ゆったりとした空気の中に少しの緊張感と湿っぽさがあり、派手さはないのが逆に良い。
幻想的な背景が綺麗で、この作品の雰囲気にとても合っている。
物語的には全然進んでいないから物足りなさもあるけど、ゆっくり進めてくれるありがたさも感じる。
隠れた名作。
主人公は確かに気持ち悪いけど、意図的にそうなってるのが分かるから全然OK。
最悪の状況から脱するためにあれこれ試して、選択によって味方や敵が変わるのが面白かった。
文明が崩壊した世界を科学の力で立て直そうって内容は誰にとっても面白いと感じるものだと思う。マイクラみたいなもんだし。
キャラデザについてはちょっと癖があって好みじゃなかった。
自分には難解すぎて高い評価は付けづらい、かと言ってそんな理由で低い評価を付けられるようなアニメではないということだけ分かった。
チープな異世界ファンタジーで埋め尽くされてる中、こういう丁寧なファンタジーがもっと見たいんだよなぁと。
全体としてはとても良い評価なんだけど、1期2期の方が好きだった。
3期は若干暗いというか盛り上がりにかける展開が続いた気がする。オーディションのための3期だったって感じ。それでもオーディションのあの結果については納得感を持てて良かった。もちろん3期まで見てきてキャラに愛着があるから、逆の結果を見たかった気持ちもあるけど。
個人的に物凄い名作だと思っているので綺麗に終わってくれてよかった。