サービス開始日: 2023-07-02 (1033日目)
戦いは終わったけどそれで全てが丸く収まるわけではない。解決してない問題も沢山ある。失ったものは多く得たものはない、ヒーローはマイナスをゼロにする仕事、というミリオのセリフが印象的に残ったし、そのセリフの重みも感じた。けどそれでも未来への確かな希望が感じられる回だったし、賑やかなA組の様子を見て、少しずつ、本当に少しずつの歩みではあるけど日常に戻っていくのだと思える回だった。轟家問題、燈矢への償いはむしろこれからが始まりだとも言える。戦いでの傷が原因でエンデヴァーは引退する。ヒーロー・エンデヴァーは敵(ヴィラン)・荼毘によって焼き殺された。そういう過程を経なければ父・轟炎司が息子・轟燈矢と向き合う所まで行けなかったのは残酷だけど、これから時間をかけて償っていくんだと思う。轟家問題は円満解決とはいかなかったけど、焦凍の大丈夫というセリフやA組に向けた爽やかな顔からも希望を感じられる終わり方だった。
矢野くんと吉田さんのお家デート回。デートの前にそれぞれ服装やメイクを羽柴や泉さんに相談する矢野くんや吉田さん、当日をむかえて2人ともおしゃれしていつもとは違う雰囲気になっていたり、初めてのお家デートということもあってお互いに意識してドキドキしたりしている様子がとても微笑ましかった。今までは鈍感な一方で吉田さんへの気持ちはかなりストレートに伝えていた矢野くんが、今回はかなり緊張していたり、吉田さんを褒めようする上でも照れたりしている、逆に吉田さんはこれまたドキドキして照れていながらも矢野くんのおしゃれに対してストレートに感想を伝えたりと、少し普段と逆になっている場面が見られたのも印象的。
最終決戦ついに決着。A組はじめB組も他校の生徒達もプロヒーロー達も敵だった人物達も、みんながボロボロになりながらデクが走る道を作るために戦う姿、そしてヒーロー達に助けられながら、OFAの残り火で決着をつけるべく走るデクの姿、全員が最高のヒーローで、力強く必死に戦う様子に本当に感動した。まさに最後の最終決戦に相応しい神作画の戦闘シーンに加えて、これ以上ないくらい最高のタイミングで流れたYou Say Run、ヒーロー達、戦いを見ている一般人の人々、かつてデクに助けられた劇場版キャラの面々、そして母親、みんなの「頑張れ」という応援の声がその感動をさらに引き立てていた。魔王として散々他人を弄んできたAFOが最後の最後でデクにただの寂しがり屋の人間であることを言い当てられ、デクや死柄木、歴代OFAの一撃を受けて消えていくのはまさに因果応報。そして最期にデクとのやり取りで、敵(ヴィラン)らしく不吉で、けどどこかスッキリしたような笑顔を浮かべて消えていった死柄木を見て、デクは確かに死柄木の心を救えたように思えた。長い戦いの末に、デクやヒーロー達が全力で戦い繋いできたことで得た勝利だった。
これぞ青春って感じの楽しい夏祭りの模様が見れて大満足。屋台を楽しむ様子、手を繋ごうとして照れる矢野くんと吉田さん、どの場面も微笑ましかった。羽柴くんも、矢野くんと仲良くなったことを吉田さんに少し自慢する様子が微笑ましかったし、恋愛的にはライバルだった矢野くんと仲良くなれたことに嬉しそうにしていたり、吉田さんと付き合うことはできなくても吉田さんを好きでいるだろうということを話したりと、優しい面が今回も描写されていた。全編通して楽しい雰囲気で、矢野くんが普通の日々を楽しんでいることを実感できる回だった。
死柄木の隙をついて復活してきたAFO。死柄木の出生の段階から器として目をつけて、死柄木の人生を操っていたとは、ここまで散々卑劣な所業を見せた上でまだ明かされていなかった部分があったのかと思うと恐ろしくなる。絶対絶命のデクの前に現れたA組や相澤先生達の姿には本当に感動した。ヒーローだけじゃなく、デクの腕の回復のために角を折った壊理ちゃん、服や他の支援物資を届けるよう相澤先生に頼む避難所の人達、みんなが戦っていて、誰か一人でも欠けたら勝つことはできないんだということを感じさせる展開が最終章は本当に多くて胸が熱くなる。
晴れて両想いになった矢野くんと吉田さんの素直な部分が多く見られる回。体育の授業でカッコ良い所を見せようとしたり楽しかった時や嬉しかった時にそれをストレートに相手に伝えたりしている所に、吉田さんは付き合うことの理由を小学生に意見を聞いてまで一生懸命考えたり映画デートで楽しそうな矢野くんを見て泣いたりしていた所にそれがよく表れてる。後半で描かれた初めての2人のデートもすごく微笑ましくて癒された。
デクと死柄木の戦闘シーンの迫力がすごかったし、デクの一撃一撃に力強さを感じた。黒鞭で全身を無理矢理動かして、その黒鞭も戦う中で少しずつ解けていって、それでも死柄木に挑んでいくデクの姿はすごくカッコ良かった。レディ・ナガンから見たデクについてのセリフを流しながら死柄木の心をこじ開けようとするデクの姿を映す表現や、記憶の交錯の中でもこれまでの戦いやデクと死柄木の記憶を断片的ながら振り返るような演出も良かった。死柄木を人間として見て、助けることを目指すデクにとっては、死柄木の深層心理に入ったこれからが重要になると思うから、次回が楽しみ。
フル尺大音響で流れるSPECIALZとmore than wordsを聴きながら振り返る渋谷事変は圧巻だった。大スクリーンで描かかれた渋谷事変での激闘は迫力満点だったし、渋谷事変の激動ぶりと面白さ、名シーンの多さをあらためて感じた。
死滅回游の先行上映は、アニオリの演出や表現も多く見られて、戦闘シーンは期待以上に盛ってくれていて、素晴らしい1.2話だった。
禪院直哉の声は予想していた通り、遊佐浩二さん。イメージ通りだったし、声がついたことで一層憎たらしく、面白さのあるキャラになっていた。
アニオリ部分も様々な表現があって面白かった。渋谷事変での宿儺の大量殺人に対する虎杖の心情や自責の念を表現した、血で赤く染まった手を洗い続ける虎杖のシーン、白黒を基調として描き、電灯を揺らし、どことなく前時代的な雰囲気を感じさせるのが禪院家の空気にピッタリだと思った、禪院家で直毘人の遺言状を読み上げるシーンが特に印象的。
戦闘シーンも早速アニオリで盛ってくれていて、特に直哉vs脹相の戦闘シーンの迫力は凄まじかった。これ以降描かれる数々の戦いも大迫力で描写してくれるだろうと思うと今からすごく楽しみ。
3期への期待がさらに高まる先行上映だった。