正直、ENGI制作で心配していたのだが、その心配を吹き飛ばすくらい素晴らしい作品でした。
似た境遇のいのりちゃんと路司、互いに高みを目指し壁にぶつかりながらも直向きに頑張り続ける姿に感動する。その姿を見た仲間たちが感化されて闘争心を刺激されるのも、良いスポ根的展開で面白い。普段は真面目なスケートで小学生ということを忘れてしまうが、ランドセルを背負っている所を見ると
小学生なんだなと、自分が同じ年なんかと比べてもすごい精神的にも鍛えられて凄い辛いだろうから凄いなと思う。同じ年だったら自分は投げ出すだろう。実際にこうして小さい時から辛い思いをして成し遂げている人には尊敬しかないな。
作画はあの"ENGI"なのかと思う程に安定した綺麗な作画で驚いた。かなり前から制作が発表されていたから、かなり準備して本気で取り組んだ作品なのが伝わってきた。次に驚いたのが"3DCG"、完成度の高いモデルとモーション。スケートリンクでモーションキャプチャを行っていたのが驚きポイント。
OPに米津の作詞作曲で作品に寄り添った楽曲で非常に良い。
アニメで落とし込まれなかったシーンも原作にはあるらしいのでそちらも見てみたくなったし、2期も制作決定して今後の展開も楽しみな作品になった。
医療版ホームズ…、どちらかというと医療版コナンに近い作品。"医療"という難しい題材だったがやはり厳しかった印象の作品。
医療系は絵が地味になる割に医療の説明と絵の伝わりづらさ+アニメ尺。これがアニメ化がしづらい所以なのだろうね。そこに推理ときたらなおさら難しいだろう。
作画に関してはアクションのあるアニメではないためそこまで作画に力を入れる必要はないと感じるが、それでもクオリティが低いと感じるところは否めない印象。OPはAimer、EDはゴスペラーズと気合の入った人選だが本編の内容が残念で悔やまれる。
医療+サスペンスでアニメ尺は組み合わせが最悪。診断医と外科医の違いはあれど同じ医療作品の"ブラック・ジャック"の素晴らしさを再認識した。