のぞさんええ娘や……。この作品のダイアローグは、一語一語どんな言葉を選ぶべきかが考え抜かれていると感じる。公園のシーンの「信じない方がいい?」や「わかった、そういうことにする」は、短い中にものぞさんの宗矢に対する気遣いや彼女自身の意志がしっかりと表現されていて、実に見事。
今回なんかは、普通なら宗矢と竜造寺岳蔵との激突でヒキとなるところだと思うが、そこからさらに閣下の登場・白石こがねの正体バレ・竜造寺隆との激突まであって、出し惜しみなし。これでまだ全12話中半分も終わっていないのだから、この物語はいったいどこまで行くのか、ワクワクする。
ちおちゃんのおしっこ我慢シーンがあったので神回。……と言いたいのだが、便座に座っているときのスカートの捌き方はあれで正しいのかが気になって仕方がないので、誰か見せてください。
ぷはあ。力の暴走、敵との共闘、主人公のパワーアップ、と怒涛の展開で手に汗握る30分だった。今回は特に効果音が、イイ仕事をして緊迫感を盛り上げてくれた。
3話かけて描かれた、熊代晴海と因幡美羽のエピソードの見事な締め括りに、思わず涙。因幡美羽と虎居英雄の遣り取りは、どれもよかったなあ。相手が敵であっても、前置き抜きでスパッと素直に助けを請い頭を下げる因幡美羽に好感。あれもまた、彼女の強さであろう。
今回の戦いがきっかけで、宗矢とグランドパラディンが共闘する道筋ができたのかな、と思いつつ見ていたら、ラストでまさかの龍造寺隆による世界征服宣言と鷹取紅華の離脱。先が読めねえ。
根津屋正義がネビュラウェポンの中で受けた攻撃に大笑い。でも、気持ちはわかるぞ。
まさかの松本憲生氏一人原画回で驚愕。「NARUTO -ナルト-」等の超絶アクションで有名な氏がどういう経緯で本作に参加したのか、気になる。
今回はもちろん派手なアクションがあるわけではなく、あまりにするすると見てしまえるので気づきにくいが、よく見ると人物の芝居や物体の動きにさり気ない自然で細やかな技巧の数々を発見し、唸らされる。
例えば、教壇に立つ教師のポーズや重心のかけ方だったり、カラオケのときのマイクの持ち方が一人一人違ってたり、腕を左右に振りながら手拍子を打ったり、頭を動かしたときのつけ耳に働く慣性だったり。
そうした高いレベルの作画に支えられた演出により、「夏色プレゼント」を歌うシーンでは、少しずつみんなの声が重なって、一体となって盛り上がっていく様子に、見ていてちょっとうるっときてしまった。