迂遠な表現での会話が長かった。攻殻機動隊のように会話の背景に哲学や科学に関する知見が感じられるわけでもなく、簡単なことを小難しく表現しているにすぎないように感じた。やや中だるみ感あり。今後の展開に期待。
丁寧に作られた作品という印象。全体を通して、細部の作り込みや登場人物の心情の描写は良かった。
サカサマだと思っていた者自身がサカサマだった、というオチは、なるほどそういうこと(観測者自身のバイアスでモノの見方・価値が変わること)はあるよなぁと思うものの、
『それを伝えるために、ここまでの大舞台(大作)が必要だったのだろうか』、裏返すと、『ここまでの大作で表現するにはテーマとして小さすぎるんじゃないだろうか』と、なんだかもやもやした気持ちが残った。
あまり難しく考えずに、純愛作品として見るのが良いのかもしれない。
もうインターハイの話に入るのか、と思ったのだけど、見てるうちに話に引き込まれた。これからどんな戦いが繰り広げられるのか楽しみ。