レイとシンジの相互互換試験。
シンジを乗せて再び暴走する0号機。
0号機がレイを殺そうとした?
「0号機が殺したかったのは私ね、間違いなく。」とリツコ。
エヴァもマギ同様に人格移植OSが使われているというが、果たして誰の。
ロンギヌスの槍登場。
「潔癖症は辛いわよ、人と人の間で生きていくのが。汚れたと感じた時それがわかるわ。」
今話のリツコの印象的なセリフ。
15年前。セカンドインパクトとミサトの過去が語られる。
父親との関係。ミサトとシンジが重なる。
父に褒められることの喜びを実感し、エヴァに乗ってるのはこのためだったのかもしれないと思うシンジ。
ラストみんなでラーメン食べるシーン好き。
情報としてのカット構成やセリフの無駄の無さ、進行のテンポの良さ、そしてきちんと起承転結する脚本と、作りの良さが際立っていて本当に気持ちよく観れる。
☆
今週は米軍救出作戦。空魚鳥子二人の掛け合いの心地よさを久しぶりに感じる回でした。鳥子が帽子を被った空魚を褒める件とか、マシンガンの構え方を教える件なんか良かったです。今週の小桜さんはまるで西部劇の登場人物ようなハードボイルドな雰囲気。ジュンク堂w
そして脱出作戦ですが、入り口を発見する前から全部隊移動&駐屯地爆破は流石に博打すぎではとも思いましたが、その辺気にするのは作品的に野暮でしょうか。ラストで出てくる白装束の女、真っ赤な歯こわっ!なんてもん出しやがるんだっ…。
いよいよ連邦による本格的な基地制圧戦。残存兵の避難を指揮するアイナ。「兄は関係ありません」毅然という姿は逞しさを感じさせ、そんな彼女を見届けて覚悟が決まったノリスが出撃するシーンが印象深いです。歩き出すノリスの肩越しに遠ざかるアイナの姿を映し出す構図が良いですね。
その覚悟を決めたノリスと08小隊との戦いは、ここまでで一番見応えのある白熱したMS戦でした。まずノリスの乗るグフ・カスタムがカッコよい。ランバ・ラルもですがグフはいぶし銀のおじさんが似合うのです。そして彼のような気概を感じる強敵が登場すると戦闘に緊迫感が生まれ作品が俄然締まりますね。
その戦いの中、シローは死の恐怖を味わい、生きていたいという強い渇望に気付き迷いが吹っ切れますが、その想いが彼を何処へ導くのか。ノリスの覚悟を受けて自身もまた覚悟を決めたアイナの乗るアプサラスの登場でシローが軍を抜けると言い出したことと合わせ、来週どう帰結するのか楽しみです。
ここにきてようやく穏やかな日常の描写。
シンジが周りに心を開くようになったのが感じられてほっこりする。
一日の始まりを表現するため、シンジとペンペンが朝食を食べるカットが3回繰り返されるの好き。
大塚芳忠さん登場。
他人には見せない本当の姿。それって家族ってことじゃないか。
修によるボーダー上層部の説得。林道支部長の意外な反対で皆の注目を集めつつ話題を振らせ、そこに修が意見を乗せて説得にかかるのは上手いですねえ。修は相当な策士になりつつありますね。人柄が実直なだけに余計にからめ手が効果的で、そのしたたかさには素直に感心です。
そして次戦に向けて生駒隊、王子隊登場。生駒隊で話題に挙がったカウンタースナイプが気になります。千佳の狙撃は、敵にスナイパーのいない前回はワイヤー地帯に引き込むのに絶大な効果を発揮したけど、次は簡単にはいかなそう。玉狛第二がどんな対抗手段を用意するのか楽しみです。
背伸びしていた小鞠が、大切なのは美味しい料理を作ること、そう気づき母に助力を求めるシーンに胸が熱くなりました。「自分に何が出来て何が出来ないのかが分かりゃぁ、もう一人前だな。」某アニメのセリフを思い出します。本当の大人に一歩近づいたのかもですね。