今回も映像、音、キャストの演技、どれも素晴らしかった。会話劇ばかりで退屈な画面になりそうなところを、緩急をつけたシャフト節の演出、キャスト陣の熱演で飽きさせない。
戦闘シーンはもう、壮絶だったけれど、グロいのを通り越して、シュールだった。しかし、劇場作品らしい、動きの細かさ。
各形態のキスショットが順番にしゃべるシーン、坂本真綾さんの絶妙な演じ分けを聞くことができて、やはり声優さんはすごいなあ、と。神谷浩史さんもすごかったし、堀江由衣さんはキュートだったし、櫻井孝宏さんも格好良かった。
羽川のおっぱい素晴らしい……そこはもんどけよ! キチン!
熱血編は無理に詰め込んだ感があったけれど、今回の冷血編はそんなこともなく、阿良々木暦とキスショット、そして羽川翼の物語を堪能することが出来た。ただ、やはりTVシリーズでやった方が上手く構成できたのではないかとも思う。全体を通して、演出などアレンジ効かせすぎな印象はあるけど、良いアニメ化だったと思う。原作の面白さがしっかり表現されていたのでは。こんなことがあったのなら、羽川に行くと思うんだけどなあ(本音)
アマガミを始め、高山先生の作品のファンとしては、舞台が同じだったり、共通のキーワードが登場するだけで感慨深い。郁夫も本当に立派になって……姉にしっかり教育されたんだな。
トップバッターのヒロイン、過去作とは随分とおもむきが違う。遊んでる雰囲気、うっとうしく絡んでくる娘なんて初めてかも。ここから主人公とどう関係性が変化していくのか、楽しみ。信者補正がかかっているとは思うけれど、いいつかみだった。