サービス開始日: 2016-04-05 (3611日目)
ラストで明かされていく世界の秘密が、壁の向こうの更に向こうまで広がる、というスケールの大きさにワクワクする一方、これまでの壮絶な闘いの数々は赤ちゃんのお守りをする為だったという事にシュールさを感じずにはいられないw しかしそれがこの作品らしいかなと。
大円団を迎えた達成感と共に、更に先のお話に対する期待や想像を掻き立てる終わり方は、満足度が高く良かったです。
そういえば、最終話のタイトル「我が赴くは星の群か」は、劇場版銀河英雄伝説の「わが征くは星の大海」を思い起こさせますねえ。
魔法のランプに何を願うという問いが印象的。ユンは魔法のランプに消滅を願う。クールで現実的な彼がロマンチックな返答をするのが面白い。メイは魔法のランプに自らを破壊する方法を考えてもらう。理知的でありつつありえない超常現象も柔軟に受け止める発想の柔らかさが彼女らしい。
そして気になるのが葦原。彼は物語の重要人物ながらここまで他の誰とも繋がっていない孤立した存在なのが引っ掛かります。また彼の行動から未来を知っていた事を伺えるような。ひょっとすると未来から過去へ渡った人?考えられるとしたらユンと関連がありそうだが(髪型似てるし)、果たして。
廃墟、文明の跡。そして人の世に関わりなく佇ずむこの世界。その一瞬一瞬の美しさ、清々しく澄んだ空気感がスピアヘッドが初めて手にした束の間の自由と開放感を象徴するようでたまらなく好きです。本作は登場人物の心情を映すセンチメンタルな情景を描くのが本当に上手い。
帰れる所がなくあてのない旅をする彼らは”帰りたい”という言葉を残したレギオンを弔って何を思ったのだろう。死以外どこにも帰れる所がない、そう感じている彼ら。赤毛のアンが旅の帰りに、でも一番素晴らしいのは家へ帰ってきた事よ、そう言っていたのを思い出します。だからこそ、肩の荷を下ろし終え何処か空虚にもみえたシンが、新しい居場所を探しに行こう、そう言い出した時、彼らの中に差しこんだ希望を感じて心が温かくなりました。と思ったら一転、またしても不穏なラストに次回が気になるところ。
ホロとロレンスの掛け合い、ユーモアやウィットに富んでいて、クスッと笑える。それでいてそれぞれの言葉にお互いに対する想いが垣間見えて、イイなあとしみじみ。打てば響く関係というのだろうか。
冒頭のゴジラの足音の重量感、叫び声の迫力、口から吐き出す圧倒的破壊力の光の輪と光線。いやーゾクゾクして最高ですね。ゴジラ初心者ですが、本作を通じて怪獣映画の楽しみ方・魅力を学んでいる気がします。ナウシカの巨神兵見てワクワクしていたのだから元々好物だったのかも。
ミステリ部分では、様々な謎がだんだんと一つに収束しつつあり、考えれば何か見えそうなんだけど、まだどうも良く分からない感じでもどかしいです。ゴジラの骨から辿って発見されたデータはMD5やユンとメイの会話が使われている事実から、未来の彼らが書き残したものという事だろうか。しかし、アーキタイプによって未来が見えるという話は散々でたけど、過去を覗けるという話は全く出てきていないし、どうやって過去へ送ったのか…等々いろいろ妄想してみるものの、結局まだまだわからない事だらけです。
特異点使ってゴジラごと過去へ送り込む感じだろうか。その際にユンたちが何らかの方法で、データを埋め込んだ音楽が流れる電波をゴジラの骨が発するように細工。歴史改変を最小限に留めるよう、時間軸上である時点まで到達したユンやメイにしか分からない形に変換した上で。
ピンチに陥るスピアヘッドに迎撃砲での支援を実現させたレーナ。ただ正論に訴えるのではなく、”現実”を見据えて目的のためにあらゆる手を尽くす。レーナに肩入れして観ていた身としては、前話の挫折から成長した彼女の逞しさが見て取れて嬉しいですね。3話でセオに怒鳴られた時もそうですが、レーナは考え方は堅いけれど、辛い現実に打ちのめされてもきちんと軌道修正し再び立ち上がれる、柳のようなしなやかな強さを持っていて、そこが彼女の大きな魅力だと思います。
そして、突然に訪れた別れ。終盤にレーナが打ちひしがれる光景はもはや本作の定番になっていますが笑、こう立て続けだと流石に気の毒でもあり。レーナにとって別れはスピアヘッドの存在がかけがえのない大切なものになっている事を思い知った瞬間なのかもしれません。考えてみれば彼女とスピアヘッドとの繋がりはパラレイドに依存しており、それが使えなくなるなら関係そのものが切れてしまう。それまで仲良くしていてもある日突然音信不通になったりするネットの人間関係を思い起こさせます。果たして彼女はスピアヘッド追いかけるのか否か。
レントンとエウレカのゲッコーステイト改善計画。なんだか二人の成長を実感させられる。
ホランドの重荷を一緒に背負う覚悟をするタルホ。
アクセルとドミニクのふれあい。
そしてとうとうエウレカの真実が明らかに。
「エウレカ。君は君だよ。」
レイの死。チャールズを殺され、そして子供が出来無くなった原因と思っている憎き相手に、やっと出来たと思った息子を取られた、というエグい因縁を突きつけられながら、女としての覚悟や意地を最後まで見せつけてくれた。
タルホも同じ。最愛の人の命が危なくて、彼が忘れられない女の弟の血を輸血しなければ助からない。苦しみを押し殺してレントンに頭を下げ輸血を頼むタルホの覚悟は強く心に焼き付いた。
GET IT BY YOUR HANDSは今話で聞き納めだろうか。
魔の9話ということで、萬軍破殿の行末を心配しながら観始めたのですが、とりあえず無事でいてくれて良かった…。気苦労の絶えない彼にはなんとか幸せになって欲しいのです。
そして凜雪鴉が七殺天凌の魅了の餌食に。けど十中八九演技なのでしょうねえ。本当にかかっていてくれたら最高なんですが。いつも物見雄山で遠くから高笑いしている彼が生の感情を丸出しにしている姿を見たいという欲望を抑えきれませんw 今までそれを叶えてくれた偉人は唯一嘯狂狷だけ。
レントンとの再会、そしてチャールズの死。この二つを通して何か女としてのレイの覚悟を見たような気がする。
それから、レイがエウレカが母親役をしているなんて認めない、といっていたけど、どういう意味だろう。
エウレカセブンの空のシーンは、ナウシカやラピュタのそれを彷彿とさせて好きだな。