本日の夜実況。
プリキュアたち各々のトゥインクルイマジネーションの中で、キュアコスモのものだけはどうにも共感できない。
アイワーンがかつて行ったことは概ね大量殺人と同じで、にも関わらず当の本人には償いの意志が全くない。その様な極悪人を、何の見返りもなくただ許せというのか。
「憎しみの連鎖は断たなければいけない」のはわかるとしても、筋立てが強引で、さすがに奇麗事が過ぎると感じる。
ユニの変装のひとつ、バケニャーンの元ネタともいうべきエピソードはなかなか面白かった。
ハッケニャーンというせっかくの重要キャラの登場回が、「アイワーンを許さなければならない」理由の説得力のなさで台無しになっている感あり。
本日の夜実況。
楽しい仮装だけで幕間回として十分楽しめそうなところ、カッパードの過去を匂わせるシーンあり。楽しい回だが、それだけじゃない。
「異星人と解り合えるのか?」という、ララというキャラそのもののようなテーマ。その決着となる、40話の直接の前段になる回。
ひかる以上にUMA仮装を楽しんでいたララを見ると、胸が痛む。
だがそれは乗り越えることができる痛みだ。
本日の朝実況。
はるかは観ている側が自分を投影する主人公だから、はるかだけは明確な未来が描かれない。
これは劇中の望月ゆめ先生が、「花のプリンセス」の結末を描かなかったのと同じ。
この姫プリそのものが、ゆいが実話を描き残した絵本作品であったとも解釈できる。ゆいは絵本作家として、自作の結末を尊敬する望月先生に倣ったのだろうか。
視聴者目線を持ったキャラクターとしてゆいは、プリキュアではなかったからこそ、見方によってはプリキュア以上の存在感を持った「語り部」になった。などと想像すると楽しい。
ディスピアの後継者となったクローズは、ディスピア同様に「絶望そのもの」になったことになる。はるかはその絶望を、自分をグランプリンセスにまで成長させた、自分自身の欠くことの出来ない一部として肯定する。
「希望と絶望は隣り合わせ」。どこかで聞いたフレーズと思ったら、意外にもそれは、無印「ふたりはプリキュア」のさなえおばあちゃまの言葉だった。もっともおばあちゃまは、絶望を肯定するニュアンスでは言っていない。シリーズの開始から10年あまり経って、絶望への解釈も新しいものになっているね。
本日の夜実況。
アンは秋映画のゲストキャラ。このエピソードがそのまま、あの神秋映画の前日譚になっている。
宇宙マフィアの立場でユニの言い分を聞く必要は本来ないけど、まぁ根はいい人だったのでしょう。
マフィアを相手に筋を通し、更に仲間の為に盗賊をやめるラストはちょっといいと思った。
2回目視聴の感想。
「円満閉店」という価値提案。
店舗勤務の経験がない自分にはあまりなじみのない概念だけど、お店の側が「お客様をたくさん満足させた。成し遂げた、もう満足だ」と思うことは確かにあるだろう。
本当に閉店してしまう渋いラスト。未就学児童にはとても理解できない概念だろうけど、大人になってこの回を思い出したら見返して欲しいな。
ブラペがイケメンで格好良かった。
このイケメンっぷりが、次回のキュアプレシャスからのお礼につながっている。よき。
ジャンプコミックス33巻収録分。
勇者アバンの先代パーティが、回想で再び登場。
特に僧侶レイラの初登場に注目。かつてマトリフが「あんないい女」と言っていただけあって、若い頃のレイラはとても愛らしい。
レイラ役の本来の担当声優は折笠愛さんだけど、この回想に登場する現役時代のレイラを演じているのは、マァム役の小松未可子さん。登場してすぐに「これ、みかこしの声なのでは?」と気付いたし、「ダイ好きTV」でもそう言っていたから裏は取れているけど、EDにレイラ役はクレジットされていない。
そのレイラがスピンオフ「極炎の魔王」で、「こんなに ほうっておけない人に 生まれて初めて 会ったんだもの!」と告白した(4巻、16話)相手が、今回再登場となった戦士ロカ。人情あふれる人間的なところに、レイラばかりではく、自分のような同性の目からも魅力を感じるキャラ。自分の周囲では「極炎のポップ枠」みたいに呼ばれているけどw、自分もそう思う。
ロカはこんな男だから、親友であるアバンが自分を犠牲にする覚悟であることに納得できず、ものすごい勢いで「バカヤローッ!!!!」と言う。
気取ったところがなく、ロカらしい人情にあふれたいい台詞だけど、原作ではロカの口から出た吹き出しがアバンの両耳を貫通していた。この、漫画ならではの表現をアニメでどう再現するかと注目していたが、特に変わったところはなく少し残念。
マトリフは「女を泣かさねえのがオレの主義」と言っていた。ここでマトリフが指している「女性」は2名おり、この場に居るレイラと、アバンの想い人である王女フローラ。
結局アバンは犠牲となり、魔王ハドラー共に、1年余りを止まった時の中で過ごさなければならなくなってしまう。その間、フローラはどのような想いを持ってアバンの生還を待っていただろう?と想像する。
結果的にマトリフは「女を泣かさねえ」主義を守り通すことができず、その上で生み出されたのが極大消滅呪文であるという。仲間であるアバン本人は当然として、そのお相手である、会ったことがない女性にも情を注ぐ大魔道士である。まったく、このパーティには人情家しかいない。
場面は現在に戻り。ビーストくんこと、拳聖ブロキーナの「本気」が凄まじい。
ラーハルトもヒムも絶賛、まさに「格闘の教科書」。回想シーンでも、格闘力の高さを自負するハドラーを圧倒していた様にみえる。スターウォーズEP2、ヨーダの戦闘シーンを思い出した。
それだけに、ヒムの「回復要員」呼ばわり(アニメオリジナル)がちょっと面白いw
この回の全てがクライマックス、ポップの極大消滅呪文につながっている。
クラウチングスタートの体制からルーラで矢を追い抜いて、ビーストくんを救出。そしてミストバーンへのとどめのひと蹴り。ストーリーでの盛り上げはもちろんだけど、発射してからのこのポップの動きは素晴らしく格好良い。確実に命中させる為の最後のひと蹴りこそがこのシーンの肝だけど、この蹴りへの演出が少し淡泊だったのは残念。
この極大消滅呪文、マトリフが「おっかねえから」数える程しか使ったことがない呪文だったという。実戦経験ではもう恐らく、何度も放っているポップのほうが上を行っていて、この高度な応用もその経験をふまえてのもの。ここまでの回を通して、ポップ最高の仕事であるのは間違いない。
それだけに、ミストバーンが最後に使ったインチキの様な反射技が本当にひどいw
自分はこの反射技の正体をもちろん知っているけど、ほんともうインチキとしか言い様がない。連載当時からインチキと呼び続けて、実際、自分の中ではこの技の名前は「インチキ」になってしまった。極大消滅呪文、「敵を消滅させてしまう」という強すぎる威力の割を食って、理不尽な展開になりがち。
ダイ「強すぎるっていうのもさ、あんまりいい事じゃないよね…!」(87話)
キュアブルーム生誕祭として。
咲の当番回ではないけど、S☆Sを象徴するかのようなこの回をチョイス。
お互いのことを星に喩える遊びのシーンで、満はそのミステリアスさから月と呼ばれた。(薫はいつも通り「興味ないわ」だけどw)
「終盤の花鳥風月を示唆した伏線なのでは?」と一瞬どきりとするけど、「月」の担当は満ではなく薫。残念ながら、その様な含みをもたせたシーンではなさそう。
本日の夜実況。
常々言ってるけど「ちやほやされたい」「褒められたい」という動機は悪いものじゃない。今までネタキャラだったかのような「金星」が、実はとてもしっかりしていたといういい話。
まほプリの選挙回(35話)と同じオチだけど、もう少し他にやりようがなかっただろうか。
選挙回ではプリキュアはずっと負け続けていて、選挙に勝って生徒会長になった直近のプリキュアは、キュアビューティまで遡らないといけないのでは?
本日の朝実況。
プリンセスは、自身の成長だけではグランプリンセスになることはできない。民衆の支持を得て、その力からの後押しを受けなければいけない。といったところか。
とはいえその民衆の夢も、今までプリンセス自身から与えられ続けてきたもの。自身の夢の力と民衆に夢を与える力、その両方がグランプリンセスに必要だった。
プリンセス自身が一度は絶望したところ、ロイヤルフェアリーや民衆が、プリンセスロッドのかけらを介してプリンセスに夢の力を返した。
絶望の檻を何度もやぶったゆいの強さは、その中でもひときわまぶしいものだった。絶望したプリンセスに力を与えたシーンがこのラス前回のクライマックスであったとするなら、この回の真の主役はゆいだったという解釈もありうる。
クランプリンセスは、プリンセスというよりはクイーンのようなデザインとよく言われる。
荘厳で豪華絢爛、それだけに戦闘シーンの尺はもっとあると良かったな。少し物足りない、そこだけが残念。
本日の夜実況。
「サボロー本人じゃなかった」という事実はネタとしては面白いんだけどw、話を無駄にややこしくしたノイズである気がしてて。
結局わかりあえたのか、わかりあえなかったのか、何をわかりあう必要があるのか、わからなかった。
「地球には花を売る文化がある」ことは、どうやら偽サボローに伝わった。そこまではよいのだけど。偽サボローが何に腹を立てていたのかをわかろうとしない限りは、こちらの事情を一方的に伝えただけに過ぎず、「わかりあう」ことにつながらないのでは。
1日過ぎてしまったが、キュアハート生誕祭として視聴。
レジーナとの直接対決を含む、キュアハートのイズムをこれ以上なく強く感じる回としてこの回を選んだ。
この最終局面の非常事態においても、キュアハートの関心事はサブタイ通り、レジーナとキングジコチューを救うという約束。
「しあわせの王子」はただ失う者ではない。自ら振り撒いた愛によって救われるのだ。
そしてキュアハートは、キングジコチューの心の中に湧いた感情を愛と呼んだ。
タイトルの「ドキドキ」とは、ストレートに愛を指していた。そんな、タイトル回収を含む重要回。
少し過ぎてしまったけど、キュアサマー生誕祭として視聴。
昨年の誕生日にも同じ回を観ていた様だ。自分にはよほど印象的な回だったらしい。サスペンスっぽい導入から、お供え物をするおもしろ展開を経て、ハートフルな「いい話」で終わる。ある意味、プリキュアらしさを一通り網羅して凝縮した回と言っていいかも知れない。
トロプリ屈指の良回。
キュアサマーとエルダの関係は、終盤必ず拾われるだろうと期待したけど、少しほのめかすぐらいだったのは残念。
本日の夜実況。
前のほうが良かったと言われがちなフワだけど、自分は変態後も好きですよ。
トゥインクルイマジネーションについて調べる為に、「宇宙のことならなんでも知ってる魔法使い」を探すと言う。
この段階では「魔法使い」は夢物語であって、本気で言っているわけではないけど、のちのちその通りの展開になるという伏線にニヤリとする。
本日の夜実況。
フワの「きらきらー」から始まる「スタートゥインクルイマジネーション」。
タイトル回収の集合技もこの回からで、これが登場するといよいよ終盤という感あり。
スタープリンセスたちは、「トゥインクルイマジネーションを探せ」と言う。
この期に及んでも、宇宙の神々はプリキュアたちにすべてを話していない。結末を知った上で、まったく食えない連中だと感じる。
本日の夜実況。
トッパーさんとのトップ会談、ガルオウガの初陣、そしてフワの変態など。
様々な出来事が起こる節目の回。
キュアスターの「守る」という言葉に、ガルオウガがムキになって食ってかかってくる。
そう言えば以前、カッパードとの間にも似た出来事があって、敵がただの略奪者ではないことを匂わせて来ているのは良い。
真の敵は別にいる。この戦いが無益であることを、向こうさんも気付いて欲しい。
ひかるに筋を通す、トッパーさんの誠実さに好感。
本日の夜実況。観たばかりの回ではある。
ララやAIの格好良さが補って余りあるから「とても良い」ではあるのだけど、前回から引き続き、なんとまぁ胸糞悪い家族や上司ではある。
彼ら「全員」がララを疑っていて、潔白を信じる者が一人もいなかったのが本当に悲しい。パーソナルAIのほうがよほど人間的だったのは、どうしたことだろう。
そのパーソナルAIを呼ぶ為に、ララが「エーアイ!」と叫ぶシーンがある。
パーソナルAIに名前をつけるシーンが事前にあり、ここで呼ぶのがその名前であれば、このシーンは更に印象的なものになっていたかもしれない。