少女漫画系逆ハーレムなのに、誰にも靡かない残念な主人公
主人公が恋愛観欠落しているため視聴者側は感情移入できる訳もなく、青春ラブコメとしては破綻している。コロナ禍という設定のはずだが、その描写が一切無い。コロナ禍ということをしっかり描写していれば当時学生だった人達に刺さる作品だったろう。だが劇中には殆どその描写が無いため刺さるわけもなく、理由もわからない設定になってしまっている。一応ラブコメというカテゴリなのだろうが、「推しを眺めて楽しむ」というコンセプトで誰にも靡かない主人公という設定にしたのかなと個人的に解釈した。大人になった主人公が誰かと付き合っている描写がないため、このまま2期を見ても只々虚無なだけなような気がするが大丈夫なのだろうか?。
ラブコメとしてあまりにも波風のないシナリオで心躍ることもなく視聴してると眠たくなる作品だった。2クールもやるような作品なのかは甚だ疑問である。
アリナさんの残業に対する姿勢が尋常じゃないのとアリナとジェイドのやり取りが微笑ましい。戦闘シーンもそれなりに楽しめる。そんな作品。
面白いのは日常パート。シナリオや戦闘は特筆する所もなく、良くも悪くも普通。作画は流石のCloverWorksだが、最終回のクオリティが落ちたのが少し残念だった。OPEDは流石のクオリティで、特にEDのナナヲアカリの「明日の私に幸あれ」は凄くキャッチーな楽曲に踊りやすいダンスがあり、見事にショート系の「踊ってみた」でバズっていたのが印象的だった。
結局のところ、いくらSランクの制作でもシナリオの内容が薄いと面白くならない、と再実感した作品だった。
最終回の割には作画のクオリティが低いな
全体的にやたらアップアップな構図だ
それっぽくまとめて終わりか