サービス開始日: 2019-01-14 (1943日目)
背景美術にかなり気合が入っていて、断頭台の金装、壁の装飾やカーテンの文様、廊下や食堂の設計、調度など枚挙に暇がない。完全にフランス革命モチーフの設定だけあって全体的にヴェルサイユを模しているのだろうか。(まぁティーセットだの窓だの動く部分は現代風だが)
断頭台は確かにああ置くと見やすそうだが、基本聞くのは市街の広場であって、城や館の前に広場(人の集まれるところ)を作っても普段使い道がないという事なんだろうか。
アンヌがあまり大した理由を語らないところにむしろ何か良さがある。
表情芝居もやるべきところではちゃんとやっている印象がある。
一話丸ごと魔虚羅戦。都市環境を活かしているのも良いが斬撃の描写が個人的に好きなところ。
夜景の穴として見せるのも原作にない印象的なシーンと言える。
それにしてもアニメだけだと解・捌とか謎そう。
この為に観ていると言っても過言ではない宿儺vs漏瑚。印象的な宿儺の謎めいた「炎」も美しい。
明らかに物理限界を超越している甚爾の戦闘も原作より大幅増量されていて素晴らしい。脱兎の格闘もかわいい。
2期の良いところだけ詰まった様な傑作回。
七海さんが原作の5倍くらい迫力がある。テンポは悪いもののやはり演出は良い。
甚爾については夏油といい「肉体と魂」の話の流れがあるのだろうか。
冥冥が「読みが外れたかな」と言ったのは偽物なら生得術式が使えないはずだからで、術師的にはやはり五条悟の勘には「なんで分かるんだよ」という気持ちになるのだろう。