少し難しいところとエグいところが多いにも関わらず、覚えていないストーリーや最終回のモヤモヤとスッキリの同居などがあり1期と比べると少し落ちるも、あまり気にはならないくらい世界観とキャラクターに圧倒されていた。
1期が100ならこれは80くらいか。鹿矛囲は好きな敵の1人で、槙島とは違う部類のよいヴィランだと思った。そして霜月。彼女の動きを視聴者がどう評価するかによる気はする。
でも、面白いのは間違いない。
霜月マジで嫌い。
1クールだから仕方ないとはいえ1期と比べると終わらせ方に消化不良感が否めなかったけど、相変わらず哲学的な良い作品だった
シビュラシステムの存在は間違ってるけど、結局それに頼らないと成り立たない社会構造を変えていかなければいけないという点においては1期と同じような結論に至ったのではないか
「集団的サイコパス」が今期のテーマだった訳だけど、それを肯定する事がシビュラ自体を否定する事になるというのが非常に面白い展開だと思った、霜月は結局クソ野郎のまま終わった、3期に期待
◎かなり面白かった
たくましくなったのう
設定5/脚本5/映像音楽5/個性5
シリーズ評価:Ⅰ/Ⅱ
☆☆☆☆
サイコパスの「続編」であり「スピンオフ」
1期を見たのが前提で作られた2期って、基本的に1期を面白いと感じた人が期待して見る続編なので、どうしても1期との比較は避けられない部分があると思ってます。自分は。
そういう意味で、サイコパス2は1の「続編」であり「スピンオフ」だと思います。世界観も登場人物も1と同じ。でも1期とはアプローチを変えてきたので、1期のファンとしては違和感がある。その違和感は、変えないほうがいい部分を変えてしまうとより強くなるので、この作品は残念ながらそういう感じだと思います。
サイコパスは、犯罪係数に従って潜在犯を裁く公安と、そのシステムで裁けない特殊な潜在犯との戦いや、執行官たちの刑事としての矜持が見どころですが、実際はその背景にある「人間の心理や性格が数値化され、為せる者が為すべきを為す社会は本当に望ましいのかという問い」と、「システムが完全な社会を作るのではなく、システムを完全なものとするために社会が存在するという矛盾」がテーマの作品で、そこが面白いんだと思うんですよね。少なくとも1は。
▼以下ネタバレあり▼
で、サイコパス2はどうかというと、そのあたりの根幹のテーマがだいぶ薄まって、ウケの良かった「公安VS特殊な潜在犯」の構図と、バトルやサスペンスといったエンタメ要素を前面に押し出した作品になってる感じがします。それが間違ってるかどうかで言うと、商業的にはある意味正しい判断だと思います。テーマが変わったという言い方もできると思います。
この辺の事情としては、1の真の主役と言える狡噛慎也の退場で作品のテーマを代弁する象徴がいなくなったこと、そしてシビュラの正体を知った常守朱が物語の中心になったことで、物語の構図が「管理社会の矛盾という見えざる敵と1係の戦い」から「シビュラという存在が確認された必要悪と常守朱の戦い」にスケールダウンしたことも一因だと思います。もっと言うと、ストーリーそのものは「いかにして常守朱の色相を濁らせるかの話」でしかないので、やっぱり弱いんですよね。
これを劣化と捉えるか作風の変化と捉えるかは人それぞれですが、製作陣がオリジナルのテーマやメッセージを十分理解してない・あるいは変えたと感じるので、批判されても仕方ないですね。
仮に1期と比較しないで単体で評価した場合、そこそこ出来のいいアニメという感じだと思います。やっぱり1期のクオリティには及ばないけど、決して悪くもない。脚本も作画もキャラもいいんです。でも世界観が投げかけるテーマにストーリーが追いついてない感じというか、世界観の設定はめちゃくちゃいいのにそのポテンシャルを生かせてないとは思います。
あとはやっぱり霜月美佳の存在がジョーカー過ぎた。2期は常守朱という存在の特異性と公安内部の歯車が噛み合ってない部分が結構描かれてるので、その公安における普通の人(良くも悪くも真面目で職務に忠実、シビュラに選ばれたことへのプライドが高くキャリア志向が強い、一方で保身的で長いものに巻かれる部分もある、ある意味でシビュラにとって最も都合のいい人材)、つまり常守朱の真逆の存在として登板したんだと思いますが、どんどんシビュラの闇に呑まれていって、典型的な三下に成り下がってしまった。特に最後の胸糞展開は気をてらい過ぎてしまった感はありますが、本当に彼女が悪いのか?彼女のような存在を求め、生み出したのはこの社会の方ではないのか?というのは、サイコパス1から引き継いだ数少ない共通テーマだと思います。ちなみに私も霜月美佳は大っ嫌いです。
だいぶ長くなりましたが、好き嫌い・1期と比べてどうか、だけで評価するのはなかなか難しい作品だと思ってます。1期より小さくまとまっちゃった感はあるので、そこがスピンオフっぽく感じる部分ではあります。
ストーリーは終盤にかけて言葉遊びに比重をかけてしまいすぎたのではという感じ
グロテスクでセンセーショナルな描写が格段に増えた印象、青柳監視官の回とかは展開も含めて本当にすごかった
続編だけど新たなフェーズに進んだというよりも、別の視点からという感じのストーリー
2期もストーリーが作り込まれており、非常に今の社会を考えさせられる作品だったと思います。ただ1クールという短い期間だったためか1期ほどの満足感は味わえませんでした。
ただそれはあくまで1期と比べてという事なので、全体的に見れば良い作品だったと言えます。
キャラクターも1期から成長した姿を見ることが出来ますし、新しいキャラも良い味を出していると思います。この後に公開された映画を見ると、より2期のキャラクターに愛情がわくと思います。
1期と同様、何回も見て自分なりの解答を得たいと思える作品でした。
敵である鹿矛囲桐斗の考えも槙島聖護に比べて共感できるもので、個人的にはストーリーは2期の方が面白かったと感じました。ただ1クールということもあって若干尺不足だったとは思います。ストーリーの都合もあるけれど、せっかく新メンバーが3人入ったのに東金朔夜ばかりがフォーカスされていた印象。若い霜月と雛河の成長も出来れば描いて欲しかった。
1期ほどではなかった。朱ちゃんが強くなった姿を見られる作品。
記録用
一期が神すぎた
意味の難解さと物足りなさ
面白かったけど、一期と比べるとやはりクオリティが低かった。依然として面白くはあったが。
1期にあった面白さに欠ける。
「個人としてではなく集団として裁くこと」に焦点を合わせているが、スケールが大きく身近さを一切感じない。
コウガミをなくした分、キャラクターの魅力のなさが目立つ。悪役にも魅力がなく、ストーリーは進んだけどなんだなぁな感じ。一期が良過ぎた
1期から落差がとにかくひどい。全て終わって感想は「え?これで終わり?」という感じだった。
1期最大の魅力である狡噛vs槙島という正義と悪の戦いの構図がスッポリ抜け落ちてしまい、キャラクターとストーリーの魅力が半分以下になってしまっている。
重要キャラの死がいくつかあり、本来悲しい方向に盛り上がりがあるはずだが、深掘りが無いからただむごいだけになってしまっていて残念。
ほぉーーーん!?なるほどねン!?!!?!と思ってたら終わってた。なるほどね〜〜〜〜!!!!ふっか。深え〜。理解するのが難しくて最後2話3回くらい見直した。けど、全部理解しきれたとは思えない。何回見てもたくさん考えるしまた数年後に見ると受け方が変わるだろうなと思った
システムが如何にあるべきかを問う作品
朱の意志に迷いがなくなり朱イズムを堪能できる