本日の朝実況。
ひなたがプリキュアとしての自信をなくしたのは、プリキュアになる前からずっと持っていた姉や兄への劣等感という、根の深い問題だった。
そうは言ってもひなたは、キュアスパークルとしてもよくやっている。この点で恥じることなど何もないのだけど、自己肯定はまさに自分の問題だから、他人が解決するのは難しい。ただ、まわりの仲間が背中を押してあげてもいい。
「わたしこう見えても、雷こわかったことないんだから!」そう、その開き直りでよいのだ。意味はよくわからないけどw
空中を移動するメガビョーゲンが見つけられなかった時に、ひなたは「探しても意味ない」と言った。
後ろ向きな発言に見えるがある意味では真実で、やみくもに探すのではなく方法や視点を変えてみればよいのでは?という提案だったとも受け取れる。
こうした、ひなたの合理的な一面からくるひらめきに、のちのち助けられる。
本放送が再開した回が、この様な前向きな回で良かった。
再開と言えば、変身バンクが少し長めだったのもそれと関係している?
レギュラーの中では、真面目なライカが好きですね。そのライカの当番回。ドラゴンの結婚式と聞いたが、ドラゴンの姿のままで酒宴をする世界観がシュールだった。嫌いじゃない。
ブルードラゴンのブレスが電撃でないのは意外だったw
本日の夜実況。
おちゃらけた前編とはうって変わって、緊迫した展開。
先に挑戦した4人は、敵が決めたルールで争った為に負けたという一面がある。一度ゲームを始めてしまった以上は、どんなインチキであれルールへ同意をしたも同然。その点、主導権を手にする為にルールの交渉から始めたかれんはさすが。
「かれんが用意したコインを使う」ことと、「勝った者がローズパクトを手にする」という条件が対等なものだったかはわからない。ミスター・マジックはかれんの条件をあっさり飲んだから、事前に用意されたコインに特にイカサマの仕込みはなかったのかも知れない。
コインが床に落ちるという不測の事態の為に、ミスター・マジックの仕込みが全て無意味になったという、手に汗握る展開は面白かった。
純粋な運否天賦の勝負はかれんの勝利。ここで勝敗は概ね決して、残りの戦闘は消化試合のようなものだった。
前後編を見比べると、スタッフは入れ替えと言っていいほど違う。
前編との作画の違いに、少々違和感はあった。
リアタイ視聴が出来ず、2日遅れの視聴。
ジャンプコミックス11〜12巻収録分。遂にこの回が来てしまった。悲しいまでに原作通りだった。
ポップが自分の生命を犠牲にしたバランへの攻撃は、勝算のない特攻だったのか?そんなことはない。メガンテは、竜闘気に対抗出来る唯一の手段だった。
生命を犠牲とした行動に冷静でいられる者などいないだろうし(いや、アバンは意外と冷静だったかも…)、どんな物にも生命とつり合う価値などあるはずもないが、竜闘気を貫くほどのエネルギーを生むことができる手札として、冷静な分析として選ばれた節がある。
可能な限り多くの手札をもち、戦況を俯瞰し、必要ならば躊躇わずに手札を切る心得は、マトリフ師匠の教えだったかも知れないと想像。
生命を捨ててまで、バランを止めなければいけなかった。ポップを突き動かした狂おしいほどの動機は、もちろん本人の口からも語られている。人の未来の為、勇者の為に死ぬことが「カッコイイ」とも言っていたが、もちろん本心ではなかろう。(こんな状況でも軽口を叩くポップ)
ダイの溢れんばかりの勇気が、「いつも逃げ回って、強えヤツにペコペコして」いた自分を変え、ダイほどではないにしても、勇気を振り絞ることができる様になった。ダイが自分を変えたことに、生命以上の価値があったと言っている。
決して感情によって選ばれた行動ではなく、竜魔人に効く攻撃だったことに加えて、動機の面でも本質的に論理的な選択だったことがわかる。言い換えれば、昂ぶっていようがいまいが、同じ状況ならば何度でも同じ行動を選んだであろうということ。
これらを支えていたのは、ご自身もダイ大のファンであったという豊永さんの熱演である。
放送前、ポップ役を任されて真っ先に想像した未来は、恐らくこのメガンテ回だったことだろうと察するがどうだろう。
この30話に起きた出来事は他にもたくさんあるが、それらは次回以降に触れることにする。何を書いても蛇足になりそう。
本日の朝実況。ネタバレあり。
前回のヌートリア捕食の伏線が早速回収され、新たなテラビョーゲン、バテテモーダが登場。
バテテモーダ、とにかくウザイ。初見では全く好きになれなかったが、好きになれない悪役は、ある意味よい悪役ではある。
戦うのが楽しいと言ったバテテモーダに対し、この発言をきっかけに強い嫌悪感が常時表情に現れるようになるキュアグレース。「この汚物」とでも言いたげな表情、心底嫌っているのがよくわかる。おれも嫌いだしw
この溜飲は、後の回でキュアアースにスカッと退治されることで下げることにしたい。
ひなたの不安そうな表情と、「プリキュアを辞める」とも受け取れる問題発言を含む次回予告で、本放送は一旦中断されたことを思い出す。
なんという間の悪さ。
本日の夜実況。
伝説的なカオス回、ファイブDEチャンス!の前編。
ノリノリのミスター・マジック氏と、くだらない罠にはまるプリキュアたちの変顔に笑いが止まらない。ギャグのキレがこの回だけ別物という印象。
そんなギャグ回かと思えば、ミルクが出場を辞退するかれんとのやりとりはちょっといい話だし、作画もとてもいい。
もともと好きな回だったけど、隠れた良回だったと知った。
ネタバレあり。
やる気を奪われたシチュエーションに、プリアラ17話を思い出した。
ジュリオにキラキラルを奪われ、変身出来なくなったいちかだったが、奪われたキラキラルを取り戻すことなく、ペコリンと共にキラキラルを生み出し復活。その時の台詞が、同作屈指の名言「いちか印のキラキラルに、賞味期限はないのだ」。
そう言えばスタプリにも、最終局面に自らイマジネーションを生み出す展開があった。プリキュアたるもの、たとえモチベーション的なものを敵に奪われても、自力で生み出すことが出来なければいけないということか。
ローラがアクアポットを探すシーンもよかった。あのいつもツンツンしてるローラが、まなつの為に臭いのを我慢してた。
EDで久々に成田良美の名前を見つけ、今回のまとまりの良さにも納得。もっとも、いつもの成田さんとは少し違う気もした。
本日の夜実況。
ナッツハウスに皆が集まることが少なくなったという。物語が終わりに近づいていることを象徴しているかの様。
サブタイにもある、ブンビーさんの「衝撃発言」。全然意味分からないし、突っ込まれたら逆ギレするしw
プリキュアのリーダーはのぞみというメンバーの合意は、最初からありましたよね。
アナコンディさんのチョロさとか、報告書がゴミ箱に捨てられているシーンに吹いた。
本日の夜実況。
クレープ王女は本人にはっきりと言われるまでもなく、小々田の気持ちを察していたみたい。ババロア同様元気に帰ってはいったけど、ほろ苦い別れ。
小々田はのぞみと一緒に居たいと、はっきりと言った。しかも本人ではない相手に。
そののぞみは、随分勉強しているなと感じた。質問の程度が以前より格段に高くなっている。前作のラストで、教師になりたいと言っていたのは伊達じゃない。
増子が久々に本編に登場。
居るとうるさくても、しばらく見ないと寂しいもんだなぁと思ったw
本日の夜実況。
うららクラスメイト、よしみちゃん。うららにとって、プリキュア以外では数少ない友達のひとりでもある。
そのよしみちゃんの、家業のカレー屋さんが閉店の危機と知り、カレー好きとしては黙っていられないうららだった。最初は二人でがんばってみると言っていたところに、結局プリキュアたち全員が集まってきてしまう。ここ一番面白いw
最初に手を貸したのはシロップだった。今日はシロうら回ではないけど、その後もシロうらのふたりが仲が良いのがわかっていい。
シロップに限らず、今日はみんな暖かい。
ところで、よしみちゃんって成田さんのことだよね、やっぱりw
ネタバレあり。
アテナに「ピクニックに誘われた」というアリス。
この作品を途中から観ているのでなければ、視聴者はピクニックへの招待が「昇格試験」を意味していることを当然知っている。もちろん灯里や藍華も同様で、練習仲間でもある親友にその機会が訪れたことを喜んでいる。
また、鳴り物入りでオレンジぷらねっとに入社した天才少女アリスが、今さらシングルの昇格試験ごときに落第するとは誰も思っていない。それは恐らくアテナも同様で、たとえ実際には試験であっても本当にピクニックとしても楽しんでしまおうという意図もみえてくる。
試験を楽しみにしているアリスが本当に微笑ましく、このようなアリスが観られるのは眼福だが、楽しい気分を一気に落胆させる出来事が起きる。
アテナの記憶喪失のふりにお茶目なところもなくもないけど、意図を知った上ではやはり、照れ隠しの度を過ぎている気がする。本来一番謝らなければいけないアリスをむしろ悲しませ、そうと知りつつ茶番を続けたことにも感心しない。
さて、この回は本当に評価が難しい。
次回はARIA全話で最高の神回と思っている回。この回にはその前日譚という一面がある。
本日の朝実況。
個人的に「三方攻めシリーズ」と呼んでいた回の後編。
前回は裏目に出たキュアグレースの強い正義感が、今度は折れかかった皆を勇気づける。それを受けて「すげえ作戦はないけどな!」とニャトランが言ったが、策はなくても諦めてはいけないという精神論も時には大切だ。
逆転のきっかけとなったミラクルヒーリングボトルは、まさにこの不屈の精神で搾り出された力と言っていい。「トリプルハートチャージ!」の掛け声から始まる、ミラクルヒーリングボトルを使った新技、プリキュア・ヒーリングオアシスがとてもカッコイイ。
メガビョーゲンが時間と共に成長することともうひとつ、ナノビョーゲンが地球の生物に寄生出来ることがわかった。
このことは、後に「寄生」にまつわるもっと深刻な真実につながってゆく。
番組のラストにプリキュアたちが、手洗いうがいの励行を促す。
この回を本放送で観た頃の状況が昨日のことのように思い出され、生々しく感じる。
ネタバレあり。グランマ(秋乃)がARIAカンパニーを興した回想…という原作エピソード。
現役時代の秋乃は、仕事は確かに充実していたが、多忙で余裕のない言わば仕事人間のようになっていたという。アリシアの先輩社員にあたるアンナの寿退社のエピソード(オリジナル)も加えられたことにより、「仕事ばかりが人生にあらず」というメッセージが補強された様に思える。
何が幸せかを決めるのは本人の問題であるとはいえ、灯里の様な「素敵」なものを日常から発見することに長けたメンバーが、同社で活躍している事実もある。なるほど、そのゆとりこそがウンディーネには必要なのかも知れない。
ところでこのARIAカンパニー。師と弟子の2名のウンディーネで回し続ける、シスの暗黒卿のようなシステムとも思われたがw、社員が3名居た時代もあったと知って驚き。(どうでもいい)
また、最後にARIAカンパニーの伝統を「羨ましい」と言ったアイちゃん。後に彼女自身が社員になると思うと感慨深い。
本日の夜実況。
エターナル側の当番は、前回アナコンディに「使えない部下」呼ばわりされていた、百井さんことムカーディア。
今回はパクトの持ち主を知ることにのみ絞った作戦だったようだ。その割には、いつものホシイナーだけでなく体が小さくなる小道具を用意したり、妙に段取りがいい。
どいつもこいつもあまりにも不用心に、パクトのことをぺらぺら喋ってしまう。皆さんホント、もっとちゃんとしてくださいw
本日の朝実況。
本放送当時「三方攻め回」と呼んでいた、重要回の前編。
メガビョーゲンが3体同時に出現する。戦力集中の原則から見ても、これは理にかなった作戦。
ビョーゲンズ達にその様な意図があったわけではなかった様だけど、この回以降、ビョーゲンズもさまざまな策を用いる様になる。そのきっかけとなる回。
集中には集中を以て対抗すべきところ、プリキュア達は一度「手分けをする」という判断ミスをしてしまう。
グレースの強すぎる正義感も裏目に出る。この危うさの兆候はシリーズ初回から存在していたが、この違和感が本当に回収されたことには驚いたもの。
「パートナーの助言を聞き入れる」ことに加え、状況を俯瞰した「冷静な判断が必要」という、今までのプリキュアにはなかった反省点をキュアグレースが認識したところで次回に続く。
「三方攻め回」、目が離せない。
本日の夜実況。
アナコンディが直々に出陣し、因縁の敵であるミルキィローズと一騎打ちというシチュエーションは熱い。ここまではいいんだけど。
プリキュアたちが全員で苦戦していたホシイナーを、新技メタルブリザードでたやすく消し去るミルキィローズ。
当番回とはいえ、相変わらずミルキィローズを持ち上げすぎるこの流れ。もう少しなんとかならなかったかな。
本日の夜実況。
今回から後期ED、希望のリレー。
竹取物語にちなんだ、隕石を操るホシイナーに苦戦したプリキュアたち。メルポに異世界への案内をさせるという以前のぞみが考えた方法を、今回はくるみが使用し無事に合流。
シビレッタが好んで用いる、戦力を分断する策は完全に攻略された。もうあとがない。
小々田に叱られて凹んだり、メルポに運ばせた手紙の文面が「絶交とりけし!」だったりしたのは、等身大な本来のミルクらしくてよかった。
ミルキィローズになってから、妙に優等生な描写が多かったから。
演じたことのない役に自信が持てない、若手女優山辺ゆな。
自分を表現することに自信を持てなかった、かつてのさんごとよく似た悩みを持っていた。その意味で、3話の続きのような回。
演技の本質はメイクと通じるところがある。「でれらちゃん」の着ぐるみを実際にかぶってみたら、役作りは既にカンペキに出来ていたあたり、さすがはプロの女優。
新しい価値の提案ができる人でありたいと、女優のような表現者に限らず皆が思っているのではないか。なんて言うと大げさか。
そんなことを思っていたら、オチの「ゼンゼンヤラネーダ」においしいところを持っていかれてしまったw
ジャンプコミックス11巻収録分。微妙に先の展開のネタバレあり。
「おまえらがいかにキレイ事をならべても、ソアラは生き返りはしない!!」
ヒュンケルは自分の説得に勝算があっただろうか。かつてはヒュンケル自身も「正義そのものがオレの敵」と言っていたが。そんなヒュンケルの必死の説得も、結局サブタイの通り、バランの怒りの火に油を注いだだけだった。
その結果現れた、竜魔人のデザインは秀逸。大魔王が登場した時にも思ったけど、稲田先生は安定した作画以上にデザイン力が評価されていいと思う。そして、いかにも特徴的な形状である手の甲には、もちろん秘密があるw
伝説的な台詞、クロコダインの「ギガブレイクでこい」が本当に熱い!これぞ少年漫画の熱量。
また、レオナには原作にない台詞「わたしったら、彼のこと、本気でひっぱたいちゃった」が補われていた。いつもと変わらぬ、分かりやすさを旨とした脚本に好感。