本日のエア番組実況。
見どころがありすぎる密度の濃い回だが、今朝はバランの気持ちでこの回を観た。
ラーハルトがヒュンケルに語ったテイで、バランの悲しすぎる過去が語られる。その「冥土の土産」は必要かと思いつつもw
作監はプリキュアでもおなじみ小松こずえさん。儚くも美しいソアラの作画も、悲劇を引き立てている。
こんなに愛らしい娘の死に優しい言葉のひとつもかけずに「恥さらし」呼ばわりのアルキード王、この男は本当に人の親なのか。何度観ても、このシーンには強い憤りを感じる。「逆鱗」という言葉をカジュアルに使うことが自分にもあると認めつつ、このバランの怒りこそが真の「竜の逆鱗」だろう。
竜の騎士を構成するはずの「人の心」は、こんなにも儚く脆いもの。大魔王バーンの真意はどうあれ、バランに人間の愚かさを説く説得力になってしまっている。
悲しみが尽きることがないバラン編。この回想シーンが最後か?
いいや、そんなことはない。このあとにまだ特大の悲劇が。
TVerにて視聴。
息子の名前をバランに尋ねられ、ソアラは「ディーノ」と即答した。前もって決められていた名前だからだと思う。
人ではないバランは家族を持つことに実感を持っていなかったし、身ごもっていたのはソアラだけが知っていた事実だから、この時点でソアラは家族3人での生活をバラン以上に強く望んでいた。
息子の名前を既に決めていたことも含め、家庭を築くことを夢見ていたのはむしろソアラのほう。
直前の雨中のシーン。
ソアラの「お願い、私たちを置いていかないで」という台詞に、そんな想いが込められていたと思うと不幸な結末がつらい。
何度も観て内容も知っているのに、涙なしには観られない回想。
1日過ぎてしまったけど、ラーハルト役石田彰さんの聖誕祭として視聴。
この回は見どころが多すぎラーハルト回として観るのは無理があるかもしれないがw、ラーハルトの名そのものがサブタイである前回よりこのキャラのことがよくわかる回である気がする。一騎打ちに負ける回をあえて選んだことは、申し訳なく思うけどw
「バランの気持ちがオレにもわかる」とラーハルトの怒りに触れ、あえてハーケンディストールを出させてグランドクルスでの一発逆転に持ち込む、ヒュンケルが立てたシナリオが熱い。
ジャンプコミックス11巻収録分。
先の展開のネタバレを多く含む。以下、原作を完読してない方には、読むことを全くお勧めできない感想。
原作を損ねることのない、いやそれ以上と言っていい。バラン編はどうしてこうも、見どころあるシーンがとめどなく続くのだろう。
普通だったら1話を支えられるだけの、メインとなる見どころが3つもある。この密度よ。
「何度も教えたけど キミは勇者なのよ」
「キミの心からキミとあたしたちのかけがえのない思い出をうばった、許せない敵だわ!!」
原作と読み比べた上で、句読点の位置を原作とは微妙に変えてる。
とても大切なこのシーン、特に劇中唯一のキスシーン(だよね)がカットされていなくて安心した。このシーンのレオナを早見さん以外が演じるのが全く想像できない。
このシーンへの感想は、メルルの台詞と全く同じだ。レオナはなんと強いメンタルを、強い愛を持っているのだろう。(話は少し逸れるけど、原作のレオナの台詞、「キミ」表記はすごくいい)
バランとソアラの出逢いから新婚生活、そして別れまでの回想がある。
新婚生活が大幅に加筆されており大満足。足されたシーンが「バランが子供をあやす」という、先の展開への伏線となるシーンである点も、これまた素晴らしい。ソアラもすごくかわいい。
細かいところだと「君と暮らした毎日は…楽しかった…」から「君と暮らした日々は幸せだった」へと、愛情表現がよりストレートになっている。
公開処刑からバランの怒りのシーンまで、涙なしには観られない。
ヒュンケルの復活と、ラーハルトの決着。
敵の最大の技をあえて出させて、そこに罠をはるヒュンケルが熱い。原作最終盤の、「天地魔闘の構え」の攻略を思い出した。
ラーハルトが言った通り、剣も鎧も持たない状況。グランドクルスを初めて撃った時と同じ「命そのものを武器」としなければならない状況で、アバンの使徒の証「アバンのしるし」を小道具として使う。
ヒュンケルは、かつてレオナが命じた通りに、アバンの使徒として生きていた。そのアバンの使徒というアイデンティティ、それ自体が切り札となっている熱いシーンである。
ソアラの話に戻るが、「太陽」のようと喩えられた。
女性としての暖かさの比喩だけでなく、より具体的な意味がきっとあるはずと思っていたのだけどね。
記憶失ったダイにまだ勇者としての責務を背負わせようとするレオナはじめ周辺の大人たちは酷だと思うけど、ダイがしっかりしないと何も進展しないので辛いところ....。
バランの過去とダイの出自のエピソードはなかなかにしんどいな....王国のやつらgmすぎる。ラーハルト解説サンキュー。
似たような経験をしているヒュンケルだからこそバランに共感もできるし、正すこともできると考える。信念を貫いたときにバフがかかるのは少年マンガっぽく良い。
説明は……回想は……
冥土の土産に教えてやろうって言うやつだいたい冥土に行くんやぞ……
ダイとレオナ、それからバランとソアラ。二つのキスが印象的。二人とも愛すべき人(しかもどちらも王女様!)との出会いで人生に転機が訪れ、人間と関わっていく事になるんだねえ。始まりは同じでも人間に対しての愛憎が真逆の処に辿り着いてしまったわけだけれど。
ドラクエはそもそも人々を守る事が正義で大目的である、という前提に立った物語ですけど、ダイの大冒険では、クロコダインやヒュンケル含め人間社会の外にいる人物たちの目を通して、人間は守るに値するのかという作品の大前提を問うていくのが面白いところですね。
レオナ姫とダイのおねショタ……尊い。
ダイ出生の秘密が。
傷を負うほどに強くなるヒュンケル、ドラゴン紫龍みがすごいw
人質をとるボラホーン、それじゃ竜族も誇りもくそもないクズじゃないか。人類を否定するに値しない。
バランの自業自得じゃないかとも思った。
ああ、ソアラさん、茅野愛衣さんだったのね。
しかしほんと展開が王道ジャンプアニメって感。