一度は救った世界と天秤にかけて門出ちゃんを選んだとはいえ、門出とおんたんは世界を二度救ったわけじゃん
正義だ市民の声だ言ってる連中とは比べもんにもならんぜ
後編観た後だと回想が多いと感じた前編の捉え方も変わってくるな
原作未読で前章後章を鑑賞。
こんな壮大なドラマが待っていたとは。
原作とは異なる結末らしいので,原作も読んでみたくなった。
どんなことがあっても,おんたんと門出の友情は決して揺るがない。
予告編のおんたん「僕はねえ,いつだって門出の味方ですよ」が思い出される。
すごいよ、この作品
傑作
やっぱりタイムリープものを…最高やな…!
@CINE4
前編に対するアンサーが示されていて読後感も良い。世界か彼女かで門出を選んだってことか。
でんぱ組の歌をBGMに東京がぶっ壊れていくのすごい……良かったという単語を用いるのは違うような気もするけど……良かった。こういうシーンを観るためにアニメを観てたんだ……!って感覚だった。
早速見てきた (123分)
今度は作者 (浅野いにお) も作監やってたな
前章で述べた
・「中盤にある長い回想」の謎
・「謎の飛行物体」や「謎の登場人物」の謎
・「主人公達とは関係なさそうな石川県の少年少女」の謎
上記の謎が全て明らかになったので良しと (ついでに「侵略者」の目的も)
結末は最善策だということでまあ悪くは無いでしょうと
ところでこれ、どうやら映画版は原作とは違う結末になっているっぽいな
原作の結末はどうなのか、めっちゃ気になるな… (原作も読みたいわー)
【前後編まとめての感想】
サブカル好きなら観ておくべき作品だね。
おんたんが銀杏BOYZのTシャツ着てたのが個人的にアツい。
前編で張った伏線はきっちり後編で回収したのも良かった。
割と素直なセカイ系
面白かったが、前編で抱いた期待を満たしてくれる内容だったかと聞かれると素直に「YES」とは言えない内容だった。
前作最大の謎であった「現在と食い違うおんたんと門出の記憶」という伏線が大葉のスーパーパワーで「おんたんは門出が自殺した別世界から、今度こそ門出を守るためにこの世界のおんたんに意識を飛ばした」「だが、そのおんたんの行いで歴史が変わってしまい、この世界は『侵略者』の攻撃を受けることになった」と(侵略者が来襲した理由も含めて)足早に説明されてしまったことへの落胆もあるが、一番引っかかったのは世界が滅亡の危機を迎えるクライマックス。
これがいまいち飲み込めず、カタルシスを感じなかった。
本作はものすごい要約すると、主人公(おんたん)が「世界を敵に回してもヒロイン(門出)を救うか、ヒロインを犠牲に世界を救うのか」という選択を迫られる、所謂「セカイ系」の文脈で作られており、おんたんは「門出が生きている世界にジャンプする」という行いのせいで歴史を変えてしまい「本来現れるはずのなかった『侵略者』を地球に呼び込み、世界破滅の危機をもたらす」という罪を背負うことになる。
…はずなのだが、おんたんはジャンプの代償に、兄である(ジャンプ前の世界の)ひろしが最後に伝えた「運命を変えろ」という言葉を除いたジャンプ前の記憶を失っており、世界と門出を天秤にかけた経験も忘れてしまっている。
それゆえに「歴史を変えた罪」を自覚することがないので、いまいち「世界か、門出か」という選択の重みが見ている側に伝わってこないし、ひろしから学んだ「そばにいる大事な人を守ることこそが『絶対』」という作品に通底する(であろう)テーマもいまいち伝わってこない。
しかも、おんたん達は侵略者と地球人の戦いに翻弄されつつもず~っと日常を謳歌しているだけで、結局世界は主人公である門出とおんたんの行動は関係なしに、大葉の献身で救われ、その大葉もなんだかんだで一命をとりとめておんたんのもとに戻ってくる。おんたん達は世界に対して何もしなかったくせに最良の結果を得てしまうのだ。
前章から続くおんたんと門出の「絶対」の友情は尊いものの、おんたんの記憶絡みの設定とラストはちょっと「都合が良すぎる」と思ってしまい、ノリきれなかった。
前章で「ネットの真実」に毒されてしまった小比類巻が「母船の爆発で滅んだ地球で新世界の神になる」とまで言い切る狂人に豹変してしまったのも唐突に感じた(最初は「キホの敵討ちでもあるのかな」と思ったが、それだけであそこまでクレイジーになるもんだろうか)。
前作から続く「日常と非日常の隣接がもたらす不穏」の見せ方や、クライマックスを除く人間ドラマは面白かったものの、個人的には上記した部分のせいでケチが付いてしまった作品。
前編の伏線を回収してくれました。
前編と後編の総まとめ
まどマギとドラえもんを足して2で割った作品。