前回の箱の中の話からスタート。そして運命の電車(16年前の事件前の電車?のようなところ)にて二人の決選がスタート。箱の中身になにかあるのか?
希望の光としてひまりを見ていたのだろう。そしてさねとしは冠葉に力を与えられるという。ダブルHのお二人からもらったCDがヒントなのか?…マジでって言ってるさねとしちょっと笑った。
箱の中にあったのはりんご。冠葉だけが選ばれた、そしてしょうまがその時に託した言葉は?最後の生存戦略だ!生きていることが罰、最初からすべて彼らは罰を受けていたんだ。
でも生きていることは罰でも想い出でもある。罰は思い出でもあるんだ。冠葉は何も与えていないなんて嘘でしょ、さっきの話の通りだよ。しょうまが赤い球をひまりにそして冠葉に与えた。
しょうまの体にあった半分のりんごがピングドラムだった。つまりピングドラムは半分に分かれていたのだろう。だからペンギンをかぶったあの子は冠葉にヒントを与えていたのだろう。そして魔法の言葉は「運命の果実を一緒に食べよう」であり、ダブルHの曲名でもあった。さねとしは呪いから出ることはできないと言っていたが…さっきまで炎を食らっていたりんごから「これは俺たちの罰だから」…と言って受け止めたしょうま。愛してるの言葉が必要だったんだ。お兄様が「いた」か…でも彼らは消えたわけじゃなく別の存在となり世界を救ったのだ。何と美しい物語だろう。忘れないよずっと。愛してる
「愛してる」。物語のキーワードはここにあった。振り返ってみればメインキャラの全てが本来当たり前に受け取るべきその言葉を受け取れずに、さまざまな形でそれを探し求めて行動していた。
愛されなかった子どもたちの、「愛してる」をめぐる物語。
この感情を表す言葉が見当たらなくてもどかしい。
見てるものを見たまま受け止めただけでこの感動だから、もっとちゃんと理解したらまた違うんだろうな。
最終話、視聴させて頂く……(映画連続鑑賞前日に間に合ってよかった)
回想、兄弟。向かい合った檻の中で会話する二人。宛らそれは刑務所の獄中で生まれる絆のよう。
本日の標語は……見えないが、動作は前回から変わっていないようだ。
最初から出ていたサイクルマークの中にある95という数字は何?
脈の停止した陽毬。「これを成功させることだけが、陽毬の命を救う唯一の方法…生存戦略なんだ。」純粋な生命の世界では、利己的なルールが支配する。生態系における"生存戦略"。
「もし、どちらかが生きてココを出られたら、そいつがもう一人の代わりにしたいことをする。」交わした約束。
風俗的なモノを破壊する1号。過去の俗物的な欲の排斥。だとすると、卵を破壊する2号の意味は?閉じていた小さな世界の破壊?しかしそれは誕生としての破壊ではなく、崩壊。
荻野目苹果!入ってこれたんかい!日記の呪文で、陽毬を救う。
日記は失われて、呪文は知らない、でも、日記の中身を呪文だと認識してなかったなら?
「決めたから。」という発言を受け、素直に受け入れ、諦める晶馬。自分が決めたように。
檻の奥に、リンゴがあった。選ばれた?誰に?何に?基準は?
生存戦略ーーーー!終点へ。
空中に留まるガラスの破片。夏芽真砂子の最期を彷彿とさせる。
傷付きながら、歩みを進める。高倉家で過ごす日々全てが罰だった。
高倉冠葉の身体から溢れる赤いペンギン。血飛沫。花弁。果実。
渡されていた運命の果実。冠葉から晶馬。晶馬から陽毬。陽毬から冠葉の元へ返された、残りの半分。
生存戦略、命を蠍の炎へ。運命の乗り換えが始まる。
砕かれて、透明な破片になっていく冠葉。炎をその身に受け、燃え尽きる晶馬。全ての罰は、"ピングドラム"を分け合った自分達が引き受けて。
ここの演出すごいな………無機質な"現象"という感じがある……スタァライトだね……
本日の標語……ではない、「おかえりなさい」車中に広がる白いテディ。
健康体の夏目マリオ。カラフルではない、シンプルな木造の家。柱に刻まれた1人分の身長。
不器用なぬいぐるみだけが残っていた。
………いや冷静に考えて女の子が過ごしてる部屋に不器用なぬいぐるみが、しかもお腹が一度切り開かれて「大好きだよ」とかいう存在しない兄からの手紙が入ってたら怖いだろ!かなりのストーカーだよ!1話時点の荻野目苹果という存在を思い出せよ!!
「つまり、リンゴは愛による死を自ら洗濯したものへの御褒美でもあるんだよ」
とんでもない作品(褒め言葉)を観たな…
隠された意味が(多分)多すぎて、込められた意味の3割も理解出来てないと思う
それでも面白いって思えるから素晴らしい作品
もう一回観たら更に深く理解出来るんだろうなあ
映画が楽しみ
作品前半のストーカーの話らへんもやばっ!ってなってたけど、後半は完全に違う意味でやばかった
「箱」が何を表してるのかよく分からなかったけど、世の中の何かに閉ざされたメタファー?
最後のたぶきさんの言葉も関係してるのかな?
蠍の炎に関してはマジで分からなかった(出直してきます)
「運命の果実を一緒に食べよう」
冠葉も運命の乗り換えを行っていた?
過去の乗り換えの代償がこれまでのストーリーにあった諸々的な?(ここはマジで分からん)
「半分」に結構大きな意味があったのね…
今まで散々半分を強調されてきたもんなあ
(苹果ちゃんとりんごが最終話付近まで頭の中でちゃんと結びついてなかったのは流石に自分が愚かすぎた)
にしてもここでダブルH来るのいいなあ
結果的には冠葉と晶馬がそれぞれひまりと苹果を助けた形に(?)
生存戦略はももかによるものだから、ひまりだけの生存戦略ではなく、苹果の生存戦略も含んでいたんだよね?(というより、苹果の生存戦略がメインでは?)
ここまで見越してた(?)ももかは恐ろしい…
ももかとさねとしは決着がついたのか…?
高倉家3人のちょっとこじれた幸せな(?)生活はなくなってしまったけれど、"ピングドラム"によってひまりの"生存"戦略は実現され生き延びる運命になった、と。もちろん苹果も。
最後のりんごに関する2人の会話、作品冒頭でも出てきた気がする
"輪る"ピングドラム、か
演出はすごい、引き込まれて圧倒されるものがある
そしてエピローグも感傷的
☆☆☆☆(4)
宮沢賢治の逆襲。前回あんなことを書いたけど、晶馬が苹果ちゃんに「愛してる」って言ったところとてもよくて「うわあ」ってなって身体が熱くなってしまった。最後まで荻野目さんって呼んでいたところもよかった。輪るピングドラムはボーイミーツガールだったんだ……。
男の子二人が身を挺して二人の女の子を助けたあとの世界は、たしかに穏やかで幸福だろうけど、でもたくさんの悲しみのなかにあったほんのかすかな幸せを三人で分け合っていたあのころのほうが、何があったとしても兄弟妹三人で過ごしていた日々のほうが幸せだったんじゃないかって思ってしまうんだ。
ところで、陽毬が晶ちゃんを運命の人だと思ったエピソードと、冠葉が陽毬を大切に思ったエピソードを比べると、陽毬のほうが時間をかけていて、冠葉は瞬間的なものだから、そのへんの違いがおもしろいな~と。断じて冠葉さん重いな、とか思っていたわけではないから悪しからず! 過ごした時間が愛になる。あと箱のアレは一体何だったんだ。果実を分け合ったのは晶馬と陽毬だけじゃなかったってことはわかった。なんとなくツバサ・クロニクルのことを思い出した。
冠葉と陽毬の兄妹を見ていて、なんとなく冬芽と七実の雰囲気があるな~と思っていた。赤毛の兄貴、お嬢様言葉の妹、兄に執着する妹、妹ではない女の子に執着する兄、みたいな。幾原監督の好みなのか。あと最後に主人公が消えてしまうっていうので思い出したことがあるので、これからもそうだったらどうしよう! と思わなくもない。
まじで?www
運命の果実を一緒に食べよう
すり潰されたりせんぞ!すり潰されたりせんぞ!
[主人公]と[主人公兄]が捕まっている演出って[ピング髪男性]の言う「人は箱に閉じ込められていて自由ではない」という比喩をまんま表したもの?
(箱が何を表すか分からん...他者との本当の意味で繋がれないみたいな?)
[りんごちゃん]が唱える乗り換えの呪文は「運命の果実を一緒に食べよう」。[主人公]と[主人公兄]が箱に閉じ込められ、二人生き延びるために選んだ行動と一致するが、これも罰?(偶然放ってしまい、運命を乗り換えたため、苦難の運命に遭ってた??)
また、二つってのも前回の黒うさぎと帽子のように何かしら意味があるのか...?
[主人公]と[主人公兄]は罰を受け、存在が透明に。罰で存在が無になる時、こどもブロイラーで粉々になった時の破片みたいなのが舞う演出すき。
全然分かってないが良かった。また時間がある時にしっかり考察したい作品。
苹果はダブルHのおかげで呪文を知ったのか…!
全体的に壮大な最終回だったな…なんか色々思うところあるけど言葉にできない…
冠葉が陽毬を、晶馬が苹果を助けて消えたのか…
1話の少年2人が歩くシーンがダブってくるくだりもせつなくなるな…
起こっている現象だけを見ると意味がわからないというほどでもなかったけど、その奥にある本当の意味を汲み取ることが難しい。考察などを見ても、揶揄が多すぎてどれもなるほどと思えないほど難解。
特に何も考えずにみると、1クール目のコメディのようなノリなのに少しミステリアスな感じが楽しかった、後半は重くて切ない。最終回の手紙で泣いた。