サービス開始日: 2023-06-02 (931日目)
人類がまだついていけるかいけないかギリギリのラインを攻める作品。
漫画の絵をそのまま持ってきたような作画で、これは唯一無二。細かいところまで気を配っているのが伝わってくる。
あらゐけいいち節を全身で浴びたい方はおすすめです。
鷹の爪っぽい演出。
野原ひろしではない何か感がもっと欲しい。シュールなギャグ感を残して欲しかった。
例の匂いを嗅ぐシーン。原作少し見たことあるが、あの透過しない煙だから味があるのに、本当の煙にするとギャグじゃなくなる。ギャグアニメにせずグルメ系にしたい意思が見える。
新キャラのボンドのダシが効いてていい。また、サブストーリーもいい。この感じでギャグを突然ぶっこんでくるのすごい。
作中通してシロにしか魅力を感じない。
中盤の橋下のシロとしんのすけの絡みは名シーン。この作品を語るうえで欠かせない。
だが、シロ以外のキャラクターに血が通っているように見えない。
この作品はきっと野原一家がシロのケツについている爆弾やそれを脅しにかかる連中に対して、屈しないという覚悟を見せたかったのだろうと思う。終盤はその姿勢が伺えるが、中盤までその脅しに屈して、それもしょうがないだろうとする話で進んでいくため、終盤にかけて「でも一度シロを見捨てたもんな」という感情しか残らない。
そういった良いシーンと良くないシーンがミックスしている。そのため良くもあり、悪くもあるといった感じ。