AI暴走含めて手垢まみれで紋切り型のSFではあったけど心を込めて歌うという命題を主軸に手堅くまとまっていて良かったと思う。
露悪趣味なあざとい格好付け感(特にラストショットなど)が散見されるのは興醒めだけど見始めた頃に比べるとターゲット層が明確に理解できはするのでそれほど悪い印象は残らない。
心象風景や記憶の音に移行すると何故か三味線の音が止んでピアノ伴奏になっちゃうのがずっと疑問だったけど今回もその演出が微妙だった。雪が漸く三味線と自分の音に向き合う。
退学して覚悟を決めて前進するとこまで描くと思っていたので意外に鬱エンドみたいなとこで終わったからびっくりした。