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普通


良い

テレサを追ってやって来たシャルルは誰からも好かれる好青年。あれだけぶすっとしていた写真部の一同があっという間に懐柔されてしまったのは驚きの光景だった。その柔らかな対応の中で多田にだけ向ける視線が違ったように見えたけれど……

彼の登場で主要人物の恋愛関係の構図が見えると共に今後の予兆となりそうな描写がチラホラと。シャルルがテレサに送った花の意味、テレサとシャルルが並んだ姿に無意識に沈む多田、シャルルとお似合いと言われてどこか気にしたふうなテレサ。
だからどうしても多田とテレサの様子に目が行ってしまうけれど、今回はアレクの様子もいつもと違ったように感じられる。テレサ第一な彼女がシャルルが来てから彼を意識して他が疎かになっているのか、テレサのドレスが汚れたことや会場から居なくなったことに気付くのが遅れたりしたのは珍しい
その際の過剰なまでに心配した様子はシャルルを意識し過ぎてしまった自身の不甲斐なさに衝撃を受けているようでも有る

又、テレサは乳母から、多田は祖父から似たような言葉を教えられていたと発覚したのも伏線になってくるのかな?
終盤のテレサの言葉とその後の北極星を見上げる様子を見る限り、日本に来た時はシャルルと結婚する覚悟ができていたのに日本に来てから、つまりは多田と出逢ってからその覚悟に違和感が生じているのだろうか?

再び多田の写真に偶然写り込んだテレサ。その時の状況は第一話を思い起こさせ、二人の関係の変化を感じさせると共にここから物語が仕切り直されるようにも感じた。シャルルが加わり恋愛方面が動き出していきそうな状況で彼らにどのような変化が起きていくのだろうか?



良くない


良い

伝説の漆黒の人魚が何だとこちらの期待を昂ぶらせておいてその正体がずんぐりむっくりなお爺さんだったのは衝撃的

今回の双葉が水圧の変化に気づかず、又光に追いつくのを優先して脚を上方にしてしまったように、後から思えば何であんなミスをしたのかと自分を信じられなくなるような失態を演じてしまうことは誰にでも有る
それだけに光の「信じられないなんて言ったら頑張ったてこが可哀想だよ」という台詞が胸を打つ。そうだよね、有り得ないようなミスをしたからってそこまでの自分が全く努力していなかったわけでも、周りから信頼されていなかったわけでもないものね
光達の言葉を受けて双葉が思い直せたように失敗してくよくよするより、やりたい事を考えれば考えれば良い

……なんて視点で捉えればずんぐりむっくりなお爺さんに連れられて疑似竜宮城を巡る様子も決してギャグ展開などではなく、眼の前の存在が人魚に全く見えなくても彼に付いていけば竜宮城に行けるのだとそれぞれが海中の素晴らしさを楽しもうと頑張った結果なのだとも考えられるか



良い

海渡やモモの発言によってほんの少しだけクリアカード編の向かう先が垣間見えた気がした
ただ、そうなってくるとさくらが見る夢の意味は何なんだろう?

今回は利佳再登場の喜びから始まったのに、見終わった時にはロールケーキモンスターの気色悪さの方が印象に残ってしまった気がしないでもない



とても良い

宗介とかなめ、胸中の迷いを明かしあった二人が協力して難局を切り抜ける決意を固めたのだから、今回は敵をバッタバッタと打ち倒す気持ちいい回になるかと思いきや……
宗介の交渉、電波妨害や会長を介した避難などで上手く行くように見えた作戦。その中でアルの台詞がこれから始まる戦いの不吉さを醸し出す。

AIのアルが予感などという言葉を使う異質な状況から始まる今回は異質なものが混ざりつつ展開する。
宗介を理由に避難を呼びかけられる陣代高校の風景はいつもの事だから生徒達はすんなり非難する。けれど、本格的な戦闘が始まることで生徒達の余裕があったはずの日常はあっけなくぶち壊れる
宗介を追い詰めたクラマの下にやって来た神楽坂もここに居るのがおかしくない教師に見えた為クラマは油断するが、その正体はレイス。クラマは不意を突かれてしまう。
AS戦は宗介優勢の流れで進むのにレナード操るベリアルが登場した途端に形成は逆転する。ラムダ・ドライバという異質な機能を搭載するASが増えた本作の中でも宙に浮かぶベリアルの様子は最も異質と言っていい。
そして宗介にとって在り得なかったのはかなめが学校に戻ってきてしまったことだろうね。宗介の虚しく響き渡る絶叫は物悲しい……

前回ラストで手を取り合った宗介とかなめだけれど、宗介はかなめの恐怖を、自分は此処にいても良いのかという葛藤を理解しきれなかったんじゃないかと思える。
宗介はかなめの安全のために戦いから遠ざけ、いざとなれば自分を置いて安全な場所に逃げろと言い含めていた。しかし、かなめは宗介の身が心配で戻ってきてしまい、更には傷付いた恭子を見て日常に居続けた自分の罪を再認識してしまう。そしてかなめは全てを守るためにレナードに付いてくことを決める
お互いを守ろうとした結果がこの別離ではあまりに辛い…

ラストは学校にとって異分子であった宗介が正体を明かしかなめを連れ戻すことを約束して出発。
その時にはかなめだけでなく宗介にも戻ってきて欲しい所。

マオとテッサが力強く表明した「このツケは必ず払わせる」。今回の戦いは防戦一方だっただけにミスリルが大逆転する展開が早く見たいものです



良い

目的を達成するにはこれが一番と思い込んでしまうと視野が狭まって他に良い方法が有ることに気付かずに失敗してしまうことって割とあるよねって言いたくなる回だった

「直でリサイクルショップに売れよ!」とのホームレスのツッコミが秀逸



良い

幾つもの写真の中に両親が死んだ日の写真を飾り続ける多田。なんて無いことで両親の最後の姿から目を逸らしてしまった自分の罪を忘れない為かのような行為。それをテレサが「きっとその日から多田君は強くなろうと思って生きてきたのでしょうね」と表現した点は印象的。
口数が少なく、長年の友人である伊集院からも「いつも何も言わない」と評されてしまう多田の内面をテレサが写真から読み取った事で、多田の中でテレサがこれまでよりも少しだけ特別な人間に位置づけられたのかもしれないと思った

そしてウザキャラとしか認識していなかった伊集院がこれほどまでに良い奴だとは思わなかったよ……。というかあんなバラバラで手間の掛かるリクエストを全て美味に作り上げられるって料理が上手いってレベルじゃない気がするよ?
多田の両親の命日に毎回多田達を楽しませてきた伊集院。その一歩間違えば嫌われてしまうかもしれない押し付けがましさは彼の不器用さを感じると共に深い優しさも感じられる
「もう平気だから」と言われてもショーを続けると言う伊集院。最早伊集院薫ショーが多田を慰めるためではなく、多田家や部活の仲間と共に楽しむための大切なイベントになっており彼らを楽しませる喜びが原動力になっているからこそ、あのように手間の掛かる料理も最高の出来で作り上げられるのだろうね

突如やってきたシャルル。彼が扉が開くのを花束を持ったまま待機していた姿を想像すると少し笑ってしまう



良くない

末弟のタニスだけ改造されなかった点は疑問だったけど、自分たちの研究を引き継がせるためか
つまりタニスは兄弟関係としては一番下の存在であっても、研究の意味合いで見た場合は上位存在となってしまう。身体の造りが違う点意外にも何処か歪な関係が目立つ姉弟だったがそういった背景が有ったのか。
これまではタニスが「自分だけが常識を知っている」との視点で偉ぶっているように見えたけど、そこには自分が姉達を守ってやならければ、そして再び研究の材料になどしてやるものかという気負いが有ったのね。納得

本編が短いだけにこれから盛り上がりそうなところで終わってしまった今回。次回も内容的に中途半端なところで終わってしまいそうな……



良くない

何故この作品でゴジラパロをしたのだろう?



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