素晴らしい回でした。とても良いを幾らでもつけたいくらいつけたいです。
ただ下校する、その時間に長く時間を割いていたのがどうしようもなく好きでした。
刻々と少しずつ表情を変える夏の空が(その音が)とても好きで、小学校中学校今(高校)と紡いできた時間がとても素敵で、図書館で本と出会って届いた風の音が心地よくて、とても心地いいのに、胸を焦がすようでした。
店長にとってのホームグラウンドは水族館のような図書館でした。自由に呼吸をしている店長がとても好きな感じでした。
沙:浄化する、選び取る
はるかとあきらの関係にクローズアップしそれぞれの少女の頃からの思いを描いた回でした。空(天候)と高さの演出に面白さがあったように思います。
はるかとの思い出、そして共に過ごす時間はずっと夏空の下にあり、2人の関係が晴れやかな溌剌としたものであるように意味付けられているのかなと感じました。
補習が終わって階段を降りると陽だまりの中に陸上部の一団があり、あきらは下駄箱の陰にひそむ構図。そして校外へ出て汗だくで坂を登った先に渇きを癒す水があり、ひらけた風景を青空が包み風の音がする。あきらに自身の思いを悟らせるかのようなシーンだったと思います。
またはるかの放ったカプセルは青空から降ってきてあきらの気持ちを誘うようにも見える一方、夕立ちの中で出会った正己のもとから離れ階段を登るとそこには走る姿の写真集がある。思わずそれを手に取ってしまう一連の流れはあきらが心の底で求めているものを映し出していたように感じました。
正己が図書館を海に例えたのは本の世界に耽溺する自分を思っての事のように思いましたが、水族館と感じたあきらにとってはあくまで外から眺める対象でしかないようで、2人の暮らす世界が違うことを示しているのかななどと思ってしまいました。
正己と別れた帰り道、天から吹き付ける風にかつてのイメージをよみがえらせたあきらでしたが、見上げればそこには淡い月の光。
真夏の照りつける太陽がそこに見つかる時がいつか来るのかなと思わせる余韻があるラストシーンでした。
まるでうだるような暑さのように心に纏わりつくもやもやの中を、そよ風がすっと吹き抜けていく時のような素敵な回だった。BGMも含めて登場人物の心情を丁寧に丁寧に描いているのがとても好き。
特に、はるかがガチャポンを投げるシーン、そして突風が抜けていく音にあきらが耳をそばだてるシーンはすごく印象的だった。
タイトルの「沙雨」が気になってググってみたがよくわからなかった。どういう意味なんだろう。
この淡々とした空気感と展開がなんとも面白い。店長の人となりと歴史が伝わってくる感じ。
少女時代の橘あきらがツインテールだったので100点です
あきらが学校から京急富岡駅まで歩くときの夏の描写いいね
昔の親友と距離ができはじめるって感じるのは辛いよな。近くにいても声をかけられなかったり、話しかけるの躊躇するのがすごいわかる気がする。もしかしたら一番共感できるキャラははるかかもしれないな。
お互いに気を遣ってよそよそしくなってた橘さんと幼馴染みのはるかが仲直り出来て良かった。青春って感じ。若いうちは人間関係が柔軟でイイね。
キラキラしてる現役の陸上部員を見つめる橘さんの視線と、若くて眩しい橘さんを見つめる店長の視線がダブって、二人は似た者同士なのかなと思った。
陸上の写真集を借りて風の音を感じる橘さん。図書館で意味深な本を見つけて意味深な表情をする店長。それぞれの過去に繋がっていく流れ?
久々に漏らしそうになるユイ面白い。
惚れた男の趣味に合わせる橘さん可愛らしい。
はるかはお乳が大きいから、走ってるときに左右に激しく揺れてた。
モラトリアム感。何か言いたげな友人。小さいころからかわいい。そうか一緒に陸上は出来なくなったのね。もしかして元妻の本か
ん、今回も丁寧にアニメ化されてる。良い。
リアルガチャ回しすぎわろたw
好きな人の好きな物を知りたくて、それがきっかけで小説や音楽を知っていったりもするよね、10代女子とかは。
はるかの友情いいなぁ。
九条ちひろとは。
あきらが選んだ本は坊ちゃんと陸上の写真集。そこに純文学への馴染みの薄さ(店長の内面世界との距離)と陸上をまだどこかで求めていること(あきらが大切に思っている事)が現れてるなぁと。
何となく、店長はあきらが生きる道を選んで行くきっかけ且つ通過点となって、それぞれ別の道を歩き出す的な終わり方になるような気がする。それだと真っ当かつ普通のよくある話なんだけど。
物語の流れが空気の流れのようで、見てて聞いてて気持ち良い😊
あきらサイドのエピソード。あきらにとっては過去ではなく現在も続いてるってところが大人と違う。キーホルダー渡した後しゃがみ込むキャンちゃん切ないねえ。おまじないの効果はあったが今度は店長が物憂い雰囲気。関われば関わるほどこういう部分も見えてくる。もどかしい。。。
風の音でいっぱいって、楽しそう。
安定の面白さ。間とういか、空気感が原作をうまく再現していてとても良い。
はるかと橘の関係、それぞれの日常。
橘を追いかける はるか、図書館で店長とバッタリ会い本を借りる。
陸上部の子との友情。ずっと追いかけてたのか。
途中見知らぬおっさんに相傘するの天使か。
図書館で店長と会う
元嫁?の本を手にする
それぞれ運命に引き寄せられてる
視聴2回目。この回の音づくりが好きです。
なんとなく、やめた陸上のみんなにみつかるのが嫌で隠れてしまってバスに乗り遅れて歩いて帰る放課後、教室の場面、バス停、町並みでセミの音が全部違います。好きです。途中、他の何かに心を奪われたときにだけセミの音が聞こえなくなるのも好きです。途中の無音も含めて感動します。電車のホームの風の気持ちよさ、それが電車の音で消えるのもそんな感じ、夜のファミレスの店内から外の車の音もそんな感じそんな感じと思いました。
ムキヒコの話を耳に拾うところで、興味がちょっとずつその会話に向いて、セミの音が小さくなっていくのも好きです(その後しばらく小さいけれどセミの音がちょっと残ってるのも好きです)。バス中でバスの振動する音も、元々好きな音で、好みでした。
学校入り口の坂道、朝のセミの音もちょっと違います。種類混じっていて多めです。夕方入道雲が立って種類が変わって遠くなる感じも好きです。あきらとはるかで聞くセミの音が違うように思えます。走りに集中して記憶が過ってセミの声が消えるのも好きです。
回想の中のちょっと波打ってる感じのセミの音も好き(あ、虫の音も少し入ってきました)。みとれてセミの声が聞こえなくなって風が入ってくるのも好きでした。バス停でバス待ちしているあきらの聞くセミの音は平坦な印象で、さっきの波打ちでより印象に残ります。一回も同じ音がなかったと思います。素敵でした。
カミナリの音もはるかの走った夕方とあきらの帰る昼間とで違った感じです。後者は雨が近くて音が湿っています(車の音も湿っぽく響きます、心情も加味されているでしょうか。雨で車の音が遅くなるのも良いです)。雨の音には、ちょっとセミの声のニュアンスが混じっている気がしました。通り雨の気配で、しばらくすれば止みそうな雨です。
(図書館の入り口が開いたときちょっとだけ風の音がします。もしくは)風の音がちょっとだけして図書館が開いたのが分かる音が好きです。
空調の音と、そうそう、図書館の本のある場所とは違う足音が響く感じ好きです。本のある場所はカーペットなので足音が響かなくて、音は籠もってけっこう響くので遠くにそういう床の場所があるとその音は聞こえます……カーペットじゃありませんでした。面白いです。床がフローリングの図書館もあると知りました。モデルの横浜市立図書館のよう(外のオブジェ)。画像検索で、フローリングの床もあるがカーペットの床もある図書館の様です。一回行ってみたいなと思いました。
(「立花さんも純文が好きなの!?」と略称使うのが、好きなことが嬉しくなって少し自分を忘れていてかわいいです)
駅までの帰り、2人で歩いていると(おそらく、店長の様子がちょっとおかしくて気になって)足音が聞こえるの好きです(そういえばこの辺りで5話を、足音でお父さんに気づいたのをすごいわかると思ったのを思いだしました)。店長はひとりになっても足音、意識が内面に向いています。ひとりになったあきらの足音はゆっくりになるのもいいです。内面に意識が向いています。ここで先ほどまでは店長に意識が向いていたのがわかります。店長の足音は変わらなかったので、2人でいる時から意識が内面にあったのもわかります)。この辺りの足音を印象付けるために図書館のフローリングを増やしたような気がしました。
内面に意識が向いています。通り過ぎる車の音がゆっくりと延びて、風の音を思い起こさせるような音です。ごうという風の音が起こるのを予感させる予備動作のような音でした。雲が早く流れて、走っている時の風のように心地がいいのに、嵐を予感させる風で、早い雲間に見えた月が綺麗でした。
とても良い、素晴らしい回だったと思います。