丁寧にこの話を1話分使いおさめるのすごく良かった
一話まるまる話にだけだったのに体感の短さ…!
手始めの挨拶だけでドアップと熱風を起こせる二人。昌文君がいないとリアクションで視聴者を楽しませてくれる係がいないからね笑。
斉王も蔡沢も道を探していたけど難しくて諦めていた時に光ったのが政なんだなぁ。昌文君がまだ答えが…と言っていたのに政はちゃんと考えていた。
蔡沢のおじいちゃんすごい仕事を成し遂げて逝ったな〜。もともと寿命だったんだろうかど、仕事の肩の荷が降りたのと感動で急に事切れたね…。座ったまま倒れず逝き周りに心配させないカッコいい最後。
始皇帝の法治主義は新し過ぎたんよなぁ。
だからこそ統一が成ったんだけど、その法治は苛烈だった。法によって裁き過ぎざるを得ないほど、当時の中華の臣民はまだ文明度が未熟だった。
また、法治主義に対して君子による徳治を望む儒教は相反する存在だったので、焚書坑儒が行われた。君主による徳治は、君主の人格と器量に依存するので、世代交代によって混乱が起きやすいという弱点がある。儒教は封建制と相性の良い思想だと思う。
始皇帝の後に真に法治主義が人類史において浸透するには二千年の時を要した。
史記は漢代に書かれているので、始皇帝の治世についてその苛烈さを特に強調しているが、五百年の戦国時代を終わらせて、新しい統治を実行したことは中華最初の皇帝に相応しい功績と言えると思う。
蔡沢最期の大仕事だった。
蔡沢は秦の先先代王の宰相。嬴政の信任厚く、外交工作のために斉に派遣されていた。高齢だしまさに命を賭す、全うするまでは死ねないという覚悟で任に当たっていただろう。秦の中華統一は、斉に敵対されなかったことで、早く成ったと言える。蔡沢GJ!
今シリーズはここで〆。
次からはいよいよ李牧との長い対決に入るかな。
戦国四大名将は、白起、廉頗、王翦、李牧。
李牧はこれまでは主に趙の北辺防衛で匈奴と戦ってきた。そして、あの強い匈奴を悉く撃退している。つまり、実戦経験はそこらの将軍よりもあるし、めちゃくちゃ強い。
この時期、楚と魏の方が趙よりも大きいけれど、趙の李牧が事実上、秦の最大の強敵と言える。
斉の大王が来るとか聴いてないぞw
李牧まで連れてきてるしw
斉王…デカすぎんだろ…。
秦国が統一するということは他の6つの国を征圧するということ。
この点に法治国家というしっかりとした回答を持っているとは思っていなかった。
現代日本みたいに「ただし政治家は除く」みたいのなけりゃいいね!
王として君臨していようが法を破れば裁かれる。法が絶対。
これであれば征圧された側の民も納得は行くよなぁ。
まぁその法を作るのが難しいとこだと思うけど。
蔡沢最期の仕事か…。
久しぶりに出てきたのに。
あとは李牧と対談ってとこで今期終了。
斉王がちょいちょい口からヘビ出してきて集中し辛いのよw
知らないおじいちゃん、推しの発言にウッってしている様子に見えていた、途中まで。
このシリーズから見ている自分には、次の話に移ったこの回はどうかなーと思ったけど、面白かった。
知らないなりに蔡沢がどれだけすごい事を成したかよく分かった。
今度は政のターンと。斉の王と李牧の会談に緊張しつつ、斉の王との会談は激アツでした・・・蔡沢ぅぅぅぅ!!!!泣けるなぁ~
法の下の平等・・・その核心に一番早く到達したはずの中華が、現代では弾圧の下に抑圧しているというアンチテーゼも感じてしまったなぁ・・・