イェーガー派によってひっくり返った壁内の情勢
イェーガー派が壁内人類、マーレの被征服者、そしてジークによって構成されている事を思うと既に局面は民族や国を問題としていない事が判る
それ故に民族や国に依らない価値観も顔を見せ始めるのは面白いね
当初はイェレナ達を監視していたピクシス達が今度は監視される側に、オニャンコポン達の自由を奪っていたジャン達は今度は檻の中。マーレ人のニコロに暴言を吐くのは同じマーレ人
民族や国、そして力関係に立脚していた常識が短い間に幾つもひっくり返ってしまった
安楽死計画を語るイェレナは復讐を空虚と呼び侮蔑の言葉を投げる仲間を平然と殺す。また、アルミンへの態度から彼女の中でジークの計画に賛同する者だけを味方として扱っている事が判る
ジャンもエレンの非道を散々目にしておきながら、単純な裏切り者と考えずミカサを何故殴ったのかという点からエレンの真意を探ろうとしている
そんな状況だからエレンを暗殺しに来たピークが国よりもたった一人の家族の為にこれまで話題に上らなかった「ユミルの民」という価値観からエレンに味方しようと裏切る姿勢が信憑性を持つ
けれど、ピークが仲間としたのは国だとか民族だとかそういった単位ではなく「一緒に戦ってきた」仲間というのは燃える展開
なら、そんなピークから敵とされたエレンの本当の味方は、敵は誰になるのかと気になってしまう。
レベリオの雪辱を果たす為にやってきたライナーを前にしてエレンが誰を信じて誰を信じていないのかが改めて気になった所で一時休止ですか。早く続きが見たいね
友崎の悩みと日南の流儀。プレイヤーかキャラクターか。生産的行動か本当にやりたい事か
相容れないものと思われたそれらについて友崎が答えを見出す最終回
日南に唯々諾々と従ってきた彼がヒナミに歯向かった。それだけでも彼の成長や変化が見えるというもの
風香とのデートから日南の遣り方に疑問を覚えた友崎だけど、一方で日南の指南で得た変化に嬉しさも感じていた。それは大きな矛盾だったのかも知れないけど、風香の言葉は友崎が気にする矛盾よりも友崎が短い期間で手にした変化を肯定するものだったね
これは友崎と同じように自分のやりたい事に向き合っている風香の言葉だからこそ友崎に響く
そして友崎が日南にぶつけたのは友崎のゲーム観を基にしたもの
ゲーム中のキャラクターをプレイヤーとして動かしながらキャラクター目線を重視している。だから彼は人生よりもアタファミに熱中していたしパーフェクトヒロインの日南を寄せ付けない強さを手に入れた
それは日南の流儀だけでは確かに説明できない現象
一方で友崎だってその正体を説明できない
相容れない主張は結局勝敗をつけるものにはならないからリベンジが必要となる。アタファミで日南が友崎に挑み続けるように、友崎は日南が示す課題をこなし続け、そしてその中で日南に「本当にやりたい事」を教え続ける
2人の人生攻略は続く。まだまだ原作が続いていることを考えればいい感じの終わり方が出来た最終回だったんじゃなかろうか
ギリギリまで妹を騙し続けるあおいが恐ろしい……
でも、原作ではサンタの正体を例えに出していたのをキャベツとレタスに変えただけまだ優しさが垣間見える……のかなぁ(笑)
あと、焼き鳥のフォローも有った辺り、この姉妹はなんだかんだ仲が良いんだろうね
そして伊豆旅行のもう一つのお楽しみ、いぬしこ誕生日会。サプライズのつもりが本人達にバレていたのは拍子抜けだけど、それによってパーティーの楽しさが微塵も失われないのはこのメンバーの良い所だね
というか、前回も美味しそうなキャンプめしが登場したというのに、今回も手の込んだ食事ばかりで羨ましい限りです
西伊豆スカイラインを走り父母の足跡を辿り、更に乾燥避けのワセリンから母の経験を知る
普通に旅をしても景色の良さをこれでもかと体感できる伊豆旅行。リンにとってはそれだけに終わらない旅行となったようだね
綾乃と新しい場所での挑戦を約束していたなでしこ。日の出を見て改めて伊豆旅行を楽しむ気持ちを強くした姿には今を本気で楽しんでいる様子が伝わってくるね
パラディ島もマーレも騙し数多の命を磨り潰したジークの行動の原点が親の愛を欲する子供らしい感情に有ったという衝撃
グリシャはエルディアを悪だとする価値観を押し付けられた事に反発した。だというのにそのグリシャがジークに別の価値観を押し付けるという……
愛情を求める子供の苦悩が見えるような回だった
祖父母と両親。それぞれが押し付けてくる価値観に対して相手が喜ぶ回答を返すジークの姿は模範的な子供であるように見える。一方で訓練ではドベであった点からはジークの原動力が家族に褒められたい、愛されたいとの感情が全てである点が透けて見える
だからこそ、結局は自分をエルディア復権の道具としか見ていないグリシャに絶望する
そんなジークに優しく接して似た者同士だと言ってくれたクサヴァーに親近感を覚え、遂には両親を告発する動機となったのは当たり前だったのかも知れない
一方でクサヴァーもジークに不慮の死を遂げた息子を重ねていたという構造
誰も彼もエルディア人に生まれたことによって不幸となり、自分の人生を嘆いている
「生まれてこなければ苦しまなくてよかった」という極論。それを支える親への否定
その考えをエレンが肯定していたのは衝撃的。母を無残に殺された恨みから巨人との戦いに身を投じたエレンが、そもそも生まれてこない事を救済と考えてしまうのは自分の人生全てを否定しているようにも思えるのだけど……
こういう展開になるのか!と様々な感情が波のように押し寄せてくる内容だった……
これまではテイオーに不幸が降り掛かり諦めそうになってもライバルであるマックイーンが指標となり導くという流れが多かった
それがマックイーンが諦めかけた時に構図が逆転する展開があまりに素晴らしい!
マックイーンを蝕む不治の病。踏み込む度に激痛だなんて普通は走るのを諦めてしまう
テイオーの場合は三冠や無敗の夢、ライバルの存在が走りを支えた
対してマックイーンを支えるのはテイオーの存在、もっと言えばテイオーが復帰した時の為に最強で最高のウマ娘で在るとの約束の為だとは!
あの涙からはテイオーに感じた運命がどれ程大きいものであるかが見えてくるようだった…
走れないなら約束は守れない。でも約束は双方向のものだからマックイーンだけが全てを背負わなくても良いんだよね
テイオーの為にマックイーンが最強で在りたいと思うように、マックイーンの為にテイオーが最強に舞い戻ったって良い
2人は互いを最高のライバルと認めあっている。以前マックイーンが手を差し伸べたなら、今度はテイオーが手を差し伸べるのは何の不思議もない
三度の骨折でテイオーが夢を捨てたように、不治の病でマックイーンが泣き崩れたように。それらは諦めるには充分すぎる理由。そういった理由を吹き飛ばすものが有るとすればそれこそ奇跡しか無いが今のテイオーなら起こせると信じられるラスト
最強で最高のライバル関係が紡ぐ物語。視聴者の感情をどこまでも揺さぶってくる本作が起こすだろう奇跡を今から目撃したくて堪らないよ
エレンが明かす自由の不在。アルミンに影響するベルトルトの心、ミカサを束縛するアッカーマンの習性
アルミン達にはエレンがジークに操られているように見えるのに、エレンは今の2人こそ自由意思を失っているという
これではどちらが正しいか全く見えてこない
一方でアルミンが憤ったように、あの会話でエレンが何を言いたかったのかは不明瞭
話がしたいと場を設けたのにそこで口にしたのは2人を侮辱する言葉だけ
エレンの自由意思が何を目指して突き進んでいるのかは全く見えてこないまま会談が終わってしまった点からはエレンがもはや善人では無くなったのだと感じられた
犠牲になった命を無駄にしない為にジークを殺す決断をしたリヴァイだけど、ジークの方が上手だったようで
最強の兵士リヴァイへの必殺の罠。それすらもリヴァイが切り開いてしまった様には恐ろしさすら感じてしまう
調査兵団が仲間の死体を幾つも積み上げて切り開いてきた自由への道。その体現者がリヴァイであるならば、ジークの罠程度で抑えられないのは納得
……それにしてはリヴァイの征く道があまりにも修羅に満ちているのが気になるけど
訓練兵の手によって痛みつけられた教官の姿は潮流の変化を感じる描写。
この裏で過去の時代を思い出すジークは絶体絶命の危機の中、何を考えようとしているのか……
柳と石川達、沢田と男性陣。これまで壁が有った相手と仲良し度が上がる事でフレンドリーさが生まれたり、相手がどういう人物か見極めようとする行動に繋がる展開は良いね
その結果、前半の話は微炭酸というよりも共学高校のおバカな日常っぽくなってしまった気もするけど(笑)
一転して後半はしっとりした兄妹愛へ
前半部では仲良し度が上がる事でコミュニケーションの変化に繋がったなら、既に兄妹として長い時を過ごしてきた2人は今更変化させるものはない。
それが学校ではタイミングすら煩い井浦が家では静かなタイプに変貌させる原因なのかな
でも、兄妹だから変化させるものは無いなら交わす言葉は減ってしまうもの。相手が自分をどう考えているか掴みきれない時は有る
それでも素子が家族が集まる居間で沈んでいたのも、井浦が素子の隣に座ったのも言葉には現れない繋がりを感じさせるシーンだったな
端から見れば仲良い兄妹に見えるのに「嫌われてないといいなぁ」なんて互いに考えている2人は本当によく似ている兄妹だね
これまでも幾度かに渡って「日南の遣り方は正しいのか?」と疑念を持たせるような描写はあったけれど、今回は更に踏み込んで日南葵という人間が本質的に持つ問題点に突っ込む話になっているね
水沢としては思わず羨んでしまうものであり、一歩引いてる自分を変えようと思う程の中村達や友崎の不器用な正直さ
倣うようにあの水沢が本音を曝け出した。だというのに日南はそれに対しても仮面を被り続けたまま
これは水沢の言葉では日南は揺らがなかったという意味に留まらず、日南にとって水沢は本音を明かすに値しない人間という意味でも有るのだろうね
向かい合う相手に本音をぶつければ本音を返してくれる、望ましい関係。それは友崎と風香のデート風景では明確になっているね
スキルを使った会話では不調だった。けれど、その時思った事だけを口にするような会話ではむしろ喋りやすくなっていた
人生というゲームでは強キャラとしてスキルを使い熟した会話だけが正しいのではないと察せられる描写
水沢の告白、風香との遣り取り
それらは日南への疑念を確信に変えるものであり、同時に日南に届けなければならない言葉があると友崎に認識させるもの
ここで日南の対応が水沢と大きく異なるのは日南にとって友崎は仮面で相対する相手では無かったのだろうけど、強靭な信念で仮面を被り続ける日南には今の友崎の本音は通じないのは残酷
人生というゲームにおける弱者という意味で使われた弱キャラという言葉。けれど、ラストでは相手に本気で向き合い言葉を届けられる技量を指して弱キャラと言っている。それは日南の基準における弱キャラではなく友崎の指標に拠る弱キャラ
友崎は弱キャラを抜け出して日南葵を変えられるのか、一つの分水嶺となりそうだね
前回は出発早々になでしこが睡魔に負けてしまったけど、今回はリンが負けてしまう番ですか。まあ、バイクで一人走り続けてきたのだから仕方ないのだけど
その代わり早起きのお陰でミニ一人旅が出来たのは逆に良かったのかも
他に、キャンプ禁止を知らなかった事で回り道をしたけど、その代わりに温泉に浸かりながら絶景を見られた
また、なでしこも昼に寝たせいで静かな空気の中で恵那とキャンプを始めた中で変わったあれやこれやについて話し合うことが出来た
何かマイナスが有ったとしても別のプラスが生じる彼女らのキャンプ模様は本当に穏やかな気持ちで楽しめるものだね
それにしてもなでしことあおいが作ったキャンプめしは本当に美味しそうだね!
アヒージョにアクアパッツァパスタ。更に伊勢海老の炭火焼きまで揃って……
あれは空腹な時に見るアニメじゃなかったよ(笑)
仁義無き姉妹戦争勃発。だからといって本当に仁義を無くしてしまってはどうしようもない
風太郎を巡る争いを競争で済ますのか戦争にしてしまうのか。それによって最近暴走気味の一花と他の姉妹との軋轢が明確に見えた回だったね
三玖は少しずつ成長し苦手な料理を上達させ、遂には風太郎に食べて貰おうという段になった。「好きになって貰える私になる」事を考える三玖として真っ当な手段
けれど、戦争の場では手緩い遣り方であり風太郎の隣を願う一花にとって三玖の姿勢は純粋であるが故に脅威
だからって妹の姿を利用して妹の好意を潰そうとする一花は本当にアウトですよ……
ここで驚きなのは一花と同じ穴のムジナに見えていた二乃の「祝福したかった」という言葉。
また、二乃も一花と同じように三玖に変装するシーンが有るのだけど、そこで二乃がするのは三玖の邪魔ではなく彼女への宣戦布告のみ
二乃は戦争をしていたのではなくスポーツマンシップに則った競争をしていたのだと判るね
ラストに明かされた驚愕の真実。
競争にも戦争にも参加せず皆が幸せになる方法を模索していた四葉。けれど、彼女こそ風太郎が想い続けた「あの子」であったとは
一花と二乃の争い、それに負けそうな三玖。そして争いの舞台に立とうとしない四葉と向かい合う五月
五つ子の関係がぐちゃぐちゃ過ぎてヤバい…
テイオーが走る気概を失わなかった事で戻ってきた日常。骨折の影響は改善したわけでは無いのだけど、気の持ちようによってテイオーの周囲の光景や関係性は大きく様変わりする
それを感じられるような穏やかな回だったね
他のウマ娘を調査するためにヘンテコなコスプレをするテイオー。間が抜けた絵面だけど、希望や夢を失いかけていた前回のテイオーでは難しい芸当。あの格好はテイオーの明るい心を象徴しているかのよう
だから、ネイチャはテイオーに素直な言葉を渡せるし、テイオーもターボやスピカの面々に感謝の言葉を伝えられる
でも、それはごく自然に接している仲間や友人相手だからこそで、身近なライバル相手だと変わってくるのかな?
テイオーにとってマックイーンは様々な事が有り過ぎた相手。そんな相手に感謝を伝えようとすれば単純な「ありがとう」では相応しいと思えない。かといって想いを込めすぎれば告白みたいになってしまう
なら溢れる想いを構えすぎず、そして単調にならない形で感謝を伝えるにはテイオーが取り戻した日常を共に過ごす事で伝えられるのが一番
そんな時間の後だから本音を話せたのかもしれないね
恥ずかしいなら恥ずかしいで良いじゃないと言いたくなる感謝の伝え合い、憧れていたと教え合う2人だけの時間
この2人が再び同じレースに出走する日を見たくなる内容だったね
本作において長瀬麻奈の存在はとても大きく誰もが囚われていると表現しても過言ではない
それは麻奈の記録にこだわるTRINITYAiLEの瑠依などが挙げられるし、長瀬麻奈の歌声を持つさくらも同様
そうした背景を踏まえると今回はそこからの脱却が求められるエピソードだったと言えるのかな?
瑠依が事あるごとに言及する麻奈の記録。けれど朝倉社長からすれば瑠依の考え方には間違いが有る
麻奈は既に過去の存在であり、同時に彼女が打ち立てた記録も過去の代物
過去ばかり見ていては高く飛翔するなんて出来やしない
対してさくらは麻奈からの脱却を図っているね
これは8話における琴乃と同様に自分の、そしてサニーピースの歌を見つけようとする動き。過去から離れ未来へ進もうとする意思を感じさせるもの
だからサニーピースはTRINITYAiLEに勝てる程の素晴らしいステージを演出出来たのかも知れないね
記録は打ち立てられず、グランプリはセミファイナルで消え……
TRINITYAiLEとしては記録に残らない敗北。けれど、社長が掛けた言葉は記録よりも物語を重視するもの
瑠依が敗北よりも感情揺さぶられた父からの褒め言葉。彼女としては満足できる結果を得られたと言えるのだろうね
石川と由紀、そして桜の三人が織り成す恋模様がキラリと光る回
主に由紀視点で描かれる今回の話がとても切なく映るのは由紀が自分を卑下した上で石川や桜を高く評価しているから。嘘の関係が石川や柳、桜を縛っている点を気にかけているから
由紀は柳をフッた背景に嘘が紛れている事に引け目を感じてしまうし、石川を真剣に想っている桜を嘘によって邪魔している状況も辛いと感じてしまう
でも、ここには由紀の気持ちも確かに存在するから、石川の優しさに甘えたい、嘘を本当にしたいとの欲も捨てきれない。そういったドロドロしたものが溢れたのがあのズル休みの場面か
それが止めたのは石川のメールがきっかけ。石川と桜が付き合えば由紀の嘘は終わるから笑顔を作って登校できる
だからこそ石川が嘘に関係なく桜の告白を受ける気は無かった点は衝撃的
由紀から見れば二人共優しい人間で釣り合っているように思える。でも、石川は自分と桜は釣り合わないと卑下する。。石川は自分を卑下する由紀と釣り合うかのように隣に立ったと言える
どこか屁理屈じみた雪と桜の関係。でもそれは雪が春の桜を邪魔する存在ではないと必死に訴えてくる言葉でも有る
だから由紀は石川の隣に居る自分に納得できたのかもしれないね
仙石が幾ら桜の事を持ち上げても咲かなかった想いは実を結ばず涙となって流れ落ちる。その光景は仙石の言う通り、誰も悪くないから辛い……
リア充に混じってのBBQで求められた課題はまさかの中村イジり
これは前回の水沢相手と同じく対等な友達関係を作るための行為
だから課題とはいえ中村イジりが出来た友崎はある程度中村達と対等になれたという事であり、リア充にまた一歩近づいたと言えるのだろうね
相手をイジるという事は相手の言動に耳を傾けるという意味に繋がるのかな
その中では以前否定していたリア充の空気感の楽しさを理解できたし、中村が意中の先輩からキープされてる事実が見えてきたり。あとはまあ、アレのサイズで勝っていることが判明したり……
そういった面は中村をイジるという点を意識しなければ見えてこなかった点だろうね
また、もう一つ見えた面としては水沢の内面が見えている以上に深いものではないかという点
友崎からすれば凄いとしか思えない他校の女子との付き合い。でも付き合えそうだけど付き合いはしない水沢の迷いの根幹は友崎には見えはしない
「何でも出来ちゃう」という言葉は友崎のまだ知らないリア充なりの悩みがあるように感じられる言い方だったね
中村と優鈴をくっつける作戦は最終局面へ。課題も仕上がっている今、友崎が向かい合うのはエクストラステージ
何処から何処までが日南の演技なのか、友崎の復讐は効果覿面だったのか
思わせ振りなラストに次回では何が起きるのかと気になってしまうね
今回は伊豆への道中が描かれているね
バイクで向かう一人旅のリン、車で向かう団体旅行のなでしこ達
それぞれが異なる形で伊豆への旅路を満喫するものだから、一粒で2度美味しいといった心境になれるね
その旅路の裏で進行していたのはなでしことあおいを祝うための準備
伊勢海老料理を作りたいからって先生に禁酒させる千明は中々の策士
まあ、それ以上に純粋に根回ししていた恵那が素晴らしかったんだけども(笑)
それにしても息をするようにホラを吹く犬山姉妹が恐ろしい……(笑)
起き抜けにあんな嘘を姉妹揃って真顔で言われたら、どれだけ荒唐無稽な嘘だろうと信じてしまうかもしれない
結局、トンボロに関する会話は千明の読み通りなのか、それとも深読みだったのかちょっと気になりますよ(笑)
民族単位でパラディ島住民の罪を糾弾して来たガビは個人単位で罪を判断するカヤによってブラウス家に受け入れられた
だというのに、個人単位で罪を見ればガビが糾弾される側に回ってしまう皮肉な展開が恐ろしい
相手の罪状を集団で見るか個人で見るか
ニコロは元々パラディ島住民を悪魔と考えていたが、サシャとの出会いで考えが変わった
ニコロにとってサシャはパラディ島住民を集団ではなく個人として見るきっかけを与えてくれた人物。だからサシャを殺したガビを立場も場所も手に持った物も忘れて殴りかかってしまった
これに対してブラウスの考え方は集団よりも更に大きいものだったね
世の中の構図そのものを見て、命の奪い合いをする環境を『森』と例えている。狩人だった彼は罪を環境に拠るものと考え、個人相手でも集団相手でも糾弾しない
でも、それを誰もが受け入れられる訳ではない点がカヤの激情から見えてしまったのは悲しいね……
イェーガー派の襲撃、エレンを見捨てる判断をする調査兵団
その中でアルミンとミカサに会いに来たエレン。調査兵団という集団に対して何も話さなかった彼がここに来て個人として二人に話したい事とはどのような意味を持つのだろうね