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普通 (3.8)

疲弊し穢れが満ちていた国で王と内務大臣が一夜にして亡くなり、更には竜巻による大災害が有ったはずなんだけど、その割には民衆に混乱が見られないのはスレイによる浄化の影響か、それともアリーシャ回復への祈りに専念することで酷い状況から目を逸らしていたんだろうか?
そんな状況だったからアリーシャが付いてくることになったのは驚き。確かに一国の平和より世界の平和を優先するのは納得できるけれど、これまでのアリーシャなら自分の立場を重視し国に留まったような気がする。ある程度問題が片付いたこととスレイと再び出会えたことで自分の欲を出したのだろうか?

災禍の顕主の下僕らしき少女が前回ドラゴン浄化を邪魔しなかったことが少し疑問だったんだけど、もしかしてスレイ達に災禍の顕主を止めてほしいのかな?今回もあんな近くに平然と出現したのはドラゴンを浄化するほどの力を持つことが判明したスレイを災禍の顕主の下へ誘導するのが目的だったのか

そして第一期ED風景出現。そうか、このタイミングの出来事だったのか
これから危険な戦いに出向くはずなのに晴れやかな顔ばかりだし、見知った顔とも再会。最終回が近くなってきたことを感じさせる演出
アリーシャとロゼの神威化が残りの課題になるようだけど、スレイと全く立場が違う二人だしどうやってこの課題を解決するのだろうか?



良い (4.0)

棋士になれずに生きていくこと、このままストレート負けしてしまうこと。どちらが悪夢かとことん味わってやろうと言った時の島田の顔は強烈。彼には秘めたる熱さがあると判っては居たけれど、ここまでとは思わなかった。確かに彼はA級に君臨する化物の一人だ

そんな島田が全く歯が立たない宗谷はそれ以上の化物である。島田と後藤の対局では勝った方が直後の消耗が大きいと説明されていた。新幹線で眠る島田からはある程度敗北を受け入れた姿が見て取れるけれど、宗谷には全く消耗した様子はない。それどころか島田が見逃した手をすぐに指摘し「美しかったのに」と残念がる。自分が打っていたはずなのにどこか他人事のようにつぶやく姿はこれまで登場したどの棋士とも異なる。

今回零は誰もが見逃していた手、宗谷が指摘したものと同じ手を見出していたけど彼はどこか宗谷に近いところがあるということだろうか?以前にも島田の盤面を見て宗谷と同じ感想を抱いたと言うし。
でも今のところ宗谷と零って似通った点って見当たらない気がするんだけど。もしかして宗谷も零と同じように生きるために将棋を始めたタイプだったりするんだろうか?



良い (4.5)

早紀絵は体質の問題で自身に向けられる好意が本物であるかについて懐疑的だったのか。宇垣もそれを察していたから今回けしかけるようなことをしたのかな?こういったことが出来たのもタバコを吸いながら鉄男とサシで話し合って信頼できる相手であること、もっとアクション掛けないと鉄男も早紀絵も進展しないと理解したからなんだろうね

鉄男もまた一風変わった人間であることが強調されている。会話の始まりで出されたお茶菓子や早紀絵の催淫攻撃を我慢したりするのに、サキュバスの話になったらそれに夢中になって分析を始めてしまう。早紀絵にとってそういった距離感で話し合える異性なんてこれまで居なかったんだろうね。そりゃ好意を抱いてしまうのも仕方ない。
オチとして鉄男はやっぱり我慢していたことが早紀絵に知られてしまったのが面白いが。折角のいい雰囲気が台無しだよ!

Bパートはまた随分と話の流れが変わった気がする。こちらではデミの体質を使って日常コメディの展開になっている。暑い→雪の冷気で改善できるのでは?とか、怪談話→京子の首がオチと。特に響子の首については最初の書き置きが出た時点でオチが予想できるから、そこに怖さなんて微塵もなくてむしろ京子の仕草が可愛いという点が強調されるほど
そしてそんな話の締めがデミの体質によるものではなくて普通の女の子なら生じてしまう個人差だったことは、この作品が提示し続けているひかり達は体質の点を除けば普通の女の子であるというテーマに沿ったものだったのかなと思った



普通 (3.7)

18禁原稿を気にしつつ抗議しない加藤はやっぱり許容量が大きいね。しかし2度目の置いてけぼりは流石に思うところがあったのか?
リトラプの選択肢シーンで「告白を受け入れたが最後、永遠の愛一直線だ」との言葉を聞き何かを気にする素振りを見せたのは何故だろう?ギャルゲーのメインヒロインなんて立場を受け入れた自身の境遇を思い浮かべたのかな?それとも加藤の中であの坂での会話は告白に等しいものだったんだろうか?

後半倫也は出海の本の面白さに気付いて奔走。これ自体は悪いことではないんだよね。やはりオタクとして自分の好きな作品で面白い同人誌があれば広めたいと思うだろうし、それが同人初心者なら尚更。しかしそれが英梨々の心を傷付けてしまうわけで
確かに18禁同人誌を褒めそやすなんてのは倫也には無理なことだろうけど、英梨々が同人誌を書き続けていたのは出海のように倫也に応援して、楽しんで欲しいという気持ちがあったからじゃないかと思ってしまう。そうすれば小学校時代のような間柄に戻れるのではないかと。それが18禁同人誌になってしまったのは素直にそれを望めない天邪鬼な心が作用したのかな

これまでの加藤や詩羽に比べると英梨々は面倒な性格をしていることが際立っているね。それでも倫也が関係を捨てられないのは倫也も面倒な性格をしているからなんだろうね



とても良い (4.7)

突如登場した早苗の従兄弟は何を意味するのかな?普通に早苗とくっつく未来があるのか、それとも更なる波乱を呼んでしまうのか。少し不安…

花火のことを代わりにできないという麦に対して花火も同じ言葉を思い浮かべているようだけど、両者が考えていることは微妙に違うような。花火は鳴海への想いを振り切った先に麦が居る感じなんだろうけど、麦はあくまで花火は茜の代わりにならないと判ってしまっただけで茜への想いを振り切ろうとはしてないんだよね。
その辺りの差異が花火はいい感じに振られているのに対して麦と茜がラブホに入ってしまった状況に合わられている気がする。さておき告白してきた花火に対して「ありがとう」と言った鳴海は少しだけ株が上がったかも

茜にとって今の麦はどんな存在なんだろう?誰かに求められることを至上の快感とする茜。普段猫をかぶっているのはその方が男を落としやすいというのもあるんだろうけど、同等にその本質は隠しておきたい一面であると意識しているようにも思える。そんな茜の裏側を知っていながらどうしようもなく求めてくる麦は茜にとってとんでもなく魅力的な存在に映るんじゃなかろうか?タクヤも茜の本性は知っていたけど、他の女も居たから茜だけを求めていたわけではない。麦は茜のためならいい感じになれそうな関係の花火を躊躇なく捨ててしまいそうな気が……

「知ってた」「知ってたのを知ってた」のやり取りで古畑任三郎を思い出した人はどれくらい居るんだろうか



良い (4.0)

今回の話を見てこれまで自己中心的であり感情移入が難しかったカミーユの人間性が見えてきた気がする。結局彼が親を無視するような態度を示したり、周囲の人に反抗的だったのは親からの愛を求め続けていたからだったのね。
しかし、両親が優先したのは軍の仕事なわけで。前回唐突に感じたカミーユの態度の変節は元々軍やその世界に親を取られていると感じていたために嫌悪感を抱いていたという背景が有ったのか。……そんな事情が判ったのが両親とも死亡した後ってのはストーリー構成的に残酷過ぎない?

前々回の母親に続き今回は父親が無くなってしまうわけだけど、流石にコレは擁護のしようがないというか、カミーユ以上に自己中心的な人だった。親の勤めは果たしてきたと言いつつ、その直後に私の立場なんて言葉を口にしてしまう。優秀な技術屋では有ったんだろうけど、それ以外の部分がとても中途半端。
中途半端な姿といえばカミーユにも言えることで、シャアが乗り込んだガンダムは既に塗装が終わりエゥーゴの物となっているのに、カミーユの期待はティターンズカラーのままだし、片腕もない。それどころか正式にアーガマに所属しているわけでもない。だから威勢よく出撃しても父を撃つことは出来なかった訳だ

ラストでシーツを握りしめながら泣きわめくカミーユの姿からは人間性が更に歪んでいきそうな未来を予感させるけれど、自身の体験の先輩のような存在であるシャアとの触れ合いで変わっていくのかな?



とても良い (4.6)

エルマがポンコツ可愛い…

些細なことからカンナのお弁当をつくるのはどちらが相応しいかと勝負することに。たしかにこれは意見の衝突により起こったことではあるんだけど、そこまで深刻になっていないのは作中で言及されているように両者の距離が近づいたことで「このくらいまでなら大丈夫」という許容できるラインが判ってきたからだろうね。
カンナたちも何となく両者のそんな雰囲気が判るから弁当試合なんてお遊びの延長になるわけだし。
それはエルマの登場にも言えること。エルマは窓をぶち破って、つまりは小林達が安らかに共存する場所である家を破壊して登場するわけだけど、小林は全く恐れてはいない。これはトールの反応を見てエルマがそこまで危険な存在ではないと悟ったからなんだろうね。
そんな小林が本気で焦ったのはトールがエルマを砲撃した際。お互いに相手を判ってきたとしても小林が求められることに慣れていないと言う様にトールも求めることに慣れていない。だから小林はエルマの登場にトールがどれ程恐れるかが判らないしトールも小林が自身よりエルマを優先することなんてないってことに確信を持てない。小林がこれ以上は判りやすくできない、察して察してと言ったのは二人の不器用さを表しながらも、一歩一歩進んでいく意思を感じさせた
改めて原作を読み直してみたらこの辺りの描写、かなりアレンジされてるな~



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