アニオリで描くリンの原点、キャンプを始める最初となる部分を見るAパート
薪の組み方や松ぼっくりの有用性、キャンプ飯の作り方など、1期1話でなでしこや視聴者に説明していたリンの経験のや知識の始まりの瞬間を見た。
そして母からの非常食として隠し持ってきたカレー麺を勢いよく食べるリン、そして視線の先には月明かりに照らされた綺麗な富士山。ここで1期のなでしことの対比の繋がりを描けていて最高!
そしてBパートでは現在に戻り年末の予定を話し合う野クルメンバーたち。2期になってもきららの特徴である何気ない会話やどーでもいいシーンにもゆるキャン独特の間や尺のとり方で全くくどくなく描かれていてとても気持ちがいい
みんなの予定を順番に話し合うところで2話からのリンの伊豆キャンやなでしこのソロキャン計画、あおいの家族同伴のキャンプなどの2期全体の道筋作りにもなっている。
そして最後伊豆キャンに出発するリンに対しなでしこから渡されるカレー麺、ここでもなでしことリンの対比の合併(1期と2期へのたすきの繋ぎ)が表現されていて終了。
第1話としてここまで完成されたものは本当に数少ない中、最高のスタートダッシュだった
薫の過去回として描かれた8話
同じ境遇であることで惹かれあった薫と陸斗の2人何気ない会話から始まるバス停。バスに乗ってお互いの身の上を話し合う中でさりげなく薫が力こぶを作るシーンや今のうちにスカートを沢山履くといったさり気ないところでプロを見せてくれる演出まで最高
またそれに対して男役として舞台にたっても君は可愛いという陸斗の発言に対して恋に落ちる薫。2人の距離は近づいていき、バスの中で踊り出すように揺れるつり革、おばあちゃんの見舞いのための僅かなバス時間がどんどんと頻繁になっていく。
センスはあるけど、実力として昇華できていない陸斗と実力はあるけど、表現力が足りない薫の2人の対比もグッド
そして夏祭りに行く2人、ベンチで話す陸斗、周りからの期待に応えるために始めた陸斗と自分から始めて周りからのプレッシャー負けずにやり続けてきた薫の対比の使い方も秀逸、また着てる服に描かれる青い朝顔の花言葉は儚い恋。細かいところまでとことん考えさせてくれる…
そして甲子園をかけた決勝でホームランを打つ陸斗、語ることなく自らの背中で証明、払拭することによりお互いがお互いの背中を押し夢へ歩き出す。
そして最後、張り紙の貼られたバス停の写真を見る薫は銀橋を渡る時その時に陸斗に自分から告白するというまるで押された背中に対して最大の報いを返す宣言と共にさらに高みを目指す薫のプロ意識、ラストシーンでバスが過ぎ去っても座り続けている2人が映され、バスが来てもまだ二人で話していたいという二人の内心を描いた演出で薫の夏に決着
そして薫のエンディング、薫の周りに咲く青いバラ、花言葉は夢は叶う
最後の最後まで細部の一つ一つに至るまで全くの隙がない本当に最高の1話でした