劇中のワイヤードは、WIREDではなく WEIRED。
(幽霊など超自然的なものを思わせて)異様な、気味の悪い、この世のものでない、変な、奇妙な と言った意味らしい。
この頃は、こういうテイストのアニメがちょくちょくある。
天使のたまごとか、時のエトランゼ(異邦人)のように、不思議な雰囲気を出せば
何となく作品ぽい物になると思われていたのかもしれない。
しかし、出口がちゃんと見えているのか疑わしかったものが大多数。
これはどちらだったのだろう。
でもこの手の作風は、当時は石を投げると当たるほど多く、
本作品が特別なわけではない。
ネットの拡張で何かが変わるとか、そういう可能性を感じてた頃だと思う。
確かにコミュニケーションの仕方は変わったかもしれないが、少なくとも
本作品のように物質とネットの境界が曖昧になるという現実離れした
妄想は、現在では通用しない。
タダのアイドル物かと思って見てなかったが、
想像を超えたストーリーだった。
開始3分でアイドル物とラベル分けした自分に
もう少し観るように言ってやりたい。
1話目を拡大枠にしたのは賢明だと言える。
ラストで主人公の目にギアスが宿ることが、本当のプロローグ。