「観る順番によって結末が大きく変わる」
そう宣伝していたのはこういう事か…
物語の伏線とその回収を パラレルワールドという設定を利用して
別の作品にする。
別々のストーリーで伏線を仕立てるのだから、知る前と後で 全体のイメージは変わるに違いない。
並行世界で、ただのスピンオフでないところがおもしろい。
しかし、やはりパラレルワールドという設定は かなりムリがあるか。
第1人称で考えても、選択によって並行世界は無限にあることになる。
例えば変わりかけた信号を渡るか、渡らないかで、その信号に差し掛かる者が車を止めたり、通過したり、場合によっては事故になったりもする。
主人公の「君」が事故に遭わない並行世界が、近い並行世界に存在しないはずがない。
そもそも、シフト中の事故で植物人間になるのも強引だと感じるし、
ある特定の場所から動けない 幽霊のような存在になるというのは、もっと強引。
さらにタイムシフトなどというイベントで、主人公が「君」と同じ状態になるというのは、もうSFではなく、ファンタジーの世界だと思う。
生死を分ける程に星の数に縛られてる設定なのに それを証明する物もなく
星の数を照合されることも無い。
洗礼の時以外では 星の数は全部自己申告のみ。
いくらでも詐称できる仕組みでは社会は縛れない。
過酷な状況に陥ったのは最初だけ。あとはゆるゆるだった。
親さえも見捨てる存在にもかかわらず、自分の村以外では虐げられる事もなく
世界観の設定に一貫性が無い。