三月に入り、三学期も残り1ヶ月。恋人の桜島麻衣の卒業式を迎えた梓川咲太。
七里ヶ浜の海岸で麻衣を待っていると、
彼の目の前に子役時代の麻衣にそっくりな小学生が現れる―。
「おじさん、だぁれ?」
これは夢か幻か、不可思議な体験を思い返していた咲太のところに父親から電話がかかってくる。
「母さんのことなんだが、花楓に会いたいと言っててな」
それは、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、
長いこと入院していた母親から届いた「会いたい」という願い。
母の願いに応え、花楓と共に母親と会うことを決めるも久しぶりの対面の機会に緊張を隠し切れない。
そんな咲太の体には見慣れない傷跡が現れる。これは新たな思春期症候群の前触れか―。
TV2期のために、見た。よかった。
いつの間にか、改装後のサンパール広場になってるなあ。まあ改装工事はTV1期の放送前からだったしな。TV1期に出てきたBellの公衆電話が懐かしい……。
影すごいさしてて笑っちゃう
そうなるかー
そうなるの!?
最後すごいな・・・
めっちゃええ話や。
前作(~おでかけ~)の続き。
ストーリー運びなどが(~夢見る少女~)に比べて直接的になってしまった面はあるがこれはこれで解りやすかったと思う。
そして次シリーズにつながる仕込みを入れて終了。
麻衣さんにフォーカスされた話かと思いきや、梓川家の話だったのか。
母親に会いに行くときの演出と雰囲気、絶対良からぬこと起こるだろと思っていたが、
結局何もなく、身構え過ぎか?と思ったらやはり甘くなかった。そりゃそうだ。
絶対居心地の良い世界に留まっていたいと思ってしまいそう。マジで咲太のメンタル強すぎるだろ。
夜の校庭、麻衣さんがあまりにも正妻すぎてくっそ胸熱だった。
その後の家でのシーン良かったなぁ。咲太が「大人になった」と言語化してもらえたこと、絶対報われた。
病室のシーンめちゃくちゃ泣いた。どの世界線でも、母親からかけてもらえる言葉は同じだった。でも全然重みが違ったなぁ。
ランドセルガールは一応これで締めかな?霧島透子が本筋に関わってくるとは思わなんだ。
シリーズ全般で言えるけど、最後の最後で次作の布石を打ってくるのニクいね〜
映画三作目。
今回は麻衣さん中心…と思いきや、梓川家の家族4人にもフォーカスを当てて送られる本作。病に倒れていた母親から花楓に会いたいという電話がかかって来てから。
家族に対する咲太がどういう心象で動いていたのかがわかっていくのがとてもよかった。
家族愛とそこに感じる葛藤…ここまでうまくいっていたのは家族がいたからではなかった…しかし家族がいないとここまでこれなかった。
それがわかる作品でとてもよかった。
感想
前回のつづき。夢で見たこの景色は何を表わしているのか。これ系の母親って怖いイメージだけどできてる母親だな。麻衣さんはこの1年でいろいろ価値観が変わってきたと自覚しているみたいだ。
でもわからないことはあるのだな。牧之原翔子、双葉理央の事例と同じで同一人物である小学生の麻衣さんと今の麻衣さんは同時に観測できない的な…?
花楓は前の映画以来、明るくなってきているな。前の傷跡とは違う傷が咲太の体に。キスできなかった咲太の元に家族から電話が。本当に花楓は成長しているな、母親にも会いたいといった。
母親には長い間会っていない。彼も花楓が母親に会っても大丈夫なのか…と思っている様子。麻衣さん、がんばれって言わないところに愛があるな。
母親に会いに行く日も決定し生憎の雨だが母親の元に向かう。母との対面、花楓はとても心配そうだが母と会った時に安心して涙があふれてきた。咲太もそれを愛おしく見つめていた。
雨も止んだ、咲太本当にいいお兄ちゃんだよな。仲が悪かったわけではない、でも離れていた家族。2年間の空白なんか無くなったかのように。
帰りの電車の中で4人でまた住めるかもと嬉しそうに言っていた咲太。しかし、その翌日、思春期症候群のように誰にも見えていないような状況が発生。国見、双葉、そして前に見つけてくれていた古賀も咲太の姿が見えていなかった。何が原因だろうか、母親と会ったことが何かのトリガーになってしまったのだろうか。母親の日記に見ていると家族3人という表記があった。
咲太は無意識のうちに母親を切り離して日々を過ごしてきた。その結果が表れたのだろうか。海岸で一人、麻衣さんに会いたいとつぶやいた彼の目の前に現れたのはランドセルの少女。
夢で見た彼女だった。目を覚ましたら別の世界線っぽい場所に来てしまった。花楓のいじめの問題は解決しており、家族が離れ離れにならなかった世界線。麻衣さんと彼氏彼女なの聞いて安心したの草。赤城郁美とは誰なのか。クラスで1番最初に座っていたのは咲太のはず…。こちらの世界線のほうが居心地がいいと感じているのか…。元の世界に帰るためにこの世界線の麻衣さんと逢わない方がいいと考えているのいいね。赤城の存在とはいったい。このランドセルの麻衣さんはどうやらこの世界に連れてきてくれたらしい、彼女に行って母親のことは自分で何とかすると決心し、元の世界へ。
麻衣さんに見つけてもらえることを願い誰にも見えないまま普段通りに過ごす咲太。するとまだここにはいないはずの麻衣さんが咲太を迎えに来た。いつか二人で家族になろうといった麻衣さんがを抱きしめた咲太。麻衣さんにしか見えていないのは事実だが、家族がいないことが当たり前になっていて今の生活に馴染んでいったが、母親が元気になったことでそれを素直に喜べない自分がいたことに嫌悪していた。しかし麻衣さんは一言、「大人になったのよ。」、彼は涙を流した。母親に会いに行く決意をした咲太は通院している病室へ。そこで母親はこの小さな部屋で2年間も頑張った。
それを理解して、何度でも、気づいてもらえるまで通う決意をして外に出ようとしたその時。咲太と呼ぶ声が。母親から様々な言葉を受け取り最後には咲太がお兄ちゃんで良かった。
花楓もそれを見て泣いた。この瞬間、正真正銘家族となったのだ。
翔子ちゃんが出てきた。沖縄に引っ越すことになったらしい。何通りの未来の中に霧島透子の音楽は存在していない。それが何を表わすのかは続編で明らかになるのか…?
・家族愛に弱いので最後持って行かれた!!!ずるい!!
・子役時代の麻衣だけはAB世界線共通で概念として現在も観れる媒体として存在しているから、世界の橋渡し役として機能したって解釈であってるだろうか
・霧島透子、大学生編のメインの話になってきそうで楽しみです
梓川家に焦点をあてた一作。咲太自身の迷いや葛藤を中心に描く一本、やっぱり必要よね
家族というものの素晴らしさよ
本当にありがとう
「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」視聴終了
評価A+(名作)
親子の話にはどうも弱いんですよ…。捻った話ではないが、その分ドストレートに心に沁みました。
傍から見たら、息子と娘の問題を放置して、お父さんと一緒に逃げた母親。母のそんな姿を直視できずにいた咲太。そんな状況で人より早く大人になってしまい、自立してしまった。ただもちろん母も頑張っており、そんな母の姿を見て向き合わなかったことに後悔する。思春期症候群があったからこそ、母と改めて対話することができた。こう見ると、思春期症候群というのは負のものではなく、自分自身と改めて向き合えるものなんだなと実感するよね。化物語でもそうだが、抱えている精神的問題を具現化してそれを解決することで、ひとつ成長するという構成は良いね。
そして麻衣さんよ!バニーガールの麻衣さんが咲太に助けられたように、今度は麻衣さんが助ける。婚姻届けのお守り、家族になろうというプロポーズ、咲太を忘れないために寝ずにいる姿、また会えると信じて出ていく姿、これは恋ではない、愛だ。おそらく2025年のヒロインランキングは一位が麻衣さんになるだろうな。こんなん誰も勝てねえよ。
親ね…。もう一人暮らしが長いから年に数回だけ会う存在になってしまったんよな。いつしかの番組で「親とのツーショットは今のうちに撮っておいたほうがいい」と見かけたが、ほんとにそうだな。気恥ずかしさを理由にすると、一生後悔するかも。
2025/06/22 Dアニメで視聴
7月から二期が始まるわけですが、とてもワクワクするような終わり方
そしてエンディング少し前の家族のシーンに涙。。。