真相暴露&鬱回。
相変わらずの強引な荻窪ネタにも笑いましたが、やはり気になったのはルル子の恋心。
ここまで悪人に幼い恋心は無価値だと主張させる話は少し珍しい気がします。
ノヴァくんの正体も(四度目の視聴なのでわかっていたとはいえ)痛烈な皮肉になっていて、特にルル子にとどめを刺した最後の言葉がえげつない。
ここまで初恋を否定されたルル子。
ついには「続かない」と敗北宣言してしまいましたが、この先ルル子はどうなるのか?
次回に期待です。
おもしろ集団ロボロボ団のシリアス化から始まった今回。
「一話完結ギャグ回はもう終わりで、ここからは物語を描いていくぞ!」という制作側の決意表明を感じました。
メダロット博士やロボロボ団の黒幕の登場など、一気に転換点となった回でしたね。
ここから先はレアメダル、つまりメタビーとロクショウの物語がより濃くなりそうで期待です。
それにしても今回の修行シーンパロ、作中でもツッコミが入ったとおり、海回に続けて二回目でした。
それで今回はしっかりギャグとして外すあたり、二番煎じはやらないというスタッフの意気込みを感じます。
そして今回何気に驚きだったのが、アリカが一切登場しなかったこと!
新聞部であることから、あらゆる事件に首を突っ込むトラブルメーカーであるアリカの存在は、話作りにすごい便利だったはず。
これも踏まえて「もう楽はしない。俺たちはこれから本気で物語を作る」という制作側からのメッセージを再度受信しました。
次回はついにサケカースメイン回!
幼少期に見た記憶が残っている期待回です。
ここまで濃くしてきたサケカースのキャラをどういじるのか?
記憶が残っていても、次回が楽しみです!
バトラパーティ完結回&入間くんの新たな決意回。
数話ほど前から、いわゆる『これまでのあらすじ』がカットされていたことが少し気になっていました。
単に時間が足りないからなのか、それとも『もう入間くんはバビルスに馴染み、悪魔を恐れていない』ために過去の設定を説明する必要がなくなったのか、気になっていました。
その答えがこの回で明かされたわけですが、まさかの斜め上の回答に吹き出しました。
そうか、入間くん学校生活が充実してきて人間であることを隠してる問題を忘れてたんだね。
すこしずつ学校生活に溶け込んでいく入間くん。
まだまだ人間であることの問題を解決させる気はなさそうなので、今後の入間くんの逆境にも期待ですね!
さらに今回描かれた設定として、悪魔側はあくまで穏便な解決を求めており、人間を発見した場合、保護して人間界に帰していることが判明しました。(あと記憶を消す説明から、最終回への伏線が張られたとみることもできます)
つまりバビルスの生徒たちも、誰一人人間と接したことがない(つまり人間を食べない)ことが改めて示唆されたということです。
校歌の歌詞はあくまで古の悪魔が残したもの。
つまり現代の悪魔はほとんど歌詞を意識せず、ただ校歌だから歌っているのでしょうね。
悪魔の勢力は『穏健派の現代悪魔』と『過激派の元祖帰り悪魔』の二つに別れている――ということでとりあえずまちがいなさそうです。
元祖帰り組からしたら、入間くんの存在は厄介でしかない。
そんな入間くんを襲おうと企んでいる連中に立ち向かうのが現代悪魔――つまりバビルスの生徒たちということでしょう。
作者が描こうとしている大きな流れが見えてきて、より期待度が上がりました。
それともう一つ。
今回入間くんの壊れているところである『人に頼らない(頼れない)』あたりを、大人組がフォローしてくれたのがすごくよかったです。
大人が子どもに追い抜かれるだけの無能あつかいではなく、しっかり大人らしく子どもを導き守っている。
こういう描写のひとつひとつが、この作品の大好きなところです。
自社コラボシーズン最終回。
作中出てくる白い血のような表現。
じつはこれって全部『アレ』であることが原作を見るとわかり、とっても引きました(笑顔)
でもこういうハチャメチャをしながら、本筋であるルル子とノヴァくんの関係はしっかり描く。
そのプロの仕事ぶりがさすがです。
すべてが丸く収まり、一見大団円にも見えるラスト。
でもあの人が声をやるキャラが出てきたら、そんな簡単に終わるわけがなく……次回が楽しみです。
よりもいを二十年くらい先取りした南極回。
冒頭で動物園に行くイッキ&アリカ組を見て「忍者回と比べておだやかな二人だこと……」となんとなく思ったり。
大人につまみ出される少年を見ると、なぜかカードキャプターさくらの美術館回を思い出します。
ペンギンを南極へ連れて行くため、ミッションスタート!……な流れだけれど、カリンちゃんの用意した衣装があまりに性癖というかアレな感じでいい。
今回一番キャラが強くなったのはカリンちゃんな気がします。
で、キャラが濃くなったのは間違いなくサケカースさま。
やたら凝った作画でバスを追うシーンには腹を抱えて笑いました。
あと『完全に理解した』の天丼ネタもなかなかいい。
ちゃんと三回目はオチが変わるあたりも秀逸。
それにしても、まさか本当に少年がピンゲンとお別れしてエンドだとは予想してなかったので、驚きました。
夜逃げ一家回もシビアな終わり方だったし、意外とメダロットってそういうところキッパリ描きますよね。
友と別れ、涙する少年。
そんな少年をなぐさめるカリン&アリカの姿になんとなくおねショタ味を感じてしまうのは、自分が汚れた大人(というよりオッサン)だからでしょう。
次回はいよいよメダロット博士登場回想。
話数ももうじき折り返しだし、シリアス要素にも期待です。
バトラパーティエピローグ&濃厚な家族回。
入間くん対キリヲ先輩の裏で動いていた大人たちの様子が前半のメイン。
この作品の大人キャラはちゃんと大人として役割を果たしているから好きです。(キリヲの親も悪い大人の見本として必要)
サリバンの能力は時間停止――これがなければ花火で大惨事になっていたわけですから、大人たちが先手を打って行動したのは正しかったわけですね。
入間くんがいたからこそ食い止められた面もあれど、大人たちだってしっかりと活躍していた……そんな塩梅がたまりません。
キリヲ先輩は『元祖帰りは他にもいる』と示唆していましたが、これって回想の映像から見るに、もしかしてサリバンのことじゃないかと。(回想が終わり元祖帰りの存在が示唆されるのと同時にサリバンが映ったため)
それでサリバンは元祖帰りではあるのだけど、実はもう一つ顔があって、そちらでは入間くんの魔王化を願っている……というのがこの作品のどんでん返しになるんじゃないかなーっと予想。
ちなみにこの予想は外れてくれて構いません。
むしろ予想外な展開が来たほうが、燃えるというもの!
バトラパーティ編を終え、次は入間くんが人間であることに関するエピソードが進むのか、続きが楽しみです。
ここから先は余談。
クララのママ……胸がデカイんですよね。
ってことは今は色気がなくても、クララもきっと……!
そしてクララたちが容赦なくソーセージを横から噛みちぎるシーンを見て、そうだこれはNHKだからサービスシーンはやらないんだなと、変な納得をしてしまいました。(それにそうした性的なシーンはクララに似合わないと思うので、この表現でよし!)
あとこれも完全に余談ですが、生徒会長失恋ルートは、たぶん『私は恋に恋していただけなのだな。……さらばだ、入間』とかこんな展開になりそうだと思いました。
確かに問題作ではあるけど、意外と着地点は甘口な回。
不良化したロボロボ団にはねられて、バーゲンの品がメチャクチャになり、メダロット狩りを決意するPTAのオバちゃん……もうこの時点でなんだかヤバい感じです笑
そこからメダロット狩り→アリカを中心に市民運動→さらなる弾圧→からの小学生による学生運動と、もうなんというかお腹いっぱいです。
特にアリカたちの学生運動を見て、過去に胸をときめかす老教師がヤバい。
PTAもステレオタイプバンザイなコテコテキャラばかりで、主張の過激さもなかなかアレな感じ。
そんな中でもメタビーを認めるイッキママがかわいい。
で、ここまでこじれてどう決着をつけるのかと思いきや、ここでまさかの第三勢力ロボロボ団登場!
……いや、ちゃんと伏線は張ってるんだけどさ。
問題作を自称するなら、第三勢力を叩いてとりあえず問題解決の方向にはしてほしくなかった。
PTA側がラストでこの騒動の元はくだらない理由が原因だと知って荒れてたけれど、このあたりを使ってもうちょい上手いドラマを作れたんじゃないかと、つい考えてしまいます。
まぁ、子ども向けのアニメで時間帯も昼間、さらにロボトルを必ずやる構成上、これより上を求めるのは酷だったかもしれません。
解決法は甘口だけど、しっかりとした問題作。
確かに楽しみました。
ここから先は余談ですが、ロクショウのキャラがどんどんわからなくなっていきますね。
なんというか脚本家が自由に使える便利キャラと化してるような。
まぁ、そういったところも含めて楽しむのが子ども向けアニメの良さか……なんて考えました。
壊れた悪魔ともっと壊れた人間によるバトル回。
とにかくキリヲ先輩の正体に驚かされました。
てっきり可哀想なヴィラン路線で行くのかと思ったら、まさかのド変態性癖ヤロウだったとは……。
性癖を自覚したシーンで、まずは股関から映すあたりがとってもアレな感じ。
これには入間くんも怒るのか……と思いきや、まさかの平常運転!(なにか呪文みたいなの唱えていた気もするけれど、そこはまた後日語られるでしょう)
絶望に慣れすぎた男――元々人として壊れていた入間くんの存在を、似ているようで決定的なところが違ったキリヲ先輩と対比させることで描く。
本当にこの回のシナリオはすごい。
伏線回収しつつ、新たに入間くんに悪魔の羽根を生えさせるという伏線も追加するという荒業も見事。
やっぱりアレ、指輪の封印を解いたというより、入間くんの悪魔としての封印を解いたイメージですよね。
とにかく満足度の高い話でした。
あとはキリヲ編のエピローグに期待。
ここから余談。
やはり現在の悪魔はだいぶ柔らかい人柄になっているようですね。
そんなヌルい現代の悪魔を嫌う勢力に対し、サリバンの思うところとは……。
さすがに前回ほどの勢いはないものの、しっかり良質なコメディ回。
ギャグをやりつつ、しっかりレアメダルまわりの伏線を張っているのが、さすがです。
ギャグも新聞やマスコミをたっぷり皮肉っていて、なかなかの過激ぶり。
個人的には新聞を信じてイッキを疑う大衆の様子が、一番キレのいい皮肉だと感じました。
(もし今メダロットがアニメ化してたら、まとめサイトやSNSが皮肉られるのかなーなんて思ったり)
ロボトルシーンではイッキの頭脳プレーが目立ちます。
珍しくミスターうるちが準備は整ったのか聞いてきたと思ったら、その間に相手メダロットのメタになる装備に変えてくるとは……イッキ容赦ない。
レアメダルは引き寄せ合う、その設定の通り引き寄せ合うメタビーとロクショウの関係など、今後も見どころ盛りだくさん。
あとはスクリューズやコウジ、カリンちゃんの活躍が見られれば満足です。……あとイッキママも。
で、次回予告を見たらいきなりの『問題作』発言!
まさか夕方に放送していた子ども向けアニメで、ハレンチ学園の終盤をやるというのか?
メダロットはブラックなギャグも上手いので、これはかなり期待!
今回は一気に話が進展しましたね。
バリアの特性からいち早く事件の核心に近づく入間くんたち。
キリヲ先輩の部屋へ向かう流れも、伏線を活かした見事な展開です。
さらに教師組がしっかり大人をしており、少ない情報からこちらも確実に真相に近づいてます。
生徒たちへの配慮や、広場に生徒が早く集まりすぎていることに疑念を持つなど、ちゃんと大人として有能に描かれているところが好感触です。
生徒会長も見せ場(とともに一人の女生徒を業の深い地獄に突き落とし笑)さらに事件の重大性に気づくなど、こちらもしっかり有能。
ギャグアニメではあるけれど、キャラクターの頭が悪くない(むしろ良すぎるくらい)のが入間くんの特徴であり、美点ですね。
次回はいよいよ事件の真相回か。
ここまで引っ張ったからには、キレイにまとめてくれることを期待!
男たちの本気のぶつかり合いinアンダルシア。
自転車競技を題材にした映画だけあって、作画のダイナミズムがすごい!
終盤の目玉でもあるラストスパートのシーンでは『わざと』作画を荒く描き、何倍にも迫力を感じさせる荒業を披露。
この手法はクレヨンしんちゃんのオトナ帝国でも終盤で使われていましたが、そちらに負けない作画になっていたと思います。
ネコが試合展開を大きく変えるシーンでは、事前に伏線が張られまくっていたこともあり、「こう来たか!」とうなりました。
兄弟で夢と女を奪い合い、涙を見せた日もあった……でもしっかり繋がり合ってるぺぺたちの関係がなんとも気持ちいい!
表面上はイヤがっているけれど、今でも地元の人たちが大切なんだろうなという空気を感じさせます。
バルの主人もジブリの流れをくむいいオヤジキャラをしてました。
インタビューシーンでパオパオビールを絶賛するシーンでは、あまりの皮肉につい笑みが。
『茄子』のタイトル通りラストはナスで締められ、その後は忌野清志郎のEDで余韻に浸らせる。
50分に満たない時間の中で、アンダルシアの地にトリップさせてくれる、満足度の高い作品でした。
またもやトリガー自社パロ回。
何度見ても『荻窪がびんびんだ』で吹き出してしまいます。
ショートアニメだからこそできる尺の使い方で、ルル子が覚悟完了。
ノヴァくんとファーストキスをするわけですが、その描写がまぁ美しいこと。
キスシーンを描くアニメはいろいろありますが、その中でも今回のキスシーンは、作品全体のテーマも合わさり見事な出来でした。
まとめサイトがディスられていたりするなど、小ネタもあいかわらずのおもしろさです。
まさかこんなにも早く次の神回がやってくるとは!
恋愛ものからスタートし、ストーカー登場によるホラーものになったかと思いきや、今度は推理ものに早変わり。
その後もジャングル(実際は温室ですが)での冒険ものになったかと思ったら、最後は熱い男の友情ものに。
三十分のアニメに一体何本のおもしろ映画要素をぶちこめば気が済むのか!
とにかく見ていて目が離せません。
背景でうるちとヒヨコ売りがなにか話をしてたり、ストーカーの説明でゲストキャラのオタクが再登場したり、オトコヤマが再び大きく取り上げられたりと、ファンサービスも十分。
この脚本を書いたのは誰だー!と海原雄山のごとく叫んでいると、脚本の欄には『吉田玲子』の名前が。
この頃から全力でおもしろい話を書いていたんだなと、脱帽しました。
メダロットを語る上で欠かせない日常回の中の神回。
とりあえずメダロットのことが気になったら、この回を見るのがオススメです。(忍者回も神回だったけれど、あれは本編と話の毛色が違いすぎるので)
以下、余談。
いつもの小学生グループに突然説明もなく混じる中年男性の図。
どこかで見たことあると思ったら……カブトボーグのマンソンだ!
メダロットの方が古い作品ですが、ボーガーにもオススメできるおもしろ回ですね。
いつもに比べちょっと作画が怪しい回。
バトラ前夜祭の様子を描く……というのはいいのですが、ちょっと話を引っ張り過ぎな気が。
せっかくおもしろそうな事件が起きそうなのに、本格始動はまた次回に持ち越し。
原作ではどうなっていたかわかりませんが、このあたりはバッサリカットでもよかったような。
じれったい展開が続いているので、次回こそハデに物語を回して欲しいです。
原作一巻のみ既読。
昨年末見て以来、二周目になる視聴です。
視聴二周目になると、色々発見があります。
『あのキャラはこの場面から既に出てたんだ!』とか『あのキャラが登場したのには、あんな意味が!』と、二周目だからこその気づきという、楽しみがあります。
一周目の時にも感じましたが、終盤の例の場面を見て、『今の子ども向け映画はここまで踏み込んだことを描くのか』と改めて感動しました。
おっこの立場と例の家族の立場、両方が平等な眼差しの元に描かれるので、心に響きます。
あの家族はきっと、あの事件から心をすり減らし、ろくな贅沢もしてこなかったのでしょうね。
でも(たぶん奥さんから)たまには羽を伸ばそうと提案され、ふと手に取った雑誌に載っていたおっこの記事。
あの子と同じ年頃の少女が若おかみとしてがんばっている。
あの記事を見て、彼もきっと思うところがあったから、息子にも雑誌を読ませたのでしょう。
そういったことを妄想していくと、余計にあの場面がしんどくなっていきます。
作画も美しく、この映画に出てきた料理だけで、コラボカフェができそうです。
どの料理も実においしそうで、見とれてしまいました。
特に終盤出てきたステーキと、中盤のグローリーさんが飲んでいたお酒が印象に残りました。
語り始めれば、きっといろんな切り口から楽しめるであろう、傑作映画です。
まだ観ていない方は、ぜひ!
暴走しまくりなキルラキル回。
惑星の名前から始まり、戦維焼失に、どこかで見たことのあるキャラなど、まさにやりたい放題!
エンディングのスタッフリストにも、しっかり中島かずきの名前が。
そして相変わらずいじれまくる荻窪の存在。
荻窪ってなんだっけ? とつい考えてしまいます。
春木屋っぽいラーメン屋が出てきたところも個人的にツボ。
やりたい放題やりながらも、物語としては短い中でちゃんとまとめてるんですよね。
パロディだけに頼らず、しっかり話を成立させています。
今回もお腹いっぱいな回でした。
前回から一転、いつもどおりのギャグ回
ゲストの柔道男のインパクトがすごい。
物語の要であるメダロット探しは視聴者からするとすぐ察しがつくが、相手側の信念があいかわらずかっこよく、そのあたりのシリアス味が実にいい。
ただのギャグで終わらせず、メタビーが目標を見つけるシーンで物語を締めるのも上手い。
これから先、メタビーがどのように成長していくかも楽しみです。
天丼ネタだった、ミスターうるちのあつかいがおいしかったですよね。
声優さんの演技も最高で、作画の勢いも含めて二回とも笑いました。
そしてイッキママはあいかわらずかわいい!
電話にわざわざ「こちら捜査本部」と答えたり、ゲストキャラを道場破りと思って記念写真を撮ったり、気にしてないようで最後には「ごはんは三杯まで」と念を押したり、とにかくかわいい。
子どもの頃、リアルタイムで観ていた時はアリカ派だったが、今は断然イッキママ派かもしれない。
そういえば、カリンちゃんとイッキママって雰囲気似てるような……。
男はやっぱり母親に似た人を選んでしまうかなーっとつい考えてしまいました。
キリヲの計画が崩れ始める、事件前夜回。
シリアスモードで計画を進めるキリヲ先輩……しかしここで隠し部屋に入間くんが乱入。
キリヲ先輩の取りつくろう姿を笑っていいのか、悲しく思うべきか、複雑な気持ちになりました。
少なくともこの隠し部屋がバレたことで、キリヲ先輩は隠れ家をなくしたことになります。
この不利な状況で計画を行えるのか……まぁ、間違いなく行って、入間くんが止めに行くでしょうが。
さらに実は悲しい過去持ちの悪役である伏線を張ったり、入間くんに夢を叶える本当の方法を突きつけられたりと、キリヲ先輩大活躍回でした。
はやく悪役的な活躍がみたいなー。
ここからは余談。
オープニングの映像で最初の方に流れる、食べすぎてお腹パンパンなクララ、かわいいよね。
森脇監督はプリパラでも太ったみかんとガァルルを出してました。
おねがいマイメロディの頃から歌ちゃんにどじょうすくいをやらせるなど、美少女にも容赦がありません。
だからこそ森脇監督の描く美少女って、なんだか親近感があります。
第二部最終話。
今回もノンストップで駆け抜けた脳汁ドバドバ回。
オーバージャスティスやルル子父の行動をギャグとして描きつつ、それを伏線としてむりやりまとめる。
こういう展開好きです。
ちゃんと第一部でのできごとがムダにならず、活かされているのが好印象でした。
ララ子のマントや新たな惑星に、キルラキルのアレらしきものが描かれるなど、トリガーのファンへのサービスを忘れない姿勢もステキ。
ララ子のメチャクチャな性格もかなり好みです。
ルル子の超えなければならない壁としての役目を、しっかり見せてくれました。
普通がいいのに、普通じゃない事実ばかり判明するルル子。
果たしてこの先、ルル子は普通を守りきれるのか?
つづく!
忍者&デートのギャグ回――に見せかけた超弩級神回!
とにかく冒頭からすごい!
一言目のセリフが「金の玉」!
いつものキャラデザとあきらかに違うキャラ!
メチャクチャに動きまくる作画!
シリアスキャラを容赦なくギャグに巻き込むノリ!
敵の組織があきらかにいつもと違う強敵感!
ところどころにフェチを感じさせるロボ描写!
やたら忍者に詳しいオタク知識!
イッキとアリカがケンカしかしていないのに、どうみてもお似合いにしかみえないよう視聴者を誘導する演出力!
そしていつものロボトルとは内容の濃さが段違いのバトル描写!
エトセトラエトセトラエトセトラ!
ありとあらゆるものが狂いまくった、最強の神回でした。
いったいスタッフはだれだと思ったら、作画監督『今石洋之』の文字が……この頃からメチャクチャやってたんだなと、感服するやらあきれるやら。
少なくとも言えるのは、アニメヲタクでノンストップ神作画コメディが見たいなら、この話を見ない手はありません!
『メダロット第14話 忍びが通る』自分の胸に刻み込まれた、一生忘れられない神回でした。
授業参観前のお泊り回。
予想通りキリヲ先輩が裏で動き出しましたが、まさかあのキャラと繋がりがあるとは!
キリヲ先輩の夢は悪魔の階級を無くすこと、バビリスが階級を決める学校である以上、ここを壊すのはたしかに手っ取り早い。
しかし今回のお泊りで、キリヲ先輩は学校の楽しさを学んだはず。
入間くんたちがバビリスに通う楽しさを知っている以上、キリヲ先輩と敵対する流れは確実でしょう。
でも似た者同士だからこそ、お互いの傷みを理解し、また笑いあえる仲にもどれたらいいなと、思わずにはいられません。
そしてキリヲ先輩との衝突は、入間くんの中にある野望や目標に、まちがいなく影響を与えるでしょう。
ここから作者が描き出す、入間くんの夢という名のテーマに期待です。
あと気になったのは花火の存在。
火薬は花火として使えばキレイだが、兵器として使えば大惨事になる。
このあたりもふみこんでいくのかなと、少し期待しています。
ここからは余談ですが、クララのパジャマ姿がかわいい!
クララってお父さんの姿がまだ公開されてないんですよね。
もしこれでお父さんが入間くんにそっくりだったら――もうなんだかたまりません笑
そして乙女チックな生徒会長もやはりかわいい。
女の子のかわいいアニメは、いいアニメ。
かわいいは正義……なんて言葉もありましたね笑
個人的神回。
今回もトリガーらしいハイテンションで話が進みます。
ガンモーフィングからの一撃敗北、さらにハイレベルな作画からのガンモーフィング対決、そして荻窪を万引&転売!
もうどこからツッコミを入れればいいのやら。
さりげなく一話に出ていたGが実は……というのが上手い。
悪趣味なギャグかと思いきや、そう活かしてくるとは。
ノヴァくんは今回も意味ありげで、まったく薄っぺらい言葉をささやき、ルル子をときめかせます。
先を知っているからこそ、ノヴァくんというキャラクターに背負わされたテーマがよくわかり、より物語に没入しました。
ルル子は普通を求めるが、母親のララ子はそれを甘えだと断じる。
このあたり、普通に対しどう物語で結論を出すのでしょう?
詳しい内容を忘れているだけに、続きが楽しみです。
神回。
ただの恋愛ドタバタ劇で終わると思いきや、展開が二転、三転します。
メダロッターとして生きるか、恋を選ぶか。
そこからさらにメダロッターとしての志にまで話が及ぶ……見ていて満足度の高い話でした。
物語終盤でキクヒメとゲストキャラの心の距離はあきらかに近づいたのに、あのオチを用意することで、ちゃんとゲストキャラを消化しきる。
本当によくできた話です。
メタビーのキャラクターがまたすばらしいんですよね。
捨てられるかもしれないと不安に思うペッパーキャットに「オレがなんとかしてやる!」と言い切る!
まさに男の子って感じで最高です。
(そしてOPでもわかるとおり、そういう王道な男の子を、斜めから見るイッキがまたいい味出してます)
最後にカヲルくん(っぽいキャラ)が出てきた時、声をあげて笑いました。
当時はすでにエヴァの放送が終わったあと。
その後カヲルくんや綾波キャラは量産されました。
メダロットのいいところは、そんなカヲルくんキャラを完全なギャグとして使い切ったことですよね!
もうこの時代の時点で「カヲルくんキャラはウンザリだ!」と制作側がさけんでいたのが、聞こえたような気がしました。
ギャグアニメだからこそ、パロディをやりつつ、大人のユーモアもそこに忍ばせる。
メダロットって本当によくできたアニメです。
(しかもこの回、脚本があの吉田玲子さんなんですよね。よくできてるワケだ)
ギャグ回……に見せかけた、本編本筋回。
魔具バトラに関しては、部長がとにかくあやしすぎる!
首元の魔具といい、事情を抱えていることは確実。
入間くんが魔王になるという本筋のストーリーから考えると、部長が目指している夢ってかなり大きな問題提起の一つになりますよね。
この夢がその後どうなるのか?
さらにその流れを見て、入間くんはなにを思うのか?
このあたりが今後の物語の肝でしょうか。
入間くんが理想とする魔界、それを形作る大きな要素になりそうです。
後編のエピソードも短いながらかなり重要。
改めて魔王に関する予言が描かれましたし、さらにサリバンの魔界における立場も明かされました。
サリバンが何を思い、入間くんに何を託すつもりなのか?
そのあたりはまだ明言されていませんが、今後に期待ですね。
生徒会長の家族も登場しましたし、ここから多き動き出しそうな予感です。
あと気になったのが、あのキャラたちの関係性。
いまさら気づきましたが、やはりあのキャラとあのキャラは血縁関係にあるのか、妄想がふくらみます。
ただ偶然キャラデザが似た可能性もありますが、意識して場面転換しているあたり、これはやはり意味がある伏線なのでしょうか。
それにあのキャラ、まだたしかフルネーム明かされていませんし!
普通に観てもギャグアニメとしておもしろい一方、しっかり視聴者に思考をさせる余地がある。
入間くんは本当におもしろい作品です。
続きも期待!
伏線ばらまき&新キャラ登場回。
今回は比較的おとなしめな内容でしたが、ギャグの切れ味に関してはさすがの鋭さです。
さまざまなバトラが出てきましたが、どれもおもしろそうなものばかり。
ブラックな内容のバトラをキャラクターの魅力でギャグとして成立させる――そのあたりのさじ加減が絶妙でした。
新キャラは入間くんの対になる存在ですかね。
もし入間くんが元々魔界生まれだったら――というif要素を交えたキャラクターだと思うのですが、ここからどう掘り下げるか期待。
今回のクララも、ギャグキャラとしてのおもしろさと、美少女キャラとしての可愛さがいい塩梅で描かれていました。
ウツボカズラに食べられかけたり、生贄にされたりしてるのに、楽しそうにしているクララがかわいい。
未だセクシーだとか大人の魅力の勉強を諦めていないところも、入間くんへの一途さが感じられて好きです。
クララと入間くんは、ぜひ幸せなラストを迎えてほしいですね。
でも生徒会長のほのかな恋心も応援したくないと言えばウソ。
……魔界って一夫多妻制でしたっけ?
出てくるキャラがみんなかわいいので、報われて欲しくなります。
西野カナの歌詞と言えば『会いたくて会いたくて震える』が有名ですが、これはまさに『会えた時』と『会えない時』の心の震えを丁寧に描いた、名作です。
冒頭から新海誠監督らしい鬼のように美しい背景美術が視聴者の目を釘付けにします。
ヒロインのセリフを絡めつつ、主人公とヒロインを紹介するシーンは、お互いの変なところが見事に描かれていて、これまた印象に残ります。
ミステリアスなお姉さんが、なぞの言葉を残し去っていく……自分もこんな経験してみたいランキング上位にくるシーンですね。
笑ってしまったのが、主人公がヒロインの足を測るシーン。
あれはどうみても前戯のメタファーですよね笑
前戯を終え、心の距離がグッと近づいた二人。
その直後に梅雨が明け、二人が会えなくなってしまうのですから、新海誠監督は物語作りがちゃんとわかってます。
それから続く『会えなくて震える』日々のシーン。
淡々と描かれる日常シーンの後、視聴者を退屈させないと言わんばかりに意外な再会を描くのですから、本当にたまりません。
今までのシーンから見るに、ヒロインが事件に巻き込まれた時、だれも助けてくれなかったんですよね。
でも後から事情を知った主人公は、そのまま先輩を殴りに行く。
この関係性の描写、最高です!
余談ですが、みかこしはイヤな女を演じさせたら右に出るものがいないですね。
レインボーライブの初期いとちゃんもそうでしたが、本当にイヤな女の演技が上手いです。(だからこそ中盤以降のいとちゃんは、より可愛く見えるんですけどね)
その後、いつもの場所で主人公とヒロインは再会します。
そこへ雨が降り、二人はヒロインの家へ。
ここのシーンが本当に幸せそうで、心がムズムズします!
同時にこの後の破綻も予感させられ、観客の心はかき乱されるばかりです笑
そして予想通り訪れた、二人の永遠の別れ……と見せかけて始まる怒涛の展開!
花澤香菜さんと入野自由さん、両者の名演が光ります。
さらに盛り上げる音楽に、美しい作画、そして想いが伝わるセリフなど、このシーンは本当にすばらしい!
まさにこのシーンを見るために、この作品を鑑賞したと言ってもまちがいではないでしょう。
その後季節の移ろいを映すエンディングのあと、主人公の独白が入ります。
そこで語られる主人公の言葉は、まさに『会いたくて震える』に対してのベストアンサーでした。
このセリフでラストを迎えたからこそ、本当に見てよかったと言える映画になりました。
五十分未満の中につめこまれた、二人の想いの移ろい。
作画よし、演技よし、音響よし、物語よしと、不満点は一切ありません。
今まで何本か観てきた中でも、特に好きだと言える新海誠監督作品でした。
第二部早々まさかのアルマゲドン回。
宇宙パトロールの仕事なのに、いきなりスケールがデカくなるあたり、トリガー特有の狙ったバカさが感じられてすごい好きです。
ロケットのエンジンにジャッジメントモードを使うのも、見ていて楽しいし、いいアイデア。
冒頭ではキラキラなお星さまの中、少女マンガをしていたルル子。
それがたった数分で男女逆転スターウォーズをやってるんだから、マジでぶっとんでます。
隕石かと思ったらお母さんだったという展開、考えた人はマジで頭がブチキレてるとしか言いようがありません。
お母さんにもツッコミを受けてましたが、ルル子ってどう考えても普通じゃないですよね。
本人は普通でも、取り巻く環境が普通を許さないというか。
そんな環境の中でも自分は普通だと言い張るルル子は、やっぱりどこかズレてる。
果たしてルル子は普通を超えた先に何を手に入れるのか?
つづく!←これ好き。
新キャラのロクショウが登場する、新展開。
まずロクショウのキャラがいいですよね。
戦いを好まず、虫や自然を愛し、困ったものを放っておけない。
男として最高にクールでかっこいいです。
それに加え、あきらかにワケありの過去を持っていそうなところも、いい男指数を上げています。
メタビーとのニュータイプ的な感覚のつながりも、第一話の冒頭から描かれたレアメダルの存在とつながり、より物語を盛り上げるものになりそうです。
そんなロクショウに嫉妬するメタビーもかわいい。
アリカも言っていましたが、そういうところがメタビーのいいところですよね。
なんとなくメタビーとロクショウの関係を見ていると、スクライドを思い出しました。
ぜひ二人には殴り合い(ロボトル)で決着をつけてほしいところ。
メダロットたちがシリアスに物語を回す中、ロボロボ団の存在が一服の清涼剤になります。
長いものにまかれろとか、どうみても大人目線のギャグですよね。
ロボロボ団をたじだしにさせるイッキママもかわいい。
あとロボロボ団が使っていたア・ブラーゲのネーミングが好きですね。
こういうメダロットの独特なネーミングって、ほるまりん先生が考えたのでしょうか?
次回はキクヒメの恋愛回。
次回予告の時点でおもしろく、神回になりそうな雰囲気がばっちり。
ロクショウがどのように関わるのか、それともまた姿を消すのか。
このあたりも期待です。
ここから先は個人的メモ。
反応弾って、たしかマクロスが初出でしたっけ?
「核爆弾という名前が規制で使えない」→「核反応の爆弾『反応弾』でなんとかごまかそう」という経緯で生まれたと聞いたような。
ということはメタビーが町中でよくぶっ放している『反応弾』は、実は……。
相手の動きに反応し追尾するから反応弾、ってことにしておきましょうか。(というか、もしかしたら公式設定もこうなっている可能性が。このあたり詳しい話が気になります)
今回は次回以降の新展開に合わせた繋ぎ回。
前半では以前出てきた使い魔の掘り下げが行われました。
意外だったのは、ランク決定試験での入間くんの行動が、実は伏線になっていたこと。
入間くんの人間性を描くとともに、使い魔への正しい接し方も物語る。
このあたりの構造も実によくできていると思いました。
後半はバトラ(部活動)編の導入。
ここでは悪魔の中で階級がどのように扱われているかが、改めて語られています。
こういった細かい部分にも実は伏線がありそうなところが、この作品のいいところ。
繋ぎ回として退屈になりすぎす、しっかりテンションの高いギャグでお話を回す手腕はさすが。
この作品は物語の構造作りが上手いので、この構造を活かすだけでもおもしろいギャグが作れます。
そこにアグラをかかず、物語としてしっかり発展させているあたり、この作品のスタッフの良心を感じます。
ここからは私的メモ。
この作品ってEDがすごいかわいいんですよね。
歌っているのも、プリパラを知っていればニヤリとできるあの声優さん。
こういう監督つながりの人選って、ファンからするとたまりません。
OPも最初は「ふざけすぎた」と自分の中では低評価でしたが、なれるとこれがなかなかかっこいいんですよね。
歌詞と曲のハマり方がすごい気持ちいいというか。
第一部完結編。
脱法ブラックホールアプリのバイヤーを探すルル子とノヴァくん。
たまたま声をかけた先輩が悪の親玉で、親玉たちがまだ宇宙パトロールは踏み込まないと言った瞬間、ルル子たちに踏み込まれる。
爆速のフラグ回収がなんだか気持ちよくなってきます。
戦闘シーンはいい具合に作画を節約しつつ、ちゃんと魅せるところは魅せるつくり。
このあたりはニンジャスレイヤーのノウハウが生きている感じでしょうか?(ニンジャスレイヤーって放送してたのルル子の前のだっけ?)
新隊員も加わり、物語は第一部完!
ここから爆速でおもしろくなることがわかっているので、二部にも期待。
序章としては振り切れたギャグをやりつつ、意外と手堅い作りでした。