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ピュアイリュージョンを、過去回想を一捻りする手段として使ってくるとは。
これまでのピュアイリュージョン(や無人島)は、怖い目に遭うこともあるけれど楽しいこともある、そんな場所であり、今回のような悲しいことが起こる場所ではなかったように思う。パピカとココナが経験することも、これまでになく現実的で重い。ピュアイリュージョンというフィルター越しでなければ、もっと重く感じたかもしれない。
自分にはマニキュアを塗る資格がないと言っていたイロドリ先輩が、パピカとココナ帰還後はマニキュアを塗っていたのは、二人があの世界でオバチャンとの約束を果たしたことで、現実の方も書き換えられたということだろうか。怪しすぎるぞピュアイリュージョン。













ナイスジャンパースカート。
百合とホラーとアクションという、ともすればバラバラになりそうな三つの要素が、きちんと一つのまとまった流れになっていて、かつどの要素も面白い。何をどうすればこんなことが可能なのやら。
「ごきげんよう」の女子生徒のキャストが押山清高監督なのに笑った。
作画面では、時計塔のアクションもよかったが、Bパート冒頭のヤヤカがココナに詰め寄るシーンが、非常に繊細な動きで見応えがあった。



イゼッタが駆る対戦車ライフル(?)の機構の描写が、自分の中のメカ好きな部分がくすぐられて、見ていてテンションが上がった。
常に主人公の能力頼みでどうにかするのではなく、弱点がちゃんとあって、戦争だからプロパガンダにも使うし、場合によってはペテンも辞さない、というのはストーリーに幅が出て面白い。



ウラカンと聞いて「プラレス3四郎」を思い出した人は同世代。
魔法が存在する世界なのに、リンネが男達にさらわれたときに、さらった男達も追跡したジルも魔法を使わなかったのはなぜなのか。魔法を使えない人もいるのか、あるいは街中での魔法の使用は禁止されているのか。背景である「魔法が存在する社会」の設定に凝り過ぎるのもどうかと思うが、もうちょっと考えてもいいんじゃなかろうか。





いまさらではあるが、ヘルメットの穴の部分が黒で塗り潰されているのが、一度気になりだすとつい注意を向けてしまう。ちゃんと穴として表現しようとすると、頭にかぶっているときはともかく、今回あったようなヘルメットを脱ぐ動作とか、作画もたいへんだし、塗る色を間違える事故が起こる確率も高まりそうなので、妥当な処理だとは思うけど。



アニメでしか描けないフィギュアスケートとはどういうものか、という問いに対する答えの一つを、ユリオのスケーティングに見た気がした。
当然のことであるが、アニメのキャラデザインは、人間を記号化しデフォルメしている。故に、ユリオの体型は非常に頭身が高く華奢で、こんな体型の男は実在せんじゃろ、というレベル。
そんな現実を超えた体型のユリオが滑走し演技したときに生まれる、現実の男性には不可能な表現。まさに、アニメでしか見られないフィギュアスケートが描かれている、と思った。











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