いい最終回だった。……あ、まだ続くのね。
政宗と紗霧の過去話だったわけだが、二人の子供達が創作に目覚め進む道を決める話としても、グッとくるものがあった。政宗の、創作という行為がもたらす快感と、自分の作品に反応がもらえたときの喜びが、共感でき過ぎてちょっと泣きそうになったよ。
政宗が自分のアイコンをもらったイラストにしてあるのが、そうだよねえ、という感じ。小学生紗霧の部屋にあったヌイグルミが、現在の部屋にもあるのも芸が細かい。
アバンタイトル、パンチラきたあああ!と思ったのに水着だったなんて……裏切ったな! 僕の気持ちを裏切ったな!
でも、Aパート冒頭のベッドにうつ伏せになっている紗霧がパンチラしていたので許す。(偉そう)
原画に「フリップフラッパーズ」の押山清高監督の名前が……と思ったら、一字違いの清隆だった。誤植なのか別人なのか。
颯太が隠していた過去を明らかにしたことで、ようやく彼に共感するとっかかりがつかめた気がする。
シマザキが眼鏡を落としてしまうシーンで「ちっ、また『眼鏡を外したら美人』イデオロギーかよ」と思ってしまったが、そこから颯太がかけていた眼鏡を取って自分がかけるという神展開に。疑ってすみませんでしたあああ!
グラッシー帝国の国民になりたい。きっとステキな眼鏡っ娘がたくさんいるんだろうなあ……ぽわわわん
アドベンチャーではなくシミュレーションだったけど、「トゥルーラブストーリー」はまさに今回倫也が語ったようなゲームだったなあ。
ものすごい勢いでギャルゲーの定番イベントを発生させていく、加藤のナチュラルギャルゲーヒロインっぷりがスゲエ。
他人を陥れることしか考えない人間のウソだらけの言動を、それでも物語の理解のために注意を払って見続けなければならないのが、非常にストレス。
ここまで主人公に全く共感できなかったため、彼が泣いたところで「早く隠していることをしゃべれ」としか思えず。
造物主サイドに、物語世界に入っていくとっかかりにすることができるキャラがいないことが、だんだんツラくなってきた。ふと思ったのだが、巨大ロボットの実物が現れたのなら、テンション上がりまくって「乗ってみたい!」と言い出すキャラが一人ぐらいいてもいいよね。その手の作品を創っているキャラがたくさんいるんだし。
なんてあざとい……でも喜んじゃう……。人間サイズのバーゼがかわいいんじゃあ!
スタッフめ、客が喜ぶものをよくわかってやがる。