評価 SSS 94点
映像が丁寧で面白い。オタクがオタクらしくオタク語りをしているのが好き。
アニメ制作を題材とした漫画を原作とするアニメです。
第一印象はキャラが濃い!アニメ制作となると、技法や、裏話、線の書き方に集中して描きたくなると思うのですが、この話の作り方はさすが漫画家の先生だなと思う作り込み方でした。まずは世界観に溶け込ませるために、あえて世界観の説明などせずにキャラで分からせてきた所が私は美点だと思いました。
最近ですとナレーションや、説明役がいて世界観の説明をしてくれるので正直うんざりしていました。
しかし、この作品ではまず「こういうキャラクター達がこの世界の中心だよ!」と教えてくれます。やはりアニメーションを題材にするだけあって、こだわりを感じます。その中で彼女たちはアニメーションを作ることを知るわけです。
キャラクターから作品の内容まで目で、話で、流れで説明してくれる。それだけではありません。
作中ではリアリティのある動き、設定、背景などクリエイターのこだわりの話が出てきます。設定資料集を読むのが好きな人は、言葉は分からなくてもオタクが早口で色んなことを楽しそうに語っている浅草を見て飽きを感じないとおもいますが、私個人の見所は金森氏です。
世の中に切って切れない「金」の価値や、金を生み出し、払うこと、どうやって捻出するのかを上手くまとめてくれるのが金森氏。映像研の監督・取りまとめ役として裏方で仕事をする姿にはとても魅力を感じました。アニメの世界だからこそできることもあると思いますが、金森氏がいるおかげでどことなくリアリティを捨てきれない、感じずにはいられないです。
作中もしっかりと語った設定や、人の動き、アニメーションとは、効果音は大事などなど伏線もしっかりと回収されるのが納得感もあり、とても良い作品を見たと感じました。
もっっと見たい!!
個々のキャラ立ち、伊藤沙莉さんのはまり度合い、アニメ制作の描き方、数々の語録、妄想世界の没入感、どれをとっても最高のアニメだった。
こんな世界で青春を送れたら幸せだったろうなあ。
2期を熱望している作品。
とてもインスピレーションを受ける作品で、今までにないわくわくが止まらないアニメになっていましたし、妄想の世界に入り込むときの音楽がとても好き。
良すぎ。
純粋にものを作る事だけでなく、締め切りも利益も考えなきゃいけない利害の中でものづくりをしていくというのが新鮮だった。個人でものづくりをしている範囲では、知り得ないような大変さも色々あるんだなぁ。
おまけに世界観厨の主人公にあわせるように、このアニメの世界観も独特で、彼らの作ろうとしているアニメがまさにこのアニメそのもののような感覚にさせられる。
映像もアニメーションとしての面白さ満載でとても良い~!
OPのチェルミコ、映像、ストーリー、キャラクター、伊藤沙莉さんすごいよかった。芝浜UFO大戦はもう少し分かりやすかったら…ちょっと理解できなかったのでもう一度見直します。
アニメーションを見るだけでワクワクする!
独特な雰囲気とキャラクターが良かった!
最高のアニメ、金森氏最高!
アニメを作る部活のアニメ。
同じアニメ制作を描いたアニメとしてはSHIROBAKOが挙げられるが作風もアニメ制作に対してのアプローチも全くの別物なので同じものを期待してはならない。
映像研はとにかく”アニメが好き””絵を描きたい”というクリエイターの欲求みたいなものをとことん追求したキャラクターの活躍劇になっていた。
作品作りにのめり込むあまり実際に自分たちがファンタジー世界を体験してるような形で描写するのはワクワクして面白かった。
ストーリーとしてはもう少し盛り上がりが欲しかった感はあるが、アニメ好きな人にはぜひ見て欲しい作品に仕上がってると感じた。
原作を読後に視聴。3人の女の子がアニメを制作するアニメだ。感触はよりもいやヤマス2期に近い。ド嬢のアニメはけれんみが薄かったが、こちらはけれんみがあり、良い
金森氏が白眉である。既存の作品であれば、コミュ障で設定厨の浅草氏や、カリスマモデル(?)を営みながら「アニメーションを作りたい」といった夢を貫く水崎氏の2人がフレームに収まり、下手したら二人が主役の物語になってしまっていただろう。そこに、そんなガールズビーアンビシャスアニメはさせねぇとばかりに中指と札束を突きつけるような金森氏の言動が、僕の目には痛快の限りであった。ゲッターロボの世界観にパトレイバーの薬莢が飛ぶような、ガルパンの戦車砲がかすめる音がリアルすぎて笑えるようなロックが、金森氏にはある
声優もよい。まず水先氏の声優が素晴らしい。次に金森氏のキャストに対する演技指導が素晴らしい
アニメーションはFLASHを生々しく使い、新鮮であった。作中劇のシーンは正直な所面白く感じなかった。それよりも「アニメを制作する事」への過程、情熱、こだわり、夢が面白く感じた。ストーリーは前半の1~3話はまずまずと感じたが、後半になるにつれ少しまとめきれていないと感じた。1クール通して「では何を言いたかったのか?」という点は完成度にちょっと疑問符が残る
とはいえ、”映像研” こいつはマジでビッグタイトル
個性的な彼女たちがなにをやらかしてくれるんだろう!っていうワクワク感がたまらなかった。映像妄想ターンの設定を語りながらSEが口で入る感じも面白い。作っている映像がどんな感じで完成したんだろうって、完成作品を見るのも面白かった。浅草氏かわいい!!
前期No.1です!
愛すべき世界
良かった。金森氏の言葉刺さるぅ。
浅草氏と水崎氏が"妄想モード"に入った時の疾走感がたまらんです。ギミック満載の箱庭のような芝浜市! 北陸のようだけどモデルはどこだろう? OPの人を食ったような曲もよいです。浅草氏の言動はいちいち共感できますし金森氏のツッコミもいちいち的を射ていて辛い。最後はちょっとあっけなかったかなー。でも暖かいラストだったと思いました。浅草氏役の
伊藤沙莉さんというのか。本業は俳優だそうですが珍しい声!
話も構成も画も綺麗だった
話の内容にもクオリティにもストレスになる部分がなくて見ていて気持ちよかった
空想の表現が好き
一口に感想を纏めるのが難しいくらい、色んな要素がギュッと詰まった面白い作品でした。
アニメーション制作を通して、「創作とは何たるか」をガツンと視聴者にぶつける様な内容でしたが、それが一意では無く十人十色の「創作や表現の在り方」を見れたのが、この作品のミソだと思います。
メカニックや設定にこだわりを持つ浅草氏に、動きや表現方法に心血を注ぐ水崎氏、利益を出すこととマネージメントに長ける金森氏・・・
メインキャラ3人だけで既にこれだけの「こだわり」が存在するのに、美術部やロボ研、音響の百目鬼氏など、この作品では膨大な人物の「こだわり」や「ポリシー」が描かれています。
そうしたこだわりの重なり合いの中で、少しずつ映像が完成へと向かっていく様がほんっとに面白い!
「創作とはこういうものだ」と押しつけがましいものではなく、「こういうこだわりも面白くない?」といった少し力の抜けたスタンスなのもこの作品の大きな特徴であり、私がこの作品が好きになった理由の1つです。
創作を「する側」に立ったことがない私にでも、創作の楽しさの入口を見ることができる作品でした。
メモ
Date:2020/1/14-2020/3/23
Ranking:3/10
良かった
内容はもちろんだけど、表現方法がかなり楽しめた
2期はあるのかな?
あってほしいな
面白い
アニメの制作アニメは「シロバコ」「げんしけん」などがあるが、この作品は金森氏のプロデューサー目線が面白い。
オタクの空想・妄想VS現実・お金という対比になっている。
設計・アニメーター・プロデューサーの3人でアニメが作れるわけがなく、現実的ではないのだか。
芝浜高校の他の部活・生徒会も独特でユニークな世界観になっている。
モラトリアムという言葉がよく出るが、このアニメの世界観はまんまモラトリアムの実験場だ。
主人公の声はなんであんなにだみ声なのかなって。
アニメを作っていく過程とか、苦労の描写はよかった
掛け合いのガチャガチャ下感じはあまり好きではなかった
アニメーションにかける3人の想いと熱意が伝わってくる良作……なんだけど、直感的に「面白い!」とは感じられなかったというのが正直な感想。
理由としてはテンポの悪さ。色々と説明する際に空想のようなシーンに入るが、個人的にはあれが少々くどかった。あそこが見せ場の1つということは重々承知しているし、なんか凄いものを見せられているということも分かるのだけど、やっぱり自分にはそういうのは向かないなあと実感した。良い作品であることは頭では分かっているだけに、十分に楽しめない自分が恨めしい…
アニメを作るのが大変なことが改めて勉強になった。
一つの作品で2本作ってることになるこの作品やばい。
何一つ妥協できないコンセプト…
あとキャラ立ちも濃いくせに冷めなかった。
【★★★☆☆】💿
カルチャー部活系アニメ、お仕事アニメは多々あれど、自分が観た中では「作者が好き勝手やりました」感が一番感じられた作品だった。
私見だが、キャラクターそのものがイキイキしているのは大前提として、作者の考えや思想をキャラに代弁させるのが本当に上手い。
何者かに為らんともがいている人には映像研メンバーの言葉がグサっとくるのではないか。
「自分が考える、最強の世界」
「私は私を救わなきゃいけない」
他人からの評価はもちろん必要だが、本当の意味で厳しい自己評価こそが大事、ということを浅草氏と水崎氏を見ていると感じる。
原作も見てみよう。
細かい設定にこだわる浅草氏、
動きの表現にこだわる水崎氏、
そんな2人のブレーキ役の金森氏、
この三者三様なキャラクターたちがあれこれ葛藤しながら映像制作する作品。
映像は癖がある部類だとは思うが、アニメ制作を題材としているためむしろこっちの方が世界観とマッチしているうえに、ちょいちょい入る空想フェイズのワクワク感が良い。
アニメ界の辛いリアルを描きながらも、それを乗り越えながら作品を作り上げたところにある喜びに、こちらも同じように心動かされる作品でした。
若干ストーリーの繰り返し感がありましたが、十分に楽しめました。
終わり方が好みではなかったなあ。もっとグリグリやってほしかった。続きがあるのかもしれないけれど、もっと盛り上がって終わってほしかったような…。
基本的に、毎クールのアニメはよほど原作に触れていない限り、前情報は入れずに鑑賞している。
本作も同様で、「なんだこれは?」というのが本当に初見の印象であった。
映像を作る、ということではSHIROBAKOが先遣隊としていたが、こちらは高校の映像研究部、というテイ。
端的に言えば、ワクワクする、というのがこの作品の完走であり。
しかしながら、我慢できずにコミックスを買ってしまった自分からすると後半は大変だったなぁ、という感想にもなってしまう。
そして何より、あの書き込みの量のコミックスをよくもまぁ映像化したもんだと。
映像研には手を出すな、というかNHKへようこそじゃないか。(これが言いたかっただけ
【圧倒的な熱量、そして現実と妄想が織りなす世界観】
登場キャラクターの圧倒的な熱量が気持ち良い。
夢と現実と理想と脚色
とてもリアルでとても空想的
現実と妄想が交わる塩梅が
独自の世界観を作っている。
そして何よりこれらを支える、制作陣のこだわり。
キャラ設定の細かさ、妄想時のSEは声優の声で、
制作知識やオタク気質を盛り込んだマニアックさ、
心地の良いこだわりの極み。
想い溢れる学園生活という視点、
各人の思惑・スキルが活きるビジネスという視点、
ただ完成度を楽しむ余暇アニメという視点、
様々な視点で楽しめる作品。