チ。 ―地球の運動について―

チ。 ―地球の運動について―

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魚豊/小学館/チ。ー地球の運動についてー製作委員会
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動画

あらすじ

15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。
彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。
が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。

ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。
異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。

彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――。

引用元: https://anime-chi.jp/

エピソード

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
とても良い

最初このアニメが始まったとき、とんでもなく面白いものが始まったなと思ったが、終わってみれば佳作の域を出ることはなかった。
どうせフィクションならとことんフィクションを貫いて、パラレルワールドで地動説→天動説へのコペルニクス的転回(この世界ではコペルニクスではないと思うが)をダイナミックに見せてくれるかと思ったが、結局現実にリンクさせてあったかもしれない歴史物として落ち着いたのは自分としては残念。

全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

グロい描写以外は大変良い。

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

#チ球の運動について
事前の予想からは想像もつかないようなストーリー展開だった。地動説が呪いのビデオと化して次々と犠牲者が出る・・・。異端審問官の執念がすさまじかった。娘の真相も知らずに終わるのもまたえぐい。ラストでお前か!?!? 「君らは歴史の登場人物じゃない」てなかなかメタな・・。歴史の影に記録に残らない無名の人々のすさまじいドラマがあった「かも」ってことなんかなー。音楽はOP/ED/劇中とも良かったけど,特に1期EDのヨルシカの曲が素晴らしか。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

色々と考えさせられる、思考させられる作品でとてもおもしろかった!

全部見終わってからWikipediaを見るまでは自分も中世ヨーロッパでは地動説は禁忌だと思ってたんだけど、実際はそうではなく、そういう世界を作り上げるためにフィクションにして、最後は現実世界線につなげたのね。ここも良かった。
チも地であり知であり血だろうなぁと思ってたのが意図通りだったみたいでまんまとw

どれだけ禁止されようが、命をとしてでも知識欲、単求心に従い進んでいく主人公たち。
それを阻止するべく"物語の悪役"として立ちはだかるノヴァク。
主人公と同格なバデーニやヨレンタたち。
どのキャラも個性があって魅力的で好きだった。

全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

とてもいい作品。特に前半の勢いが素晴らしい。

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

おそらく、作中の『P王国とポーランド』に実際の差はなく、媒体が違うだけの地続きな話だと思う。
当事者が絶えて自伝が作られなかった言い伝えが、形を変えて風聞から架空の舞台の物語として後世に広まったものとして描かれているんだろう。
ただこの場合、声も容姿も同じ人がいるということの説明はできない。

全体
とても良い
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とても良い
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とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

漫画の時点でかなり話題性があったけれど、未読。
『地動説』という天文学を中心に哲学や宗教の話をそれぞれの時代の人のストーリーで酷くも美しくも描かれている。
難しいと感じたりつまらないと感じる人もいるかもだけど、キャラクター、作画、音楽、構成も素晴らしくこういった類の話が好きな私にとっては間違いなく人生の心に残るとても素晴らしいアニメでした。

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

地動説を証明するために章ごとに複数の主人公達が繋いでいく物語であり、全体的な雰囲気としては華やかさとは真逆をいくザ・硬派な世界観というものだけどその中で「知」識を巡るドラマが描かれていて終始引き込まれる作品だったなと感じさせられた。フィクションの物語から史実のポーランドの話に繋げてくる構成は流石だなと思う、最終章はラファウだけでなくそれ以外にも今までの要素をちゃんと仄めかせるのもいい演出だったと言う他ない
長い時代の流れの中で移り変わっていく主人公達と相対する存在であり、全編に登場するノヴァクは本作の裏の主人公と言ってもいいんじゃないかと思う。地動説というものの善悪の区別が曖昧であり、それに関して一心不乱に反対し続ける彼の人生というものは切なくそして儚いものだった。津田健次郎氏の演技も素晴らしかった
「チ」というタイトルを聞いてどういう作品なのかとピンと来ない人もいるかもしれないけど、気になる人は是非とも一度見てほしいと思う。好奇心から地動説というものに取り憑かれた本作の登場人物同様、きっとこの作品にも取り憑かれたようになっていく事になると信じている。「知」る事は人の欲求なのだから

全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

主題歌のサカナクション「怪獣」は本当にこのアニメにすっぽりハマっており、この曲のフルバージョンを聞くことをおすすめする。
地動説をモチーフとしたアニメで、その地動説は異端であるとする集団との精神的にも肉体的にもぶつかり合い地動説という「知」を広げるために奔走する人々の物語。
ストーリーの流れやモチーフが少し難しいかもしれないがそれを忘れさせてくれるくらいしっかりしたキャラとストーリーの軸がある名作。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

とにかく素晴らしいアニメだった。自分の過去見たアニメの中でも有数の特別な作品になったのは違いない。原作漫画の時点で相当の話題作というのはなんとなく噂は耳にしていたが読む機会がなくアニメ初見だったが、原作力の強さとアニメの表現の掛け算両方が上手くハマった例だったように感じるね。

舞台は15世紀のヨーロッパでテーマとしてはタイトルにもなっている通り「地球の運動について」。地動説を証明することに好奇心から取り憑かれた主人公が代わる代わる時には直接的に時には間接的に意志を継いでいく歴史上の創作物語…には留まらない全体構成や世界観の組み立ての巧さが際立つ作品だったね。フベルト→ラファウ→オグジー/バデーニ/ヨレンタ→ドゥラカVSノヴァクの世界を23話かけて丁寧に壮大に描きながら真実は…という叙述トリックじみたここまで全て前振りとも取れるような構成は本当に痺れすぎて衝撃だったし、(バックグラウンドとかは当然脚本してるとして)史実に繋げていき、これまで描いてきた要素を仄めかしつつアルベルトが考え続ける道を選んだことで終わっていくの、締め方が最高にクールすぎて大好き。
こういう余韻の持たせ方とか読者に対しての一貫し「”チ。”の意味は何か」を問いかけてくるところとかこの作品に向き合えば向き合うほど深みが出てくるようで、原作漫画の豪華版を買ったのでまだじっくり読んでみたいと思う。

あとこの作品を”アニメとして”語る上でどうしても外せないのはアフレコと楽曲。
まずアフレコの質が高くて物語への没入感を相当高めてくれていたね。こういった語りや説明が多くなる学術的な要素も多分に含んだ作品ではセリフでどれだけ画面に引力を持たせられるかが重要だけど各主人公はじめ全員が素晴らしい仕事だった。その中でも特筆すべきはノヴァク役の津田さんとヨレンタ役の仁見さんかな。死に際のノヴァクのアフレコはこれまで散々憎かったはずの彼の所業にさえ同情を抱かせる感情を突き動かす演技で心打たれた。ヨレンタに関してはあの絶妙な立ち位置のキャラを新人声優さんに任せ見事起用に応えたのが素晴らしい。中村悠一、小西克幸、津田健次郎と同じ宅で飯を食うシーンのアフレコとか考えただけで緊張するのに一歩も引いてなくて凄かった。これからの活躍にも期待してます。全体通してセリフがめちゃくちゃかっこいい作品だけに、声優陣がそれを最大限引き出してて良かったな。
最後に言及したいのはやはりオープニング楽曲。サカナクションの怪獣。このアニメにおいて、この楽曲の果たした役割は計り知れないなと感じるね。もともとサカナクション好きでよく聴いている方だったけどそれでも衝撃を受けたし、映像もシナリオ展開に合わせて何度も変化を遂げる稀有なアプローチでとても良かった。オープニングはどれだけ視聴者をそのアニメの世界観に連れて行ってくれるかの非常に重要な役割だと思うけど、怪獣は120%の最高の遂行力だった。大好きな楽曲です。

長々書いてしまったけど本当にこのアニメに関わってくださった全ての人に感謝!最高のアニメでした。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

☆5

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