学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然、部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うというー。
なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる―。
金曜ロードショーで最後だけ見て興味がわいて、Prime Videoで。不登校はどこでも起きうるから人ごとじゃない。自分でなくても身の回りの人も。うちの家族も二人も不登校だったし。いやオチを見てからは見てしまったのは良くなかった。真実はいつもひとつ!
見守るオオカミさまは愛だな
金ロで視聴
キャストの芸能人達がそれほど上手くはなく、そこに梶くんみなみさんを入れているのでちょっとチグハグ感 ( 声優陣を入れなければ聞きづらいものになってはいたとは思うんだけど、それならほぼ声優で固めた方が良かった )
良い物語だと思うし感動したけど、陰鬱な場面も多く何度も見たいかというと…
主人公のイジメはもちろん、アキちゃんの義父による性暴力… ( 未遂だとは思うけれど、そこから這い上がって、主人公に恩義を感じて、特別枠のリオンを除いてただ1人覚えていて回り回って皆を助けてくれるとか泣ける )
アキちゃんが影の主人公だ
金ロでは “ エモいその後のシーン ” を放送しなかったけど、公式アカウントがフォローしてて流石だ
ところでパクり… と言いたい訳でもないけど結構似た設定・雰囲気の少女小説を読んだことがある
( それを読んだ経験がなければストーリーを “とても良い” にしてた )
そちらの方が古くて・大好きで、そちらが誰かの目に留まってリメイクか映像化してくれないかなとずっと思ってたのだけれどこれじゃそんなこと言えないなぁと少し淋しい
( そちらの読書メーター見たら同じこと書いてた人がいたので、自分だけそう思ってるんじゃないはず )
原作があまり刺さらなかったのだが、書店で見かけたPVが良かったので(というかアニメ映画だと知らなかった)鑑賞。
めちゃめちゃに泣いた。キャラクター的でないと全く読みが働かないのだと痛感し恥じ入るばかりである。ただこころの受ける虐めを非常に一貫した主題としている印象があり、原作よりも寄り添いやすい描き方になっている気もする。(原作の細部を覚えている訳ではないので印象論だが。)
まぁ弊害というか、原作だと萌はめちゃくちゃ美少女で目立ちまくり、まさに冒頭で語られるような救いを齎す転校生に合致する一方で、それ故に真田の「政治」にも利用されるという印象だったが、映画だととにかくこころが可愛いので逆転して見えるところもある。アニメ的キャラクターデザインの性か。
思い返してもどこが良かったというのが言い難く、全てがとにかく愛らしかった様に思える。こころの伏し目がちな表情、母親の道を開けて壁に沿う様子、将棋をするマサムネ、ウレシノの「乗り換え」を巡る様々な表情。序盤からそうした芝居が日常描写をそれ自体で楽しめるものとしている。
ヒントの置き方も丁寧で、ストロベリーティーの符合だとかちゃんと見ていれば察せられる様になっている。なお時間については原作だと確かショッピングモールがどうので話が喰い違うという件があったが、映画では記憶を受け取ったこころが気づく形となっている。オオカミ様は「お前次第」と言ったが、戻して欲しくて記憶を見せた様にも思われて切ない場面。
声の演技が実写的だったり、劇伴がやや大袈裟な気がするのは一般向けを意識してだろうか。すぐ慣れるから大した点ではないが。
原作はかなり純文学的で登場人物の容姿(キャラクター性と言えばまずは視覚的記号である)など碌に提示されないのだが、本作はその辺りを見事にアニメ的な読みに応える情報量で強化している。様々な思いやりの姿が描かれた名作である。
しかしこころが可愛かった。終幕後に配布特典のスライドショーがあったが、可愛すぎて妙な衝撃があった。
かがみを通じて、孤城へ案内された7人の中学生。仲良くなった7人は、皆の願いを叶えてもらうため、願いを叶える鍵を探す。
めっちゃよかったです。主人公、可愛い笑
ストーリーは、7人の登場人物をしっかり捌いて、謎を徐々に明らかにさせつつ、しっかりとまとめることができてます。最後が駆け足で鍵を見つけたのは気になりましたが、全般的には中学生らしさのある気持ち、そしてそこからの気づきを得ていって、成長していく、主人公が一歩ずつ踏み出していってあたたかい気持ちで見守れます。主人公の母親にも感情移入できるかと思います。
ぜひ観に行ってください。良い映画です。(高山みなみさんの声合ってない鴨って思いましたが、例のシーンは笑いましたwww)
3.6/5
★★★★★★★★☆☆
rated on myani.li
まあまあだった。ANAの国際線で無料でみれたので。
宣伝で見た時はどこか既視感があってそこまで惹かれなかったけど、ありきたりなのは普遍的でいつの時代でも楽しめることだって思った。いい意味で裏切らないでくれて見心地がよかった。
終盤全滅を避けれたのはこころが外の世界で踏み出したからってのがいいよね。
映画化で映える作品じゃないかもだけど、現に映画じゃなきゃ出会ってなかった。原作の小説も読みたくなった。
公開初日にTOHO池袋で観る。
原作小説は辻村深月による同名小説。この小説が2018年本屋大賞を受賞してるし,日テレが噛んでいるから,よっぽど変な翻案してなければ当たる映画であることは約束されていたと思う。実際鑑賞して,思っていたよりもずっと良かった。というか,あとからジワジワきてる。いろんな意味で「ゾンビランドサガ」や「聲の形」を思い出した。共感してくれる人はいるはず。
入場者特典は鑑賞前開封厳禁の「その後」を描いたポストカード。帰宅後に開封したが,これがジワる。近年稀に見るすばらしい入場者特典よこれ。コンプは狙わなくてもいいとおもうけど。
年末年始に原作小説を読んで,読み終わったら2回目の劇場鑑賞をするつもり。
途中まで見て切った人は騙されたと思って最後まで見てほしい。不登校、狼様の正体の2つあるテーマを1つに絞ったバージョンを観てみたい。