池に浮かべた模型の船。豪雨を予知し、スナフキンは避難。
洪水でムーミン宅は冠水。一家は流されてきた舞台装置に乗り移る。
そこで舞台衣装や小道具をみつける。住み込みの劇作家に出会う。
やがて渦潮に迫る。
詰め込んだな。わくわくする要素。
スナフキン曰く「いずこ」は場所ではない、とのこと。
「ここではない、どこか」ということかな。
職業柄、食品の切りかたまで定められているという
生々しい現場感覚を描写。
日本家屋にパラボラアンテナが着いていたり
便座が洋式だったり、ちぐはぐなところが現代劇。
芽吹が仕掛けた私闘を、美談みたいにまとめてるが
あとで夏凜にかけた言葉は社交辞令だな。
蹴落としあう間柄であって
両者に友情なんてなかったと思うぞ。
軍事クーデター勃発か。
上官に従うと、反逆罪に問われかねない状況。
板挟みでもっと苦悩しそうだが…
この作品に限ったことではないけどな。
難しい題材に挑んだことは評価すべきなのかもしれないが。