ハドラー、かっこいいというかいいキャラになりすぎてる、最後にして・・・
まさかのアバン先生復活とは、これは予想外
櫻井孝宏生誕祭として。ここ最近の回の中では最高の神回。
この回最大のイベントはもちろんアバンの登場だけど、ハドラーとポップ、マァムとポップのやり取りも同様に印象に残る。
キルバーンの悪役としての存在感は、この回がピーク。祝杯のグラスを落としてからは一気に底の底まで転落していく。
それにしても、姿を隠して不意打ちとは全くスマートじゃない。らしくない「自ら出向いて」の不意打ちを仕掛けた時点で、このキャラは底が見えてしまった。
メドローアで一点突破できる理屈がよく分からんけど、展開がアツいのでヨシ!
ポップ、お前……ハドラーの漢ぶりも見事。
制作を遅らせたのはキルバーンの仕業だなきっと。
アバン先生!73話にして奇跡の超絶展開!これがジャンプ黄金期の名作か!
何という神回。
ハドラー・・・
こんなん泣くわ!
そしてまさかのアバン。ホントなの?
一か月延期したのちの神回!
泣けるよ、、、、
生きとったんかい
クラッキング被害によって放送を待たされたけど、待った甲斐があった渾身の回だった。最高!
ジャンプコミックス28巻収録分。
三条先生の表紙裏コメントは、まさに今回のアバンの登場について。
番組公式のTwitterアカウントでは「カウントダウン」と称して、この回に含まれる名シーンを数カット先出ししていた。
その中にあった、アバンの姿を見て驚いているレオナと、ダイヤ・ナインの終焉に涙を流しているマァム。両名の美人作画にため息が出たが、放送休止明けのスケジュールにも関わらず、今回の作画は全編通して、カウントダウンの時に抱いた期待と違わないものだった。
作画のリーダーが、過去に良回を手がけてきた香川横田コンビだったと知り、なるほどと納得。
脚本には台詞の追加も含めた細かい修正が多く入って、全体的にテンポが良くなっている。ここ一番の台詞(例えば「骸が動いたのだ!! もうけものと思えっ!!」)には改変が入っておらず、このあたりのさじ加減は相変わらず絶妙。
アニメオリジナルの良演出はいくつかあり、ポップの「アバンのしるし」が強く光るシーンの追加はわかりやすい変更点。他には、キルバーンがキルトラップを破られたことに原作以上に狼狽し、ハドラーに胸を貫かれて赤い血を流していたシーンも印象に残った。
最後は、本編から続く特殊エンディング。いや〜神だわ。
ところで、原作漫画にはナレーションがある。
マァムが絶望から「誰かなんとかしてぇっ!!!!」と叫んだシーンでは、その直後のナレーションは特に印象的だった。少し長めだけど、以下全文。
マァムの叫びに
応える者は
誰もいなかったその場の 誰もが
残る自分たちの
能力では 何も
できない事を
痛感していた…かつて 彼らが
戦いの中で これほど
自分たちの……正義の力の
無力さを感じた事は
なかったに違いない……
旧アニメにもナレーションがあったけど、この新アニメはナレーションなしで始まった。
とはいえ、このシーンに限ってナレーションがあるのもおかしいし。原作のナレーションに思い入れを持ってはいたけど、まぁ無粋な言い方をすれば、言われなくても分かることを言っている文章でもある。アニメの表現として、べつに存在しなくても物語は成立すると納得した。
ここまで原作との相違点ばかりでキャラの話題があまりないのでw、最後に今回の主役であるハドラーの話。
ハドラーは超魔生物になってから人が変わったと言われているけど、それは自分は2回あると思ってて。1回目はもちろん超魔生物に改造される前で、結果「己の立場を可愛がっている男に真の勝利などない」等の台詞に代表されるような求道者になったけど、この時の変化だけでは今回のポップを救った行動等、その全てが説明できないと感じる。
ポップとの会話を通じてハドラー漢泣きするシーンは、関さんの熱演もあり、とても胸に響いた。ハドラーに純粋な善性が芽生えるという、2回目の変化がここだった様に思うけど、どうだろう。D&Dの経験者にむけて言うと、カオティックエビル→ローフルニュートラル→ローフルグッドという順番。まぁこれは余談だけどw
この回を観る為に、我々は1ヶ月待ち続けたわけだけど。放送再開がこんな神回だったことにも運命を感じる。
満を持して登場したアバン、この回ではまだその話はしない。次回にでもまとめて。
久しぶりの放送はとんでもなく素晴らしい回だったな…。ハドラーの覚悟、ポップの覚悟。2人がお互いの気持ちを吐露しあうシーンはマジでグッときた。
満を辞してのアバン先生降臨で形成逆転はアツすぎる。ハドラーの決死のキルバーンへの一撃も良かったね。1ヶ月待った甲斐があった…。
これ映画館で上映会するんべ
なんて回を作ってくれたんだ。これを神回と言わずしてどの作品を神と呼ぶのか。
演出、作画、脚本、全てが素晴らしい。 素晴らしい作品です!☺