ラップバトルでぶつかりあって仲良くなるのが最高。
登場人物がみんなぶっ飛んでて全体的にギャグ調だからこそ、音楽パートの演出に「荒削りの良さ」みたいなのが出てると思う。
勢いがスゴいアニメ。
サクッと死んだと思ったら10年経ってて佐賀がピンチでいきなりアイドルやらされて、まるでジェットコースターみたいな始まり方。
面白い。抜群の掴み。
プロデューサーの癖が強すぎてずっと笑ってられる。
このギャグの雰囲気なら最後まで楽しめそうな予感。
一年ぶりの復帰で優勝するのドラマチックすぎる……
レース後、出走馬も含めてみんなでトウカイテイオーに寄り添って祝福するのがグッと来た。
ステージが「ユメヲカケル!」の2番だったの良いなあ。
最後に映し出される「成長した二人」と「競い合う二人」。
ED はやっぱり「うまぴょい伝説」。
笑いありドラマありで、本当に良かった。
このアニメを通して幾度となく二人には絶望的な状況が降りかかってきたけど、必ずどちらかは希望を信じてるのが本当に良い……。
エンディングの仕掛けもスゴい。
・二人の歌パートが逆
・集合絵の流れ方が逆
挫折を何度も味わったトウカイテイオーをメジロマックイーンが鼓舞してきた、というのが今までの構図だったのが、今度はメジロマックイーンを鼓舞するためにトウカイテイオーが立ち上がる、という二人の立場の反転を表す粋な表現。
こういうのを観ると、至るところにこだわりと愛が詰まった良いアニメだと感じさせられる。
理解できないまま終わった。
「演劇の内容が過去とリンクする」という発想は良かったけど、アイデア一発というかんじで物語に深みを与えるところまでいっていないのが惜しい。
飛んだ後の世界は一体なんなのか。
せりあが舞台上で三人による和解を説いたことで「イノベータもゲイザーも居ない世界」になったのかもしれないけど、判然としない。
ありすと両親が無事に帰ってきた描写があったものの、成長後のありすは劇中には登場しないので存命かどうかも不明。
劇団員はあの世界でも最終的にはアリスインに集うことになるんだろうけど、その必然性は?
理解が追いつかなかった。
総じて、世界の掘り下げも心情の掘り下げも不十分だったと感じる。少なくとも自分には納得できる部分があまりなかった。
「よく分からないけどハッピーエンド」というのは釈然としないけど、雰囲気アニメと思えばこれでオッケーなのかな。
一気に元の路線に戻してきてビビった。前回の話はなんだったのか。
神になろうとしていた三四の座を奪う形になった沙都子。そして繰り返される「絶対」という言葉。
沙都子がラムダデルタになる物語だという言説が多いけど、沙都子がラムダデルタの駒みたいな線はないのかなあ。
そうなるとあまりにも「うみねこ的」にはなってしまうけど。
卒でどういう決着が待っているか、待ちきれないなあ。
炭酸抜きコーラには笑った。
ギャグも交えつつ、ライバルだけどお互いが憧れを抱く存在というトウカイテイオーとメジロマックイーンの関係性をしっかり掘り下げた良いエピソードだった。
麻奈の想い、さくらの想いが両方とも丁寧に描かれていてよかった。
たとえ同じ歌声の人が居たとしても、自分がパフォーマンスしなくては意味がない。そういう意志こそがアイドルとしてのプライドなんだなあ。
麻奈の心残りは、やっぱりトップアイドルとしての姿を牧野に見せられなかったことなのかな。10人が頂点に立った時、成仏できるんだろうか。
ゆるいギャグの連続だったこれまでのエピソードから一転、急にライブが満員になって戸惑った。
置物さんが起こしたミラクル、ってことでいいのかな。
「良いアニメっぽく終わらせた」ギャグ展開なのかなーとは思いつつも、唐突すぎるので置いてけぼり食らった感がある。
深く考えないことにしよう。
ツインターボが最高だった。
このアニメの関係性の描き方がすごく好き。テイオーにとってはライバルと言えるほどの存在ではなかったツインターボがテイオーに勇気を与える側になるの、本当にエモい。
復活したテイオーが早く見たいな。
「もうあんな風には走れないんだ」
すごく重い言葉。
ウマ娘はアニメで挫折を何度も何度も描いて、その度に這い上がる様も見せてきた。
しかし、もうかつてのようには走れないという身体のハンデを負ってしまった以上、これまでのような流れで復活することは難しそう。
それでもまだ、「精神は肉体を超えられる」という様を見せてくれるんだろうか。
やっぱり仲間の存在って大きいよね。
長瀬麻奈の妹だからとか関係なく「自分」を見てくれる存在が居て再起するのは良かった。
チームを組ませた意味ってそこにあるんだろうなあ。
頂点に立つのは孤独、というのを体現していたエピソードだった。
けどミホノブルボンという存在のおかげでライスシャワーは救われていると思う。
かつてはミホノブルボンの背中を追いかけていたライスシャワーが、逆にミホノブルボンに追いかけられる側になって走る意味を与えられる、という点が良い。
やっぱりライバルとして認められるのって、その人にとって大きな意味を持つんだなと思わされる。