雰囲気や構成が世にも奇妙な物語風の作品だと思った。どの話もハズレがなく、毎回楽しく見れた。
ストーリー8 , 印象3 , キャラ3.5 , 映像音楽4 トータル3.7
アダムの魂が入ってるのがカオルで、それと似た存在が綾波レイというわけか。そのカオルがセントラルドグマにいる存在をリリスと認識した瞬間何かを悟ったのが意味深だった。ゲンドウがリリスをアダムと偽っていたところに人類補完計画(ゲンドウの進める)の真の目的があるのだろうな。
友達をシンジに殺させるという構図が残酷だと思った。そりゃシンジも反旗を翻したくなるわな。トウジのために料理を考えるヒカリのシーンもくるものがあった。
結局死なないのかよとは思ったが、それは安易な演出だからやめたのかな。
綾波レイとは何者か、エヴァとは何者か、そして使徒とは何者か。そういった物語の根幹を成しそうな疑問を登場人物が抱くようになった。終盤に謎が回収されることを祈る。
あと描写的に綾波レイが碇ユイのクローンであることはほぼ確定的だろう。
盛り上がりと謎の回収、秀逸な心理描写。今回は神回だな。
綾波が動揺するのも珍しいな。レイとシンジの心の距離はだいぶ縮まっているのかな。
シンジは父親に畏敬の念を抱いている印象。むしろ最近は父親を好意的に見ている描写が目立つな。
そして終盤、第1の使徒アダムがNERV本部にいることが明らかになる。ロンギヌスの槍などのあらゆる不明箇所は後々明らかになるのだろうか。
使徒の名前がついに明らかになる回。
レイの深層心理が明らかになり、綾波レイとはなにものか彼女自身もわかっていないことが明らかになった。エヴァの心理描写は独特で個人的に好き。
使徒がLCL化しないのが、劇場版との違いだな。その違いに意味があるのかと思った。
あとゲンドウがレイを救い出すのにあれほど必死になっているのが異様に映った。シンジとの思いやりの差が浮き彫りになったが、原因はやはり綾波レイの正体にあるのかな。
音楽プレーヤーの数字が25と26を往復している。やはりこの数字は何かを暗示しているのは確かだと思う。ターニングポイント(エヴァに乗る未来が26?)で数字が変わるのかなと思った。シンジが今後の身の振り方に迷う話だったので、この考察は一定の信憑性があるのでは。
機体自体に意思があるのが、ロボットとの違いだな。人造人間に乗るという発想が今なお新鮮だと思った。
音楽プレーヤーがアップで表示されたのは意味深だと思った。25から26に数字が変わったのには何か意味があるのかと思った。
名言がよく出る回だった。
今思えば、LCLってかなり斬新な設定だと思った。現実に液体呼吸は存在するが、それを15年以上も前に作品に取り入れているところがすごい。