと相対的にみてもしっかりsfしてるところが好きだった。
十分面白かったのだが、やっぱり多少のいまさら感
サイエンスSARUが手がける攻殻機動隊。これまでアニメ化されてきた攻殻機動隊は押井守監督の劇場版、そしてテレビアニメシリーズの攻殻機動隊S.A.Cが挙げられるけどどれも監督の味が出たアニメーションだった。今回のGISは原則原作準拠、というのが大きな特徴だったので攻殻機動隊という作品にどのようなイメージや期待を抱いていたかによっておそらく受ける印象が大きく異なるアニメに仕上がっていたのかなと思う。
自分は本作が始まるまで(触れたいと思い続けていたが)攻殻機動隊に触れてこなかった人間なのだが、そんな自分が抱いていたのは「カッコよさ」「シリアスさ」だったので正直かなり印象のギャップを受けた。思った以上にコミカルな演出やキャラクターの表情が多く、それでいてサイバーパンクな世界の中で繰り広げられる近未来的なストーリーという色々な意味でのチグハグさ。これこそが原作の雰囲気なんだと理解したので合点はいったが、画面端に用語の解説書いたり専門用語が多かったりと情報量の多さには視聴のハードルの高さは一定感じたかな…。終盤にかけて尻上がりに良くなっていったのは良かった。
その辺りを踏まえた上で、本作は終盤の人形使いのエピソードに集約されていく構成が見事だったなと感じる。情報の海で生まれたゴーストである”人形使い”、人格を獲得したAIが草薙素子という一人の揺らぎ、変化を持つ個体と同一になるまでの過程を描いていたと思うとコミカルさとシリアスさのバランスも絶妙だったように感じるね。人形使いの目線から記録された物語だったと思うとすごく腑に落ちる。AIやサイバーテロも身近になってきた今だからこそ見る価値のあるアニメに仕上がっていたかな。
実は今作を観るにあたって押井版とS.A.C1期を並行して観終わったのでどうしてもそちらのカッコ良さや脚本、アニメとしての魅せ方に自分の期待が引っ張られれてしまう部分があったのも事実。ある意味S.A.Cを観るきっかけを与えてくれただけでもこの作品が持つ意味はすごく大きい気がするし、本作だけを観た人は自分のように旧作にも触れてみて欲しい。どれも違う良さが盛り込まれていて素晴らしいので。2期を今観てる最中なので続きも楽しく観ます。
原作マンガの忠実なアニメ化。普通ならこちらが先にあって、その後、「シン・攻殻」として押井守版・神山健治版が作られるのだろうが、現実は逆になったのが面白い。でもこちらが先だったとしても、「おちゃらけSF」として埋もれていたのではないか。士郎正宗のセンスは独特で、くさやの干物みたいなものだから、調理してくれる第三者がいて初めて食べられるものになったのではないかと。
そうして士郎正宗に慣れたところで、満を持しての未調理版(原作版)。時代がようやく『攻殻』に追いついたということか(不幸なことに、テロも身近なものになってしまいましたし)
まさか令和にゴリゴリの90年代OVAアニメみたいな演出と作画が見られるとはね(原作そのまま映像化してんだから当たり前なんだけど)
そういう意味では非常に新鮮に見ることができてよかった
内容も原作をそのままやっているのでかなり難解ではあるんですが、まあ正直原作読んでも分からないことだらけではあるのでそこはあまり気にせずに……