アニメーションをテーマとしたアニメ、説得力を持たせるために相当な労力を費やしているだろうことが想像される。
ボロボロの部室や複雑な高校の校舎、空想の世界でのイキイキとした動き、作りこまれている。
また、セリフの掛け合いにも絶妙なテンポ感がある。
回転を平面に落とし込んだとき、たしかに回転角が45度の時点で高さ方向には上方に詰まっている。なるほどなぁとなった。
風車を回すのに悪戦苦闘する。
キャラクターにアニメーションを語らせなければならないので、
そのシーンの画の説得力を出すための労力とプレッシャーが想像し難いが、
見事に表現していると感じた。
製作側の誠実さというか、チャレンジングというか、映像研に負けないぞという意気を感じたところ。
もう一つ。
風車が回転しているように見せる風の表現の例がいくつか提示されるが、
最後に作中の現実風車が回る演出を出し、
しかも風の表現を窓に吹き付ける雨跡が強風で流される描写で、さっきの例とは違う表現をしてる。
同時に止まっていた風車が回り出したのと映像研が動き出したのとをかけてるのかとも思た。
なるほど、そうやって映像研が出来たのね。それにしてもすごい機材そろってるな。。
浅草氏の枠にとらわれないイマジネーションや高校のわけわからん構造を、シーンによって様々な手法で表現してあって見てて興奮する。やっぱ湯浅監督すごいわ。
アニメをつくるのがどれだけ大変か分かるな。
マンガをアニメにするにあたって効果的な改変が考え抜かれているのが、作品の意味にもマッチしていて最高に良い。今回だとボートの造形とか。部室での会議や撮影台の説明にやたらと尺を使ったり。
あとやっぱり3人娘が本物の女子高校生っぽいのがいいよなー。深夜アニメに毒されてると男っぽく見えるかもしれないけど、映像研は現実にかなり近いからね。
全てにおいて申し分無し。原作を見事にアニメーションに出来ている。面白いっすねぇ!
そうか!屏風の虎を引っ張り出すアニメなんだな?!芝浜高校の潤沢な予算すごすぎ。撮影台とな?!設定世界の水彩描写もグッと来る。個人的には今季最大の期待を!
いきなり爆誕。
勉強になるなあ。まあ、セルも撮影台も今ではロストテクノロジーになってるけど……。
回転する動きの角度によるツメの話とか、普段何気なく見ているアニメの、自然に見えるが故に特に意識されない動きの中に、どれだけの観察と工夫があるのだろう、と畏怖を覚える。
2話も面白かった。
浅草・金森の低い声と独特の喋りがもう心地良い。
風車が自然に回る動画を描くにはなるほど、あんな工夫が必要なんだ。
女子高生ながら金を動かすことを考えられる金森氏みたいなタイプは貴重かも。
映像研の設立。アニメ製作の基礎説明回。
今回も金森氏が二人を良くまとめてくれた。
アニ研が残した下書きを元に風車の絵を動かす。
風車一つとっても羽の角度や動くスピードによってリアリティの有無が出てくる事が良く分かる。
技術的な話が難しいけどおもしろい。旧アニ研の予算すごかったんだろうな。
映像研が爆誕し、必要な資材を揃える。
風車を回す動画を作成する。
ソファーは売って活動資金にするのかと思った。
与えられた部室より、旧アニ研倉庫で活動した方がいい気がする。
アニメ製作の教材みたい。
金森はアニメに興味は無さそうだけど、話は通じるから頼もしい。部の立ち上げで上手いこと言いくるめる様子は、スポンサーに説明したものとは全く別のものを作る富野みたい。アニメ禁止を主張する教師に詰め寄る饒舌さ・反骨さはうる星のメガネを思い出させる。
浅草は肝心なときにヘタれる。
事故映像がTVで放送されてどうなることやら。
映像を見てるだけで楽しい
アニメの凄さが改めて分かる
着実にアニメ作りを進めてるな
そんな都合よく作画環境が整うかよぉ、と思ったりもしたけれども、アニメを作るアニメなので、そこはトントン拍子でないといけないのだろう。多くの人が指摘するように全員が男性っぽいが、そこもツッコんではいけないところだろう。結果、満足だけが残るね。