話としての進展は無く、セイランの死を振り返る回。
前回恐れた悲惨な話ではなく良かったが、最終話としては異例だな。
op曲を流すタイミングがあざといが、まんまとやられて嗚咽。
アリちゃん目線で色々描かれている話。原作通りに進めると中途半端で終わるから、あえて構成を変えて先回しで描写しているっぽい?
「会いたい 君に会いたい」がどれだけ響くか。
改めてセイランちゃんを失ったアリちゃんの気持ちの折り合いを付けるのが丁寧だったな~と。OPを流すタイミングも含めて!
最終話であらためてセイランの死と向き合うアリにフォーカスを当てたのは、随分と攻めた構成だな…。
平気なフリをしてても、いやでも思い出してしまう愛するあの子のことを。
大切な人が好きだった姿のままの自分を貫きたかったアリが、ついに堪えきれず涙を流してしまったのはグッときたね。
それもこれも全部雨のせいだ。悲しい気持ちにさせるもんな。なんかタイムリーで現実でもめっちゃ雨振ってるし。
ただその悲しみを洗い流すのも雨なのかなって。
アリが雨は好きだけど嫌いって言ったのもそういうことなんじゃないかと思ったり…。
晴れ間が差し込み始めた先に、走り出すアリの姿は逞しい。キミのいない明日を、今日も生きていく。
『会いたい 君に会いたい』のフレーズから始まるOPがわざとらしく流れ出すのも一興。
何処迄が回顧で何処からが幻覚か分からんくらいに色濃く想い出が積み重なってるし、直ぐ傍に居た人を欠いた今に慣れるなんてそう簡単に出来るもんじゃ無いけど、其れでもセイランとの想い出を巡らせ彼女の為に見栄を張り続けようとして、シーナやミミとはまた違う形で今の儘から変わろうと進み出したアリでは有ったんかな。にしても一番良い処で“会いたい”の歌い出しを流すとは、よりアリの想いを引き立てたというか単に人の心が無さ過ぎるというか…。
ところでラストでエスタが話してた人とはどんな関係なの、其れ次第によってはアリにしてた身の上話もまた変わって来そうなんだが。あと門の外は学校とはまるで違う世界みたいだったが、いやホントに違う世界なんて事は有るのか?まぁどんな目的と大義名分で戦争してるのか分かってなさそうなのと同様に、ホントに違う世界だとしてもそんなのは前線の兵が知る事じゃ無いんだろうなきっと。
前回まで散々ミミとシーナのことやっておいて最後はまたアリのセイランへの想いにフォーカスなのか….攻めた構成だけどこれやるなら最終話じゃなかった方が…とは思ってしまうな。
単話としては時間が経過してようやく自分の心の底の思いにも向き合えたアリの様子が描写されていて良かった。
最終回であえて主人公カプじゃなくて、死別したカプの死に折り合いをつける話で終わるの、それは視聴者を過信しすぎだろってなった 1クールでどんな変化があったかを総括するのが、ストーリーのあるアニメってもんじゃないんですか
達観しているように見えたアリの、年相応の弱さが印象的な話だった。
「好きな人にはいつだってカッコつけたいもんね」というエスタの言葉は、アリ自身がうまく言葉にできずにいた気持ちを、代わりに言語化してくれたのかもしれない、その後の、少しスッキリしたようなアリの表情からは、一歩踏み出せたような印象を受けた。
セイランの死をきっかけにしたミミとシーナの心の変化と衝突、そしてその収束を12話までで描き、13話でアリの内面を描いたことで、セイランの死を受けた3人それぞれの心情の変化が綺麗にまとまったように思う。
ありし日の思い出を幻視
何も変わらない日々でも
あの日も雨だったから
門の外、涙、あの子が好きになってくれた私のままで