サービス開始日: 2016-04-05 (3731日目)
奮闘するぼっちを観ていると色んな感情が湧いてくる。わかるぞーという共感、黒歴史を抉られそうな痛み、必死の姿に応援したくなり、一方で周りを全く見ていないことに苛立ちを感じたり。いずれにせよこんなに生々しい感情が去来するきらら作品がこれまであっただろうか。
ガンダムらしいのかどうかが話題の本作だけど、スレッタにしろミオリネにしろ若者が親(大人たち)に翻弄される中で自分達の人生を掴もうとしてゆく流れになりそうなのは結構ガンダムの王道を踏んでいくのかなとも思ったり。
TVアニメにも関わらず名作映画を観終わったかのような没入感や満足感。異形のモノたちの壮絶な物語の中で、綿々と積み重ねてきた人類の歴史の1ページを目撃したような、生命の最大の発明といわれる死と新たな命の誕生がもたらす希望に想いを馳せるような壮大な作品でした。
ブエコやマアアさんもなんとか生き残って欲しいと思いつつ推移を見守ったものの、終わってみればこれで良かったのだと得心する思いに。ファフタは怨みを晴らし母を苦痛から解放する存在というよりもむしろ、ガンジャ隊皆が心に描き目指した憧れや希望を受け継ぎ人の姿では進み得なかったその先へ夢を託す祝福された子として命を授かったのだと今では思います。遠回りで歪な形にはなりましたが。子供を産む母がそうであるようにイルミューイの本当の願いもそこにあったのではと。