趙はとことん秦によって兵と民の犠牲を強いられた国だなと。この戦国最末期だけじゃないんだよなぁ。
最後の合従連衡より以前にもあった。
桓齮は離眼と紀彗の関係性を調べて知った上で、敵を分断、黒羊丘を制したと。史実にはないオリ展開だけど、史記や戦国策の記述から察すると、桓齮は強いがそこまで頭が良いという印象はない。この作品での桓齮はめちゃくちゃキレ者だけど。
一方、李牧は軍略家として中華史上最強クラス、負け戦が一度もない。秦軍は最後まで一度も戦いで李牧に勝てなかった。ただ、趙は末期の王族と貴族の政情が悪く(文官に能臣が居なかった)、それが李牧にとって不運だった。仕える国を間違えたと言えるかもしれない。三国志然り、なぜか飛び抜けて優れた軍師は戦に勝ち続けても大望を果たせない。
春秋戦国時代は、対外戦争と国内の権力争い、富国強兵など、総合的に力を付けた秦が最終的に勝ち抜いたと言える。
桓齮軍から飛信隊に移る将も出て来たな。当然、桓齮の汚いやり方よりも、飛信隊の熱さに触れて惹かれる者も出て来る。
桓齮は慶舎を討ったことよりも、この部下を取られた一件で信に一目置いたかもしれない。
いやぁエグいね。
黒羊の民の遺体を使ってアーチを作るなんてな…。
離岸の民にはもっと酷いことをするって文をおいた上で桓騎軍が移動を始めたら紀彗は行かないわけにはいかない。
まぁ予期してた通り拷問で紀彗のことを聞き出して離岸を引き合いにだしてきた。
大勝利なんだけど普通は取らない策よなぁ。だからこその大勝利なんだけどもさ。
ただここまで悪役然としていると逆にキャラとしては魅力が出てくる。
岳嬰のような直情型の将も好きだし、金毛のように感情を抑えつつも冷静に判断を迫るような将も好き。
那貴が飛信隊に合流するのは意外だった。
那貴がまさかの飛信隊の所属に、嬉しすぎる
桓齮はかっこいいんだけどこの一件でどうしても好きになれなくなった
おいおい、那貴の株が前回に引き続きぐーんと上がっていく!飯が美味いっていい理由だ。抜ける時にやり合うの怖いわぁ~。
結果的に大勝利!本当に桓騎にしかできない作戦だった。本人がバチバチ戦ってる様子も見てみたいけど難しそう。
ぅゎぁ…またむごい…。
そりゃ離眼の民を助けに行くでしょと思ったけど、このシリーズの戦の意義を分かりやすく説明してくれた金毛の熱弁は説得力が有った。
その上で離眼にやってきた軍が紀彗軍だったのは熱かったな、結果は同じでも。
最古参、拷問係なのw
羌瘣の振りかぶりすごw
那貴さんまーじ。
そんな鞍替えする人のように思わなかったので、意外な展開で驚いた。面白い。
結果論だけ言うと大将軍以上の戦果を残した桓騎にも正々堂々立ち向かうことを決意する信くんが楽しみだなぁと思いつつ、那貴くん嫌にイケメンだなぁと思ったらまさかの飛信隊へ入隊とは・・・はてさて、どう〆るか最終回が気になるところ。