物語は最終局面、圧倒的強さを誇るラスボスとのレイド戦
みんながみんな満身創痍の中、それでもデクくんの戦う姿を見ていたらどうしてもそこに駆けつけたくなってしまう、それこそがオールマイトには無かったデクくんこそが持つ「弱き強さ」
ここ原作で読んだとき、A組のみんなが勢揃いして両面見開きページで「オイラたちが来た!」という峰田の台詞とともにでっかく「WE ARE HERE」ってサブタイトルが表示されるのガチで鳥肌立ったなあ…
デクくんを最初に導こうとしたのが、過去にAFOとの内通の件で尋問を受けた時にデクくんが「手を取ってくれ!」って言った青山くんっていうのもまた良かったね
良い対比だった
みんなが「頑張れ」って応援してくれるの、そこも最初期に麗日さんが言ってくれた、「頑張れって感じのデク」という台詞に繋がってくるのが本当に集大成って感じがしてよかったなあ
最後に渾身の一撃でAFOを打破するけど、辛うじて志村師匠の因子が留めておいてくれたおかげで死柄木の意識が残ってて最後に対話をすることになったものの、それでもなお死柄木は最後まで「ヴィラン連合のためのヒーロー」として「最後まで壊すために戦った」と述べるのもまた、容易に改心してしまうよりずっと納得できる結末だった
オイラ達が来た!オールマイトの決め台詞を言う峰田、本家とは違い皆で来てくれたのがまた熱いなと思った
皆からの「頑張れ!」というひと言、その言葉がデクを奮い立たせるのだと。担当声優の名前がズラリと並んだのはまさに圧巻…
AFOを皆の力で撃破、王道展開だけどそれがいい。死柄木が消滅する時の晴れやかな表情が切なかった…彼は救われたのだろうか
出久、皆を変えて巻き込んでいく形のヒーローだった。
気づけば散り散りになっていたヒーロー陣営の士気も上がってるし、ヴィランも何人か味方につけてる。
爆豪が真っ直ぐ成長できたのも出久の影響だと思うし、死柄木弔と本気で向き合って救えたのも出久ならでは。
オールマイトとは違った形のヒーロー像は初期から一貫していたんだね。
ベタ展開だけどこれまでの積み重ねが丁寧だったからかなり感動した。
AFOは間違いなく最凶の生命体だったけど、力と恐怖による支配をしていただけで、本当の意味での仲間がいなかった。
出久が丁寧に築き上げた団結によってそれが打ち砕かれる。
本当に長い死闘だった… みんなお疲れ様…!!
最終決戦ついに決着。A組はじめB組も他校の生徒達もプロヒーロー達も敵だった人物達も、みんながボロボロになりながらデクが走る道を作るために戦う姿、そしてヒーロー達に助けられながら、OFAの残り火で決着をつけるべく走るデクの姿、全員が最高のヒーローで、力強く必死に戦う様子に本当に感動した。まさに最後の最終決戦に相応しい神作画の戦闘シーンに加えて、これ以上ないくらい最高のタイミングで流れたYou Say Run、ヒーロー達、戦いを見ている一般人の人々、かつてデクに助けられた劇場版キャラの面々、そして母親、みんなの「頑張れ」という応援の声がその感動をさらに引き立てていた。魔王として散々他人を弄んできたAFOが最後の最後でデクにただの寂しがり屋の人間であることを言い当てられ、デクや死柄木、歴代OFAの一撃を受けて消えていくのはまさに因果応報。そして最期にデクとのやり取りで、敵(ヴィラン)らしく不吉で、けどどこかスッキリしたような笑顔を浮かべて消えていった死柄木を見て、デクは確かに死柄木の心を救えたように思えた。長い戦いの末に、デクやヒーロー達が全力で戦い繋いできたことで得た勝利だった。
うおおおお決着!!!!
仲間の力を結集させての勝利激アツでした!
地獄の轟くん家予告ちょっと笑った(でもほんと地獄)
なんというか、こういうちょっとど真ん中すぎて恥ずかしくなってしまうような展開や演出も、週刊少年ジャンプでヒーローものというど真ん中を描き続けてきたヒロアカだからこそ輝くよなと思った。そこに芯があるから。
全ての想いが詰まった一撃。素晴らしかった。
オイラたちが来た!
みんなみんな来てるし名言いっぱい過ぎて
メンズノンノTシャツ!
(当時、ほんとにあるの?ってググった)
(今は原画展のグッズとして出てるらしい)
エルクレス/メリッサとかはこれまでも台詞あったけど、ロディが喋ったのに感動
今回の話の推奨タグが #頑張れ緑谷出久 なこともあり、キャスト・舞台 (観てないけど…) のキャスト・アニメーターもタグに参加していて熱かった
あと3回、次回のサブタイがエピローグなことにグッと来た後に、地獄の轟くん家FINALでフフッとなった
ヒーローものの主人公の割にはよくありがちな分かりやすい変身、肉体強化などの類があまり存在せず、デクくんにはひたすらに地味~な印象を個人的に感じてましたが、この終盤のド終盤までその頼りなさを維持してきたことがみんなに支えられる弱くて強いヒーローという実にアンビバレンスな側面を併せ持つキャラクター誕生の伏線になっていたという鮮やかな伏線回収をこのド終盤の大団円で決め切る構成力には脱帽を禁じ得ない。いやはや・・・面白かったです!