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良い

ボス戦だからもう退却するという選択肢は無い。
プライドの身体は強制錬成をしたせいで崩れかかっており、それがこちらの勝機に繋がるらしい。
そうでもしないと無敵のプライドと戦う手段がない…うまい等価交換な展開と感じる。
一方メイは単独でお父様と戦う。
これは勝てない…勝てるビジョンが見当たらない。
別の場所ではスカーと手負いのキングブラッドレイとの戦いが始まる。
素手と刀だし見た通りに五分とはいえないが、スカーの錬金術での反撃が決まる。
太陽が完全に月の影に隠れたとき、惑星そのものを媒体とした錬成が開始される。
グリードの乱入すら読まれており、全ての命を飲み込んだ儀式が完了してしまう。
敵の思惑がここまで綺麗に決まってしまう例はあまり見たことがないので新鮮だ。
次元の壁を越えてお父様が神と対面するところで終わる。
映像面での表現は圧巻の一言。



良い

マスタング大佐は本当に仲間に恵まれている。
メイちゃんの到着が間に合ったのも小さな奇跡だった。
大総統キングブラッドレイも決戦の場でマスタングのことを称賛したコメントを残したのが感慨深い。
マスタングはひとばしらに強制的にされ戦線離脱。
残された仲間たちはボロボロのキングブラッドレイに戦いを挑む。
視神経をもってかれた大佐の台詞が重い。
真理はどこまでも残酷で等価だ。
メイちゃんがエドのいる場所にたどり着いたのは展開が早いと感じる。
アルは本当の自分の身体を見つける。
骨と皮だけになった本体を見つけて「こんな身体で戦えるわけがない」といったアルの心境も辛い。
アルは心の底から仲間を助けに、戦いの場に戻りたいと思っているところが本当に凄いヤツだと思う。
あの世界は心理世界なのか?真理と心理は切っても切り離せない関係にあるらしい。
ヨロイの姿のまま戻る決断をするアル。
お父様との決戦はこれから。



良い

グリードとブラッドレイとの戦いが続く。
フー爺さんの決死の攻撃があれど動きに淀みがない。
ランファンが助けに来てリンは助かるが、フーの死を目にして動揺し敵に撃たれてしまう。
細目のキャラはここぞというときに見開くから結構ずるい。
バッカニアの遺言で門の死守に向かうリンとグリード。
彼の強欲は大義名分を背負うと物凄い強くなる。
敵の罠だが、エルリック兄弟と師匠との再会は嬉しい。
約束の日の本番のさらに本番で、人柱の人数が一人足りないっていう状況になったのも面白い。
ホークアイ中尉を餌にして人体錬成を強いられるこの状況でマスタング大佐は堕ちた。
展開わかっててもきつい場面で終わった…。
終盤の展開が本当に面白い。



良い

強敵との連戦が続く。
相変わらずバトルになると動きのコマが激しい。
バッカニアのフーを貫いた刃をもってブラッドレイの動きを止めるシーンはもう涙なしには見れない。
悪役とされているブラッドレイの株はここまでされても一切落ちないのが凄い。
どちらも正攻法で互いの主張を賭けて戦っているからか…死者が出たことに観ていて余計な感情は沸かない。
人体錬成を試みて真理の扉を開けた者=人柱と呼ばれていることが明言される。
理屈の説明は一切ないが、金歯のドクターの錬成陣で人柱が強制転送されてしまった。
つまりどこに逃げてもこの錬成陣で強制転送できるから今まで人柱は放っておかれたのか…



全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

あなたは学校が好きですか?
「がっこうぐらし」では意図せず学校に泊まり込むことを余儀なくされた学園生活部が活き活きと日常を過ごし、日夜サバイバルを繰り広げる作品だ。
学校が好きという言葉もこの極限状態だからこそ、メンバーの結束のために掲げられた言葉であったはずだが、主人公由紀はまさに学校が好きという言葉を証明するかの如く色んな学校の中のイベントを企画し、心の底から楽しむことにより、辛い現実から目を背けることに成功した。
作品全体のイメージも常に明るく笑顔を絶やさない。
途中、新しい部員のみーくんが加入するが、彼女も次第にここの生活のルールに馴染んでいく。
全ては生き残るために。
彼女らはパンデミックが起き、迫るゾンビの中に取り残された生存者のグループである。
彼女らにはルールが必要だった。
それが部活という形で互いに繋がれたことで今日まで生き残っていられたのである。
あなたは学校が好きだろうか。
この物語は3か月という短い期間のとても濃い彼女たちの生活の記録である。
辛い現実と向き合わなければならない場面が何度も訪れるが、「私は学校が好きだ」と彼女たちはみな笑顔でいう。
その言葉を聞いたとき、物語は卒業というエンディングに向かう。
とても長い話を観ていたように感じるが、たった12話しかない短い物語は終わる。
私は出来るだけ理詰めで物語を俯瞰しようと努力しながら、最後まで視聴したが、振り返ると最後には感情移入が止まらなかった。
これから観る方がいれば、ぜひ私と同じく理詰めで考えながら視聴することをおすすめする。
よく見れば実は細部まで、リアリティを追求した辛い現実が描かれている。
その中で、彼女たちが理性を保って生活していく方法が学校生活を守ることでだった。
世界が極限状態となってしまったことに彼女たちの責任は一切ない。
完全な被害者である。
しかし、理不尽さを嘆いても事態は解決しないのだ。
がっこうぐらしは終わりを迎えるが、卒業した彼女たちの旅はこれからも続いていく…。
願わくばアニメの続きという形でもぜひ観たい面白い作品だ。



良い

みーくんは追い詰められ大ピンチ。
由紀は放送室を目指す。
由紀のピンチに太郎丸ゾンビが助けに来る。
噛まれないように由紀は帽子で太郎丸を覆うのは偶然か故意か。
こういう行動と結果が一見ちぐはぐで、たまに噛み合うところをみると、「がっこうぐらし」という物語はとことん理詰めの物語であることを実感する。
放送室の由紀が話した放送内容をゾンビは理解して下校したとも解釈もできるし、雨が止んだから単に広い場所に散っていったのか。
胡桃は初期感染者用の薬で復活した。太郎丸は動きがまだぎこちない。餌を食べたあとにみーくんの膝の上で太郎丸は亡くなった。
帽子も一緒に埋葬するといった由紀が初めて先輩らしい表情をみせる。
悲しみが癒える間もなく、電源が落雷で故障したため、食料問題が一気に悪化した。
話し合いの中で悠里が終始目を見開いてるところがヤバさを地味に演出してる。
避難所にいくか、大学にいくか、ランダルコーポレーションという会社にいくか…選択肢は与えられた。
みーくんと由紀のビスケットの下りはグッときた。
美紀くん美紀さんみーくん、この呼び名の違いにこだわった卒業式の演出が良い。
卒業式をやったあとそのまま新天地に向かう学園生活部。
黒板の字とかそのまま残ってるというのも後からもし来た人がいたらホラーに映るだろうか。
校門を出るときにゾンビ1体とすれ違うが、この子はみーくんの親友?
それとも最後に写真を拾った子がそうなのだろうか。
いずれにせよ面白かった。



良い

ついに学園生活部の拠点となっている生徒会室の間際までゾンビが入り込んできてしまう。
それが由紀の記憶にある親友のなれの果てであったためか、由紀は正気を取り戻しショックで動けないみーくんを助けにいく。
前回のシリアスな引きそのままのアバンスタートでOPの雰囲気と本編がちぐはぐになってしまっていた。
感染した胡桃が暴れ出し、悠里のいる部屋の外にもゾンビの群れがいる。内と外にも奴らがいる状況で悠里が一番精神的にピンチである。
この状況で誰より冷静になったのはみーくんか。
ゾンビは生前の習性で徘徊するためか、扉が開かないとなると一か所にはあまり留まらないらしい。
それぞれ部員がみな極限状態で回想が多いのが涙を誘う。
みーくんが地下で薬を取りにいくのが先か、悠里が胡桃にとどめを刺すのが先か…。
感情でめぐ姉ゾンビを倒すことに躊躇するみーくん、だけど足をつかまれたとたんに恐怖でとどめを刺してしまうところは凄く人間臭い描写だったように思う。
初期感染者用実験薬が箱で置いてあるが、この伏線は回収されないままアニメでの物語は終わりを告げる。
由紀はめぐ姉のゴーストの囁きから放送室を目指すようにいわれた。
それらはすべて生前のめぐ姉の遺言であったようだ。
めぐ姉との別れは全てずっと昔に終わらせていた、だけど由紀はそれを見ないフリをしていた。
次回、最終回



とても良い

今は再放送での視聴だが、本放送時はこの回が最高潮の盛り上がりを見せた素晴らしく印象深いまさに神回。
お父様第一形態はホーエンハイムが破壊した。
外ではキング・ブラッドレイの凄まじい剣術がさく裂する。
引き撃ちした戦車の砲弾を避け、ブラッドレイの持ち込んだ手投げ爆弾でしっかり戦車を破壊。
バッカニア大尉の機械鎧ごと斬りつけられるブラッドレイの余裕のある声色は大御所の声優にした出せない凄みがあった。
ブラッドレイvsグリードの2回戦目が始まった。
この回の作画カロリーが半端なくて、画面から目が離せなかった。
大総統の得意のサーベルを封じてもダガーがまだ互角以上の手練れとは、台詞も動きも格好良すぎる。
フー爺さんの乱入で次回の引き。
とにかく展開が熱い。



良い

vsスロウス戦の決着の回。
筋肉の見せ場がこれでもかと楽しめた。
イズミ・カーティスは錬金術の拳と投げ飛ばしただけで実際はロイと旦那との筋肉コンビが倒したのだが、全部イズミがもっていった印象が強いのは何故だろうか。
お父様vsホーエンハイムでは、ラスボス戦の前哨戦その2といった雰囲気
ホムンクルスに徐々に感情を移していった結果、つまらん奴になったと云われたお父様の表情は険しい。
人形兵を駆逐し、ブリックス軍が本部を制圧して勝ち戦のところでキング・ブラッドレイの帰還。
このタイミングの演出に痺れる!



良い

あれから何日か過ぎたらしい。
昔話を始めると重い空気になる。
ゾンビの習性からすると前回話題に上がった部活棟は教室よりたくさん奴らが帰ってきてそうだ。
会話から卒業後の進路(次の拠点)をどうするか悠里は真剣に考え始めていることがわかる。
太郎丸が居なくなったことで学校探索の理由ができる。
探索した先で、太郎丸が初めてデフォルメがない状態で出てきた。
頭のいい犬だとフォローがあったが、そのために感染してしまったのだとするとあまりに切ない。
Bパートは衝撃の結末…胡桃の感染もが確実になってしまった。
悠里の一瞬の眼の見開きが凄い。悠里の一人にしないで!という圧が心を抉る。
今日は雨の日、由紀たちの忘れられない一日となる。
次回予告すらもう明るさが無いのが辛い。



新人みーくんが常識的な目線で疑問を呈する役目になっているのが非常に見やすい。
貯水槽を洗うことになる流れも自然に答え合わせがあって良かった。
悠里とみーくん二人の場面はシリアスが続く。
でもちゃんと平和な場面を忘れないのが良いところ。
遊ぶシーンは楽しそうだ。
今回は悠里の決め顔の場面が多くて、普段の極限状態で考えることが多い役割のキャラクターの活き活きとした労いシーンが癒される。
前半の快晴の空から、後半の夕暮れで情緒あるBGMが哀愁を誘う。
由紀の鋭い感性はみーくんの心を的確に解していく…。
ここの水瀬いのりの演技は感情に乗ってて凄く上手いと思った。
太郎丸がめぐ姉ゾンビを見つけてしまって次回引きは気になる。



良い

ホークアイ中尉の銃裁き、マスタング大佐の炎と見ごたえのあるシーンが続く。
エンヴィに感情移入できるようにも出来てたりして、可哀そうに見えてくること自体が凄くよくできた物語だ。
マスタングの復讐の炎をしっかりと仲間が止めてくれるのはマスタング大佐の人徳故。
復讐をしたいのはみんなの総意なのにそのやり方は私念に走るなと、その一点のみに走らせない。
そしてこの復讐は彼個人の炎で終わらせない。
すなわちエンヴィーは死なせずに償わせる方法を探すということなのだが、エンヴィーに静かに諭すエドの真理をついた本音は肉体ではなく、エンヴィーの精神にとどめを刺した。
復讐とはすなわち心を殺すまでが復讐なのである。肉体を簡単に破壊して終わりにしてはいけないという教訓がここにある。
EDテーマの入り方が気持ちよく、カーティスの「あえてこちらを名乗らせてもらおう!錬金術師だ!」の声でサビに入るのが凄く良い。



良い

51話でOPが変わってからの熱量が半端なく熱い。
約束の日を迎えてマスタング大佐のクーデターの真っ最中。
ブラッドレイ婦人をうまく使い、ブラッドレイ総統の意思を継ぐのはマスタング大佐でこちらが"正義"であると民衆に伝える手段がスマートで非常に小気味がいい。
マスタングによるヒューズの復讐劇をここまで引っ張ってきたところに非常にカタルシスを感じる。
脚本にぜんぜん冗長がない。



普通

将棋を物理で対決するネタはハチワンダイバーのイメージまんまなのか、皆川亮二先生の読み切りで書いた将棋漫画なのか…AIネタも含めてこういうのよくあるネタの複合でお腹いっぱいになった。
今回の名塚姉の声が聴けただけでお得感が…無理やり褒めるとそこだけ。
手抜きのボブネミミも前回のネタのキレもなく…。
後半再放送はさらに声にキレがなくゴミ
唐揚げネタの下野氏のアドリブが厳しい。
しかしネタは原作ネタを苦心して作ってる感があるのでゴミはゴミでもそれを生み出した罪のないスタッフが多すぎる。



とても良い

バイオのかゆうま日記を彷彿とさせるシーン。
前回入手した佐倉先生の鍵はどこのものか連続性を持たせた伏線が興味を煽る。
学園生活部は屋上に出られるというのが生活の面で非常に役立っているようだ。
太郎丸のお世話、その世話をする由紀のお世話という形で団結が深まっている。
進路について聞かれることは悠里にとっては非常に憂鬱だ。彼女はその話題を振られるごとに実は苦しんでいることがよくわかる。
そのため、悠里はめぐ姉が生存している部活初期の回想をして現実逃避する。
瓶や窓などガラスが割れているという最小限の画面の主張が儚い。
深夜はよくみーくんと悠里が二人で話をする。この時間だけ本音で語れる唯一の時間だ。
学校の緊急時に充実している設備の謎と、だからこそその部分がこの終わりのない部活を終わらせる唯一の望みかもしれない。
由紀が起きてくると二人は辻褄合わせに苦心する。
インスタントカメラを見つけた由紀はこのカメラを初めてのように反応するが、悠里は由紀に初めて苛立ちを見せる。
感情が高ぶると目を見開くという描写が短いながら非常に良い。
由紀は鍵のかかった扉を見つける。これは偶然であろうか。
中身の緊急時のマル秘マニュアルには生物兵器のことが記載されていた。
普段は絶対に見せられない資料なので、鍵を閉めてこの扱いは納得なのだが、緊急時を想定されてること自体が怖い。
一番視聴者が気になっていた部分の答えの一端が判明するこの話は大きなカタルシスを感じて面白かった。



良い

ほっとくと由紀は一人で授業受けた体で廃墟の教室で勉強をしている。それが現実逃避の結果だろうと尊い行為なのだろう。
胡桃が悠里に部長と声をかけるのは初めてだ。現実的な話をする機会は由紀が寝た後にしかできない。
朝、ほのぼのうどんを食べるシーンから、現実の矛盾を突き付けるととたんに由紀は混乱し雰囲気が変わる。
由紀の精神状態で左右される危うい状況が続くが、それがこのコミュニティの救いであり爆弾でもある。
(症状の治療可能状態で揺れ動くこと自体が必要なのだ)
めぐ姉の幻影より、現実のみーくんという依存対象ができて、だんだんと由紀は現実に向き合いつつある。
その認識の移り変わりを太郎丸という犬の性質で説明するのは非常に状況に自然で面白い。
お手紙を書くことになった。由紀はもう外に出る危険性についてだんだんと現実に擦り合わせてきている。
風船とハトという手紙を送る手段もスムーズに用意できた。
卒業という色んな意味を含ませた用語がでてきて、学園生活部の終わりも近いことを予感させる。
みーくんと胡桃のやり取りが非常に心に染みた。



良い

時系列は5話の続きから始まり、みーくんが学園生活部に馴染むまでを描いている。
初対面だと由紀の一人芝居の異様さに戸惑うみーくんの不安な様子がよく描かれている。
めぐ姉のネタバラシで不協和音のBGMに変わっていくところも演出として良かった。
二人にめぐ姉の死が語られみーくんはようやく事情が呑み込める。
悠里が怖い顔でみーくんに由紀への調子に合わせろと凄み、みーくんは一旦は了承する(もはやカルトの領域の手前)
この極限状態を正常に過ごすためという説明をでっち上げた悠里の解釈を受けて、由紀の体育祭の提案に皆が乗る。
ここの見所は胡桃がシャベルを背負っているにも関わらず、胡桃の足はみーくんより速いということ。
新人みーくんは由紀に救われているという実感も沸き、シャワーを浴びたらここのルールに従うしか生き残る道はないと理解する。
このコミュニティを支配しているのは間違いなく悠里である。彼女の心象を損なってはいけない。
私が面白いと思ったのは、この洗脳手段が実に鮮やかに作品内に描かれているのが面白いと思った。
卒業アルバムのみーくんの友達はプリクラからイラストを起こしたのかな。
彼女の安否が心配である。



良い

ゾンビの徘徊が肉を求めて無規則ではなく、生前の習性にならって徘徊ルートが決まっているというのが面白い。
太郎丸との出会いで和む学園生活部。サバイバルをしてるということはしっかり忘れていない。
唐突な水着回を楽しんだあと、めぐ姉の好きそうなぬいぐるみ入手。
由紀を諭しやすいアイテムを入手できて悠里も好都合と思ったことだろう。
映画館で映画を観ているゾンビから逃げ出すが、由紀はまともにゾンビをみてしまって気を失ってしまい、その隙に二人は現実の重い話をするというタイミングの付け方はうまい。
この話の終盤までみーくんとの合流は引っ張られていて、合流後は尺が足りずに若干急ぎ足に感じる



良い

またまたゾンビといったらショッピングモールというお約束を踏襲した回。
暴動騒ぎの具体的な様子が当事者の目線から語られる。
みーくんの友達はすでに故人であるということが3話で語られているため冒頭から気が滅入る話になったのではないか。
とりあえず外に逃げるよりモールに立て籠ることを選んだのはこの時点では良い判断であったという他ない。
不謹慎だが、トイレや衛生事情に触れたのは良かった。
何日か過ごしたあと、我慢できずに外に出る判断をするが武器の用意は何もなかったのか…。
合間に差し込まれる学園生活部の様子は、この時点ではまだ食料が豊富であった。
めぐ姉を呼んでくるという由紀の一人になったときのホラー演出。
運転は胡桃がするということにも都合よく解釈し、順応するところも狂気を孕む。
悠里は本気になると目が見開くというお約束は凄く良い。
めぐ姉は乗り込むところもみせず、みると隣にいる幻影具合が気づくと面白い小ネタだ。
廃墟に差し込む夕日の中、遠足はスタート。
音楽と相まってゾンビ映画の退廃した気怠さが良く再現されていて不思議な魅力があった。



良い

パニックホラーのお約束はしっかりと踏襲している前日譚な3話目。めぐ姉のキャラクター容姿に不釣り合いなリアリティある背景の取り込みが不穏さを煽る。
由紀の記憶混濁前の姿も現在と表面上は変わりなく見える。
偶然、屋上に来た時に惨劇が校内で起きてしまったようだ。
胡桃の助けた人の目の前のゾンビ化、そこでシャベルで撃退するという部分も3話はサバイバルホラーとして良い完成度だった。
ゾンビそのものは女の子がシャベル振り回したくらいで撃退できるくらいの力しかないのでその後の脱出はそれほど苦労していないとは思う。
時系列は現在へ。この時点でのめぐ姉の生存は巧妙に隠されている。由紀がめぐ姉の存在を話し始めたらまた悠里が率先して幻覚を肯定し、場を収めている。
現実の話になるたびにめぐ姉が登場するのは仲間割れ防止に非常に役立っているのがみてとれる。
正直、このきらら空間に変なリアリティは違和感がある。



良い

幻覚のめぐ姉の分の食事を用意するという用意周到なことを悠里がやってるからいつまでも由紀が夢から覚めないんだという朝食のシーン(誰か二人分食べて処理している?)。
白々しくみーくんには治療の意思があるといっておきながら、その行動には矛盾した動機が隠されている。
2話は一転して、ゾンビに囲まれた学校で籠城をする生活でやらなければいけないことが描かれていた。
胡桃のスコップの使い道も生々しく、水道や電気のライフラインが整っていることなどの疑問が次々に解決されてゆく。
ゾンビが生前の行動をするという設定はよくみるが、サッカー部員ゾンビがサッカーまでしてるというのは中々ないものだ。
幻覚のめぐ姉がいざとなれば自覚なく出てきて由紀の行動を誘導してくれている、これも悠里の催眠的な誘導の結果か。
暗い購買部で物資調達をし、暗い図書館で教養と娯楽のための本を探す。
ゾンビはオバケとしておけば由紀には認識してもらえる。
生前の行動をする図書室のゾンビは本好きだったのだろう。
胡桃の高校3年生の卒業進路に触れてドキリとする様子など非常によくできたプロットの2話だったように思う。



良い

abemaで懐かし枠で放送していたので視聴。
本放送時には見ていた作品なので軽い振り返りな感想だが、1話のテンポは見やすくて、みーくんの先輩に振り回されてる苦労に共感できる良いシーンが多かった。
みーくんは慣れていない様子だが、由紀の幻覚設定を胡桃と悠里はしっかり利用した言動をしているところが感心する。
制服姿のキャラクターデザインが可愛くてビジュアル的なところに注目してみていると非常に目の保養になった。
由紀の幻覚の中のつっこみしてくれているギャルは特に幻覚の中で生き生きして話を聞いてくれているようなので、由紀の想い出の中によっぽど良い友達として記憶されているのだろう。
ドラマではなくアニメ(漫画)なので、米ドラマ・ウォーキングデッドなどで見られたリアルな衛生的な部分など一切排除されて描かれているアニメ絵がときおり妙に不安になる作品だ。



良い

小泉さんの塩対応にも色気があっていいよね。
悠の一人芝居も安定感があって良い。
洋食店の裏口がラーメンコーナーなんて面白いお店だ。
小泉さんのラーメンを待つ表情は悠補正がなくともすごく生き生きしてることだろう。
ボルシチとコールスロー!独自性がある。
バターラーメンをチョイスとは小泉さんならではのこだわりが見れる。
立ち食いというシーンの魅せ方も上手で、ラーメンが来て初めて立ち食いのスペースであるとわかるのも面白い工夫だった。
ほう、次は一風堂ですか。
一風堂のお洒落感はアニメでも再現度が高かった。
悠と美沙が出たあとに小泉さん来店も初めてのパターンで面白かった。
明太子ご飯はとんこつに凄く合いそうでお腹が空く。
日曜日にコンビニのイートインコーナーで制服美女がカップ麺を2個も3個も食べるのはシュールだ。
背景絵にすみれや蒙古タンメンの登場させるあたり、店名は云わないもののセブンイレブンを選んでいるいうところも非常に分かってる。
トッピングはコンビニで買うと非常にお高くつく気がするが、値段はあえて見ないスタイルでいく二人。
面白かった。



普通

イニDの中里ネタはちょっとむむむ?と思った。
どれだけパロわかる?というクソアニメ。
絶対1回はキャラソンぶち込んできて、これもあとで売るという商魂たくましい部分は一切隠さない。
SFC風ドットはついに同人ゲーのスタイリッシュひろしからメタルギアへ。
前半声優は日笠と佐藤聡美というあんまり特徴が薄い子の起用で、やっぱり後半の再放送のインパクトには勝てないのが辛い。
玄田哲章のなんというか、女子演技に色気があるのがいい意味でずるい。
神谷明さんの方はチェーンジの声でゲッターの竜馬がすぐ浮かんだり自由すぎて面白い。が、やっぱり同じネタ2回みるのしんどいクソアニメ



良い

4話は朝から桃矢さんの朝ごはんで桃矢ファンとしては大変嬉しい。
さくらのオーダーした3枚のパンケーキ目玉焼き乗せの女子受けしそうな朝食で目が奪われた。
新しい転校生も今まで居なかったタイプなのかな。
雨降っていないときは敷物を広げてお外でお弁当というこのグループの上品さよ。
今作のこういう所作一つ一つが気品にあふれていて理想郷のようである。
転校生:詩之本秋穂ちゃんがあんまりグイグイいくタイプでなく、頷きで返事するタイプなのが凄く馴染むタイプに見える。
さくらちゃんの授業中の奇行に知世ちゃんがすぐに機転を利かせて助けてくれるのは親友の絆が見て取れる。
木が動くというシーンもコミカルで、いつもの写実的なシーンとファンタジーの対比が非常に良い。
雪兎さんがすごく物分かりよくって、ユエと雪兎との関係が今作はさらに進んで楽しい。みんな成長したなっていうのが感じられて、電話シーンの雰囲気は最高だ。
エリオル君はさくらちゃんの電話でないくせに小狼とは通じてるあたり胡散臭い。
男同士はこのくらいの関係性が普通でこんなもんかもしれないが



良い

OPのCLEARという名称に恥じない透明感を感じる3話目
友枝中学校で小狼に報告するさくらちゃんの花の庭園の背景の強調具合が幻想的で美しい。
大雨が降り、室内の食堂でというシーン一つとっても、今回はとても人物以外の背景が印象に残る。
とにかく友枝中学の男女の友人との食事シーンってすごく楽しそうが良い。
バトルのときは過去の作品で舞台となった公園にあるペンギンの滑り台の上で新しいカードを封印したというファンサービスもたっぷり。
スピネルとケロちゃんが仲睦まじいのも今作の嬉しい点である。
桃矢と雪兎パートも結構意味深で、前作はほとんど蚊帳の外におかれていた桃矢が本格参戦してきたらまた違った面白さが見れそうだなと思った。
本日2回目のバトルシーンでは早速アクアのカードを活用してるところが勇ましい。
唐突な新キャラ登場で次回…今作は身内が敵ではないのかな



良い

原作既読済み。
銀魂が初回から応援出演していたし、久しぶりに斉木君見れて楽しい時間だった。
女体化回のスイーツとか好きな話だったので面白い。
1期より尺が長いのは嬉しい。



普通

comicoで有料化する前まで連載は読んでいたので、アニメ化後の細部の膨らませ方には感心した。
主人公の中の人がメイドラゴンの演技引きずってるようなところは気になったが、概ね似たような系統のアニメなので好きな人にはたまらない演技に思う。
原作通りにひたすら緩い雰囲気にこれはこれで面白いのではないかと思った。
神谷他月君はかなり声合ってるなぁと感じる。
とりあえず、このアニメが面白いかどうかの境目はキービュアルにもある女の子が登場してから。
原作はそこでいったんテコ入れがなされているというのがその理由だからである。



突発的に新作チャンネルの流し見でみたため評価はつけられないが、アイドルの子の孤独が癒されるというホテルの部屋の入り口の描写よかった。
アイドルの南極入りでついていくために、素人が芸能事務所に電話するしないのやり取りのあとに、
アイドルがいきなり訪ねてきたあたりで、一気にご都合展開?うーん、そういうものなのかとみていたが、その気持ちが終盤の展開で、こういうのもいいのかなって思えてしまう説得力がアイドルの涙にはあったように思う。



普通

2話のアバンは黄飛虎と聞仲との戦いのワンシーンで未読には優しくない構成。
一応1話で妲己に主人公が負けたとだけ事実を認識していれば、2話からでもついていけるストーリーにはなっていた。
黄飛虎と聞仲の友情は好きな場面で非常に良かった。
聞仲という妲己に対抗できる有能な臣下が登場して殷をなんとかしてくれる…という希望を振りまいて絶妙な攻防でそちらの方向には絶対にいかないという塩梅が序盤の面白いところだと思う。
哪吒君はすごくいいやつで、両親の情を捨てきれていないというところとても良いシーンだった。
太公望が年寄りでもっと原作でも威厳があったシーンのような気がしていたが、アニメだと小野賢章の声がまだちょっと浮いてる。

え、聞仲帰ってくるの早くない?Cパートみたら椅子からずっこけた…今すげぇ大事なイベントすっ飛ばしただろ!!!



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