言ったあああー! そしてバッサリ。
まあでも、森川にしてみれば、この間まであまり話したこともなかった男子に急にそんなこと言われても、だわな。
前回、夏目が消しゴムをいじるカットが、「ん?」とひっかかるような演出をされていて不思議だったのだが、そういうことだったのか。
今回は、小宮が泉に見せた証拠写真を始めとして、泉や相馬の主観アングルとか、「片思いをしている人の視線」が印象に残る回だった。そう、片思いのときって、一番見ている好きな子の顔って、横顔なんだよなあ、と思い出したり。
だから、片思いから一歩進んで告白するときは、相馬のように相手に正面から向き合わねばならないのだ。
ちゆきとみさき二人のドラマとか、ニーラーの特徴についての解説とか、レースのための交通規制のような独自設定の描写とか、全体のバランスは良くなってきてると思う。
でも、過去に事故ったことがあってもなおノーヘルでニーラーに乗るメンタルは、自分には理解できそうもない。
同じ岸誠二監督の「瀬戸の花嫁」や「天体戦士サンレッド」を彷彿とさせるキレのいいギャグの連発で、大笑いした。
国防仮面が、「園子の夢」ネタだけかと思わせて、オリエンテーションの演し物に繋がるのが上手い。しかも一人増えてるし。国防仮面の陸と海とで、敬礼のときのヒジの開き具合が異なっているのが芸が細かい。
イイ……。
とりたてて大きな事件が起きるわけではない日常の風景を、さらりと切り取っているだけのように見える。だけど、確かに自分もこんな時があったと思える、あの年頃だけの特別な時間を、表現できていると感じた。
好きな女の子の、何気ない一言や仕草に過剰に反応してしまう、両思いにはない片思い特有のドキドキが鮮やかに蘇ってくる。もうずーっと片思いのままでもいいくらい。
メインの4人だけだと一歩も進展しなさそうなところを適度にアシストしてくれる依子、グッジョブ。いい娘だ。
あと、写真部の男子二人が撮った写真を見たい。
TV出演翌朝の登校シーンの、ローファーの作画に感心した。側面からだけでなく正面から見たときの形状も正確だし、ハイライトや影の付け方も適切。足の外側と比べて、内側の土踏まず部分の方が影が大きく描かれているのとか、唸らされる。道路の傾きと足の傾きが合ってない点だけが惜しい。
シリーズの導入としては、これを第1話にした方がよかったんじゃね?
どうせノーヘルだったり学校制服だったりでニーラーに乗るシーンがあるのであれば、レース含めて全編ノーヘル+学校制服で通してもよかったのでは。学校制服スキーとしては、学校制服姿の女子がニーラーを操るのは、画的に結構グッとくるものがあったので。
友人達と過ごす楽しい時間の中で、ふとした瞬間に垣間見える「苦さ」がいい。影は光を際立たせる。この、ままならなくてもどかしい、苦い味わいがあってこその青春だ。
今回陽斗が「なぜ森川か」を語るシーン、第1話で彼女がトランペットを演奏しているところが印象に残っていたので、陽斗の言葉に自然と共感することができた。前フリを丁寧にやっていて好印象。
印象的な風景が多くて、見ていると作品の舞台を訪ねてみたくなる。新江ノ島水族館かあ。
OPとEDもとても好み。
情けない話だが、メインヒロインである夏目と森川が識別しづらくて、目元のほくろを頼りにしている状態。キャラに馴染んでくれば大丈夫になると思うのだが……。
第2話にして既に作画が結構アヤシイ感じなのが心配だが、頑張って欲しい。
遮蔽物を挟んでカットをつなげる手法をリヴィール・フレームというそうだが、遮蔽物にスカートを使っているのを見て衝撃を受けた。これはもう発明と言っていいのでは。